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田向宏行式 副業FXのススメ!

米ドル/円は日銀の政策変更で150円を上抜け。148.91円
割れで出来た売りの損切りを、150.71円超えまで待つワ
ケは? 複数の時間軸を使うと多くの戦略を立てられる

2024年03月19日(火)18:27公開 (2024年03月19日(火)18:27更新)
田向宏行

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【田向メルマガからお知らせ】

 田向さんのメルマガ『田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!』は配信開始から半年を迎えた。

田向メルマガは半年間でどれくらい儲かっているのか―――チャートの分析やトレードの提案をしても、自身のポジションや売買シグナルを配信しない田向さんだが、それでも田向メルマガの実績を確かめる方法は存在した。

 ダウ理論が上向きに転換したら買い、下向きに転換したら売る「ダウ理論の転換トレード」で、田向メルマガの実績を検証したらどうなったのかをまとめたので、メルマガ購読者や購読を検討している方は参考にしてみてはいかがだろうか。

【※関連記事はこちら!】
半年で1000pips超の利益! ダウ理論の転換トレードで、米ドル/円は2度の一撃600pips超。流れが変わるポイントをメルマガで先取りし、逆指値注文でトレード完結!


米ドル/円は日銀の政策転換で150円を上抜けてきた。150.71円を上抜けると日足は再び上向きになる可能性

 米ドル/円は、本日(3月19日)日銀の政策転換で150円を上抜けてきました。直近は150円台半ばの壁で止められています。

 日足レンジの上限は3月1日(金)高値150.71円なので、ここを上抜けると再び上向きになる可能性がでてきます。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

先々週のコラムでもご紹介しましたが、米ドル/円日足は148.91円を割り込むと、ダウ理論が転換して下向きとなり、その後3月8日(金)に146.46円まで2円ほど下げました。

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米ドル/円は148.91~150.87円の日足レンジで膠着3週間目。150.87円超えは151円台に相場の壁。148.91円割れはダウ理論の転換と21日SMAから下げる可能性高まる(3月5日、田向宏行)

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

 この3月8日(金)安値は米雇用統計で出来た安値で、1時間足で見ると、米雇用統計のあった22時足の高値は147.48円でした。

 このため、週明けの3月11日(月)のメルマガでは、147円台半ばを上抜けると調整入りする可能性があることをお伝えし、一部利確を考えてもいいレベルとお伝えしています。

田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!
2024年3月11日(月)14:51の配信メールより一部抜粋

USDJPY 147円ミドル
このため、USDJPYも147円ミドル付近を上抜けるようだと、調整の可能性を考えてもいいと思います。
日足は3/8高値=148.10を上抜けると調整しますが、1時間足レンジでは、147.48を上抜けると調整入りするからです。
~中略~
こうした点から、下方向を維持しつつ、場合によっては利確を考えてもいいレベルと思われますが、先の質問回答でも触れたように、この辺は各個人の性格や考え方次第と思います。

米ドル/円 1時間足
米ドル/円 1時間足チャート

(出所:TradingView

 一方、こちらのコラムは毎週火曜日更新なので、先週のコラムで調整入りの可能性に言及しました。

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米ドル/円はダウ理論のとおり148.91円を割り込み、米雇用統計の前日から下げ始めた! ダウ理論と適切な取引方法で、値動きが激しい相場に張り付かなくても利益を狙える(3月12日、田向宏行)

