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田向宏行式 副業FXのススメ!

米ドル/円はこの数日、往復ビンタを食らいやすかったが、
レンジ内でも副業FXでも勝つ戦略はあった! 相場が動く
場所をダウ理論で把握し、事前の逆指値注文で取引を完結

2024年06月11日(火)18:04公開 (2024年06月11日(火)18:04更新)
田向宏行

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オンライン交流会開催のお知らせ】

 田向さんのメルマガ『田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!』内で開催されている、オンライン交流会の第17回目の開催が決定しました!

 開催日時は、6月15日(土)20時30分からで、参加できるのは6月5日(水)までにメルマガ購読者となった方です。米ドル/円は引き続きレンジのなかで方向感が出ていませんが、相場がお休みの土曜日に、みなさんで状況を整理しましょう。

 「オンライン交流会の雰囲気ってどうなの?」「田向さんのメルマガはどんな内容なの?」という方は、以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。
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FXのことをなんでも相談できるオンライン交流会がスタート! 田向宏行さんがチャートを交えて直接答えてくれた! 参加者同士の交流も

★ザイFX!で新たにスタートした田向さんの有料メルマガ「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!」では、会社員などトレードにかける時間がない人に最適なメルマガを配信! メルマガ登録後10日間は無料解約可能です。

田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!

米ドル/円は151.84~157.97円の日足レンジを抜けない限り、方向性が出ない。レンジ状況下での戦略を過去のメルマガから紹介

 今週(6月10日~)の米ドル/円は、明日、水曜日(6月12日)の米CPI(消費者物価指数)とFOMC(米連邦公開市場委員会)が注目され、加えて金曜日(6月14日)には日銀会合(日銀金融政策決定会合)もあり、関連イベントが満載です。

 ただ、イベントの結果がどのような数値や決定だったとしても、値動きの法則から、米ドル/円は151.84~157.97円の日足レンジを抜けない限り、方向性が出ません

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

 このため、先週の当コラムの後半でもお伝えしましたが、方向感のない日足レンジ内で、どうやって上手くトレードするかが重要になってきます。

【※関連記事はこちら!】
米ドル/円は少しずつ下げそう! 158円のチャートが示す明確な壁、160円の当局が守りたい壁をバックに157.69円から切り下げており、153~154円まで下落する可能性(6月4日、田向宏行)

私のメルマガでは、チャートに基づく戦略をお伝えしています。

 チャートに基づいているので、拙著やメルマガで理論を理解した上で、取引経験を積むと、誰でも同じような判断ができると思っています。

 先週の米ドル/円は、当コラムでも想定したように方向感なく上下しました。これはダウ理論の日足レンジ内にあるから、理論的に当然そうなるわけです。

 では、そうしたレンジ状況下でどのような取引戦略があるのか、今回は過去のメルマガ配信からご案内しようと思います。

米ドル/円は6月3日時点で、5月30日安値156.36円が相場が動く場所だった。売り逆指値注文での仕掛けと154円での利確を配信

 先週の当コラムは、6月4日(火)に掲載されています。

 メルマガでは、その前日、6月3日(月)に売り戦略を配信していますが、当コラムでは触れていません。これは有料メルマガとの差別化のためです。

 6月3日(月)の配信では、5月30日(木)の値幅156.36~157.65円に注目しています。

田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!
2024年6月3日(月)10:52の配信メールより一部抜粋

USDJPY 5/30の値幅
5/30安値=156.36円の下に売り逆指値を仕掛けた場合、その損切りは5/30高値=157.65の上に置くことになり、1円ちょっとの損切り幅となり、下方向は日足レンジ下限まで下げていくなら4円程度の値幅があります。このため、仮に156円ミドルを割って下げた場合は、154円台ぐらいで利確を考えることになりそうです。

 この配信の後、米ドル/円相場は翌6月4日(火)の当コラム掲載後に154.53円まで下落しました。2円弱下げたことになります。

米ドル/円 1時間足(5月30日~6月6日)
米ドル/円 1時間足チャート(5月30日~6月6日)

(出所:TradingView

 この154円台の利確目標については、メルマガ会員からの質問があり、なぜ154円台なのか、152円台ではないのかについて回答しています。

 結果、154円台で利確した方は100pips~150pipsの利益になっているはずです。

相場が動く場所を理論的に把握して、事前に逆指値注文を置いておくので、私のメルマガ『ダウ理論で勝つ副業FX!』では、その名のとおり、副業でFX取引をする方でもこうした利益を狙えるわけです。

【※関連コンテンツはこちら!】
半年で1000pips超の利益! ダウ理論の転換トレードで、米ドル/円は2度の一撃600pips超。流れが変わるポイントをメルマガで先取りし、逆指値注文でトレード完結!

