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西原宏一の「ヘッジファンドの思惑」

米ドル/円は146円台の26週移動平均線に注目! 明確に
割り込めば、下落がさらに加速する可能性も! 市場は
ECBの連続利下げを想定、ユーロ/円の続落にも警戒

2023年12月07日(木)16:50公開 (2023年12月07日(木)16:50更新)
西原宏一

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米ドル/円は神田シーリングを超えられず、26週SMA付近へ急落!

 みなさん、こんにちは。

 11月の米ドル/円は、「神田シーリング」といわれる152.00円を超えられず。

 個人的には、1米ドル=152.00円を超えたレベルで当局から大規模な米ドル売り介入が実施され、米ドル/円は急落というシナリオを描いていましたが、結局、当局の米ドル売り介入はありませんでした。

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米ドル/円は目先、152円レベルで介入が実施される可能性が高い! ただし、日銀は金融緩和の継続を示唆、2024年に向けては155円~160円へと円安が継続するか(2023年11月10日、西原宏一)

 しかし、ドル金利の低下もあり、米ドル/円は介入が実施されたかのように反落を開始。今週(12月4日~)の米ドル/円は、一時146.23円まで急落しています。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足

(出所:TradingView

 これで、米ドル/円は高値からあっという間に568pips(5円68銭)も急落。当局の介入がなくても、米ドル/円は152.00円の巨大なオプションを超えられないという結果になりました。

米ドル/円は26週SMAに注目! 明確に割り込めば、下落がさらに加速する可能性も!

 今回の米ドル/円の高値は、11月13日(月)につけた151.91円。

 昨年(2022年)の高値は151.95円ですので、米ドル/円はこれでダブルトップを形成したことになります。

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米ドル/円 週足
米ドル/円 週足

(出所:TradingView

 152.00円のバリアオプションが強烈だったことも再確認し、米ドル/円は調整局面入りしましたが、問題は「米ドル/円の押し目がどこまで深いのか?」という点です。

 僕が個人的に気にしているのが、米ドル/円の26週SMA(単純移動平均線)。本稿執筆時点で、146.31円に位置しています。

 今週の米ドル/円の安値は146.23円ですが、26週SMAをクリアにブレイクしていません。

 この26週SMAをクリアに割り込めば、米ドル/円の下落がさらに加速する可能性もあるため注目しています。

米ドル/円 週足
米ドル/円 週足

(出所:TradingView

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ユーロ/円は164円でトップアウト!2024年のECBの連続利下げも織り込み始め、ユーロ円の急落に警戒

 一方、マーケットでは米ドル/円以上に調整が懸念されている通貨ペアがあります。それはユーロ円です。

 ユーロ/円については、11月2日(木)の当コラムで反落する可能性をご紹介させていただいていましたが、やっと反落したという展開。

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円安よりもユーロの急失速に警戒! ユーロ/円は156円程度まで下落する可能性が高まる!米ドル/円は高値を追わず押し目待ち、目先は148円~152円でもみ合いか(2023年11月2日、西原宏一)

 ユーロに関して弱気な要因については、まず、11月2日のコラムから抜粋します。

2023年11月2日(木)公開のコラムから一部抜粋
では、年末にかけて値を下げそうな通貨は何か?
僕はユーロの失速が目立ってくるのではないかと考えています。
ユーロはまず、イスラエルとハマスの衝突の影響。
そして、10月26日に行われたECB(欧州中央銀行)金融政策決定会合で、2022年7月に利上げに着手して以来、11会合ぶりに利上げの見送りを決定したように金融政策の面からも徐々に上値が重くなってきています。
加えて、ドイツを筆頭とする欧州域内の貿易収支が悪化していることもあり、ユーロ/米ドルの戻りは限定的。

 これに加え、来年(2024年)のECB(欧州中央銀行)による連続利下げが急速に織り込まれ始めたことが、ユーロの下落に拍車をかけています。

 金利先物市場では現在、2024年にECBが6回の0.25ポイントの利下げをおこなうことを織りこみつつあります。合計で1.5ポイントの利下げが実際に実施されれば、中銀預金金利は2.5%へ低下することになり、利下げが第1四半期(1月~3月)に始まる確率も、約80%となっています。

 以下のグラフは、金利先物市場におけるで織り込まれている金利の水準(インプライド金利)を表したものですが、来年(2024年)10月の2.500%への低下が見込まれています。

金利先物市場における織り込み度
金利先物市場における織り込み度

※執筆者提供のデータをもとにザイFX!編集部が作成

 ECB政策理事会メンバーで、特にタカ派的とされるシュナーベル理事はロイター通信との最近のインタビューで、インフレ率の低下は「目覚ましく」、展開は「心強い」とコメントしています。

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ユーロ/円はサポートの157.00円を割り込むと、下落が加速する可能性が高い!

 問題は為替市場です。

 金利先物市場は、ECBの利下げを急速に織り込んでいますが、為替がそれを充分に織り込んだのかどうか?

 まず、僕がユーロクロスの行方を占ううえで参考にしているユーロ/スイスフランは、年初来安値である0.94スイスフラン台前半で軟調推移。

ユーロ/スイスフラン 週足
ユーロ/スイスフラン 週足

(出所:TradingView

 次に、対米ドルのユーロ/米ドルは、高値の1.1017ドルから1.0760ドルレベルと、まだ調整は浅い段階。

ユーロ/米ドル 週足
ユーロ/米ドル 週足

(出所:TradingView

 そして、今年(2023年)の最強通貨であるスイスフラン/円が33円も暴騰する中、注目のユーロ/円は27円弱も急騰しています。

ユーロ/円 週足
ユーロ/円 週足

(出所:TradingView

 ただ、前述のように、ドル金利の低下で米ドル/円が反落。そして、来年(2024年)のECBの連続利下げを織り込む形でユーロ/米ドルが下落を開始。

 ユーロ/円は米ドル円とユーロ/米ドルの合成通貨ペアですので、その結果、ユーロ/円の下落が鮮明に。

ユーロ/円はサポートである157.00円を割り込むと、下落が加速する公算が高いため注目しています。

ユーロ/円 日足
ユーロ/円 日足

(出所:TradingView

 米ドル/円は152.00円の神田シーリング、ユーロ/円は164円でトップアウト。金利先物市場ではECBの連続利下げを織り込みつつあり、ユーロ/円の続落に警戒です!


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