148.91円の下で3月7日(木)に出来た売りポジションを保有している場合、現在はマイナスになっているはずです。

 相場なので仕方のないことですが、あまり気分のいいものではないでしょう。

 ただ、これが相場なので仕方ありません

150.71円を超えて損切りになってしまえば、それは仕方のないこととして受け入れるしかない

 レンジの中で戻す動きが強まると、弱気になる人も多くいます。

 この米ドル/円では、150円台で損切りすれば、150.71円の上に置いているはずの当初の損切りよりは、少し損失がが減ると考えやすくなります。

 しかし、こうした自分の感情に基づく判断は、あまりオススメしません

 相場取引は、欲望と恐怖心のゲームなので、人の感情が取引に大きく影響します。

 このため、その時の感情で取引すると、その後も同様の取引を続けやすくなってしまいます。

 たぶん、それでいいことはあまりありません。

 だから私は、値動きの事実とそれに基づく理論的値段を使います

 相場取引のすべてで勝つことはできないので、自分の感情による判断をできるだけ避けて、値動きに従うのがいいと思っています。このことは拙著『相場の壁とレンジで稼ぐFX(改訂版)』などでも詳しく説明しています。

 米ドル/円が150.71円を超えて損切りになってしまえば、それは仕方のないこととして受け入れるしかありません

 そもそもこの損失は、売りポジションを作ったときにわかっていた損失額なので、その分を失う覚悟の上で利益を追求したのですから、仕方がないということと考えています。

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田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!

ダウ理論を複数の時間軸で使うと、多くの相場の壁を利用した戦略を立てることができる

 それでは、よい取引はどうだったかも考えてみましょう。

 3月11日(月)のメルマガ配信でご案内した、3月8日(金)の1時間足レンジが転換した時点か、3月8日(金)高値を上抜けて、日足が調整入りした時点で、一部または全部の利確をしておくのが、結果的には一番良かったでしょう。

 これは、その後戻してきているから言えることで、もしあまり戻さず再びさらに下げていれば、この取引で少し利益を減らすことになっているはずです。

 つまり、相場の先行きは誰にもわからないので、その時々で相場の壁を使いつつ選択するしかありません。

 メルマガ読者とのオンライン交流会でも、米ドル/円の売りポジションはすでに決済されている人もいました。

【※関連コンテンツはこちら!】
FXのことをなんでも相談できるオンライン交流会がスタート! 田向宏行さんがチャートを交えて直接答えてくれた! 参加者同士の交流も

 ただ、ダウ理論の初心者の方には、自己裁量の取引から脱却するために、ダウ理論どおりの取引を少額で行うことをお勧めしているので、ダウ理論に従っている人もいらっしゃいました。

 さらに言えば、1時間足ダウ理論が上向きに転換した時点で、売りポジションを決済するだけでなく、新たに買いポジションも作っていたら、より多くの収益を狙えています。

米ドル/円 1時間足
米ドル/円 1時間足チャート

(出所:TradingView

 この買いポジションは現在も保有されていますし、直近は本日の日銀の政策転換があった12時足の安値148.89円を割れない限り維持されます。

 ということは、日足では日足レンジ上限を上抜けず、ダウ理論が下向きのままの状態で、本日の12時足安値を割り込むと、米ドル/円は下へ向かう可能性が出てきます。

米ドル/円 1時間足
米ドル/円 1時間足チャート

(出所:TradingView

 このように、ダウ理論を複数の時間軸で使うと、多くの相場の壁を利用した戦略を立てることができます

 オンライン交流会では読者の方の質問に答えつつ、チャートを表示しながら説明していますが、ここでも時間軸の切り替えは重要です。

 直近は日足レンジ上限150.71円を上抜けるかに注目しつつ、1時間足や週足など時間軸を切り替えて、それぞれでレンジがどうなっているかも見てみると、参考になるのではないでしょうか。


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 ザイFX!で新連載をスタートした田向宏行さんと、ザイFX!編集部がお届けする有料メルマガ、それが「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!(月額:4400円・税込)」です。

田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!画像

 FXや投資に関する書籍7冊が、計10万部超えの人気を博す田向さんが、100年以上続くダウ理論を基に、チャートポイントやテクニカル分析を配信します。

 さらに、トレーダーを孤独にしたくないとの思いから、月2回、Zoomなどでオンライン交流会を実施する予定です! 田向さんに相場の見方を直接聞いたり、メルマガ読者同士で交流したり―――顔出しなしでもかまいませんので、お気軽なご参加をお待ちしています。

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