【オンライン交流会開催のお知らせ】
田向さんのメルマガ『田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!』内で開催されている、オンライン交流会の第13回目の開催が決定しました!
開催日時は、4月5日(金)20時30分からで、参加できるのは3月26日(火)までにメルマガ購読者となった方です。政府・日銀による為替介入への警戒感が高まるなか、米雇用統計の発表を前に、みなさんで相場の状況を整理しましょう。
「オンライン交流会の雰囲気ってどうなの?」「田向さんのメルマガはどんな内容なの?」という方は、以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。
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また、田向メルマガが本当に儲かっているのかを、ダウ理論が上向きに転換したら買い、下向きに転換したら売る「ダウ理論の転換トレード」で検証した記事も、併せてご覧ください。
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⇒半年で1000pips超の利益! ダウ理論の転換トレードで、米ドル/円は2度の一撃600pips超。流れが変わるポイントをメルマガで先取りし、逆指値注文でトレード完結!
米ドル/円は151.96円まで上昇して、2022年高値を3銭だけ上回ったが、この高値更新には意味がある
米ドル/円は、先週火曜日(3月26日)に本コラムを掲載した翌日の3月27日(水)に151.96円まで上昇して、2022年以来の高値をわずかですが更新しました。
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⇒米ドル/円の150.25円割れを介入で狙えば効果的なことも、152円超えの介入は円安容認とされ、月足、週足、日足レベルで170円方向へ向かうことも日本当局は把握(3月26日、田向宏行)
米ドル/円は、少しずつ未知の世界に足を踏み入れています。
2022年の米ドル/円の高値は、10月21日(金)に政府・日銀が介入して上昇を止めた高値151.93円でしたが、先週3月27日(火)にここを上抜けました。
ただ、その差はわずか3銭で、そのあとが続いていません。
(出所:TradingView)
3月27日(水)はイースター(復活祭)前だったため、流動性が低い相場でオーバーシュートしたのかもしれませんし、152円に近づいたので売り手が増えたのかもしれません。
こうした相場の中身を知る人は誰もいないので、市場参加者は誰もが値動きから推測する以外にはありません。
それでもチャート分析では、この高値更新は意味があることです。
日足のレンジが上に拡大しただけでなく、週足と月足のレンジが上向きに転換したからです。
つまり、この新高値ができたことで、日足だけでなく、週足、月足もさらに上昇する可能性を示していることになります。
ただ、そうしたチャートの示す状況は当局も知っているはずなので、そのうえで当局がどう動くのかが注目されます。
米ドル/円日足は事実上、150~152円の2円幅をどちらに動き出すかが注目点
米ドル/円の下方向は先週のコラムと変わりません。
ダウ理論の日足レンジは上が3月27日(水)高値151.96円、下が3月21日(木)安値150.25円で、150.25円を割ると、日足レンジが下方向に転換して、米ドル/円は下げる可能性が高まります。
逆に言うと、150.25円を割らない限り、米ドル/円日足は上昇が続くことになります。
下が150.25円ということは、事実上150円が相場の壁になっているものと思われます。
このため、米ドル/円日足相場は、上が152円、下が150円の2円幅をどちらに動き出すかが注目点です。
(出所:TradingView)
よって、152円の上では買い、150円の下では売りを仕掛けるポジションが多いと思われますし、同時にレンジ内で仕掛ける人は、152円手前で売り、150円手前で買いを仕掛けることになります。
これは拙著『相場の壁とレンジで稼ぐFX(改訂版)』でご説明した、相場の上下の壁を使う基本的な戦略です。
米ドル/円の週足や月足はレンジ下限が切り上がった。140円割れで円売りの力を大きく切り替えられる可能性
日足チャートは先週時点と大きく変わりませんが、2022年高値を上抜けて新高値をつけたことで、週足や月足はレンジが転換してレンジの下限が上がりました。
特に月足は、これまでのレンジ下限が2023年1月安値127.21円でしたが、今回の高値更新で2023年12月安値140.24円まで大きく切り上がりました。
(出所:TradingView)
また、週足もレンジ下限がこれまでの2023年12月28日(木)安値140.24円から3月8日安値146.46円に切り替わります。
(出所:TradingView)
ということは、引き続き米ドル/円は上方向への動きが続きますが、140円割れまで下げる力が働くと、チャートからは円売りの動きを大きく切り替えられる可能性が出てきます。
当局が本気で円安を抑えようと考えているなら、チャート上は以前よりやりやすくなったのかもしれません。
米ドル/円1時間足では、151.20~151.82円のわずか62pipsの値幅内の動きがずっと続いている
問題は、こうした当局の思惑が見えないので、市場参加者は動きにくくなっていることです。
米ドル/円が動きにくく、市場参加者が減って流動性が下がると、当局にとっては介入効果が出やすく、もしかするとこれも好都合なのかもしれません。
3月27日(水)に151.96円の高値をつけたあと、米ドル円はこの日の値幅内の推移が続いています。
特に、1時間足チャートを見ると、3月27日(水)17時足の高値151.82円と、20時足の安値151.20円のわずか62pipsの値幅内の動きがずっと続いています。
(出所:TradingView)
17時足の151.82円を上抜けると、この上は同日(3月27日)高値151.96円が目前で、ここが現在までの高値なので、介入警戒も高まりそうです。
一方、3月27日(水)安値でもある20時足安値151.20円を割り込むと、日足レンジの下限である150.25円に向かう可能性が出てきます。
いずれにせよ、米ドル/円日足はわずか2円幅の推移が続いているので、まずは3月27日(水)の値幅をどちらに抜けるか次第です。
チャート分析からは上昇の可能性が示されますが、もし介入となると暴力的な動きになるので、買いポジションの損切りなど資金管理に注意することになります。
【ザイFX!編集部からのお知らせ】
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さらに、トレーダーを孤独にしたくないとの思いから、月2回、Zoomなどでオンライン交流会を実施する予定です! 田向さんに相場の見方を直接聞いたり、メルマガ読者同士で交流したり―――顔出しなしでもかまいませんので、お気軽なご参加をお待ちしています。
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