米ドル/円の156.36円の下に建てた売りを、154円台で利食いしていない人を想定し、損失回避をおすすめした

 米ドル/円が6月4日(火)に154.53円まで下げた動きは、翌6月5日(水)には戻していきます。

日足がレンジ内で方向性が出ないため、この戻しも当然あり得る動きです。

 6月5日(水)のメルマガを見ると、以下のように配信していました。

田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!
2024年6月5日(水)10:24の配信メールより一部抜粋

USDJPY 154円台
USDJPYはチャートの通り下げて、昨日は154.53まで下げました。
154円台に入ったので、先のメルマガの通り利確された方もいるでしょう。
156.30付近で売った方は100~150pipsぐらいの利益になったと思います。
ただ現在は少し戻していて、155円台になっています。
このため、5/30安値=156.36の下で売りポジションを保有している方は、損切り逆指値を建値下へ移動させて損失回避されることをお勧めします。

 このように、154円台で利食いをしていない方を想定して、まず損失回避をお勧めしています。ポジションを放置して損切りがついてしまうという悲しい事態は、できるだけ避けた方がいいからです。

 利確または損失回避をお伝えしているのも、日足がレンジ内なので方向感が弱く、戻る可能性を考えているからです。これがトレンド相場との違いです。

米ドル/円は6月5日のメルマガで、前日高値156.47円まで戻す可能性を配信した後、156.47円まで戻した

 また、このメルマガを配信した、6月5日(水)午前10時台の米ドル/円は155円台前半ぐらいでしたが、上昇の可能性も同時に考えており、以下の内容も配信しています。

田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!
2024年6月5日(水)10:24の配信メールより一部抜粋

USDJPY 154円台
このため、昨日高値=156.47に向けて戻す可能性があります。

 米ドル/円はメルマガ配信後も上昇を続け、6月5日(水)は156.47円の高値まで戻して、前日6月4日(火)と高値が同値になりました。

米ドル/円 1時間足(5月30日~6月6日)」
米ドル/円 1時間足チャート(5月30日~6月6日)

(出所:TradingView

 ダウ理論や相場の壁を使った取引を理解されているメルマガ会員の方は、この上昇場面でも利益を得ているかもしれません。

 米ドル/円はこの数日間に約2円幅で「いってこい(往って来い)」をしたわけで、往復ビンタを食らいやすい相場でした。

6月7日の米雇用統計前に開催したオンライン交流会では、億トレのY.Iさんも参加した

 そして、先週金曜日、6月7日(金)は米雇用統計の発表がありました。

 第1金曜の20時30分からは、メルマガ内で定例のオンライン交流会を開催しており、米雇用統計の発表前に相場に関する質疑や、それぞれの意見交換をしました。

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FXのことをなんでも相談できるオンライン交流会がスタート! 田向宏行さんがチャートを交えて直接答えてくれた! 参加者同士の交流も

ダイヤモンド2023年5月号表紙

 今回は、『月刊ダイヤモンドザイ 2023年5月号』で私と対談してくれた、億トレーダーのY.Iさんも顔出し参加しており、他の参加者の方の参考になったと思います。

 オンライン交流会は米雇用統計発表ぐらいで終了し、参加者はそれぞれが相場に戻ります。

 ただ、私のメルマガの読者で、経済指標の結果を受けた値動きを見て、慌てて取引する方はたぶんいないでしょう。

 なぜなら、あらかじめチャートから取引戦略を考え、注文を仕掛けておくというやり方を推奨しているからです。

 そうした意味では「面白くはない」と感じる方もいると思います。

米雇用統計に向けた戦略の準備は昼過ぎからできていた。156.47円の上を逆指値注文で買った方は80pips程度の利益に

 そんな6月7日(金)の昼前に配信したメルマガの内容は以下でした。

田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!
2024年6月7日(金)11:39の配信メールより一部抜粋

USDJPY 雇用統計で動く可能性
6/4高値=156.47の上に買い逆指値を置き、その損切り逆指値は6/4安値の下です。
こうすることで、今夜の雇用統計がきっかけにUSDJPYが上に動く場合に備えることができます。

 このように、米雇用統計に向けた戦略の準備は昼過ぎからできていました。

 このとおりのポジションを取った方は、本日高値まで上昇が続いているので、コラム執筆時点で80pips程度の利益になっているはずです。

米ドル/円 1時間足(6月3日~6月11日現在)
米ドル/円 1時間足チャート(6月3日~6月11日現在)

(出所:TradingView

 ただ、コラム冒頭で書いたように、今週は米CPIとFOMC、そして日銀会合があります。

 チャートは日足レンジ内にあって、ここを抜けないと動けないので、日足レンジ上限157.97円付近の動きが注目されます。

 また、先週のコラムでご説明しましたが、157.97円を上抜けると、すぐ2円上には160.20円の最高値があります。ここを上抜けると、年足は262円に向かう可能性があり、円の暴落が懸念される重要分岐点です。

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米ドル/円は少しずつ下げそう! 158円のチャートが示す明確な壁、160円の当局が守りたい壁をバックに157.69円から切り下げており、153~154円まで下落する可能性(6月4日、田向宏行)

 マーケットは、先週のメキシコペソ円の暴落のように何が起こるかわかりません。だから、値動きの事実に従って戦略を考えることしかできません。

 こうした考え方が個人投資家の方の参考になれば幸いです。

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メキシコペソ/円が一気に8.5円近辺まで下落したのは、メキシコ大統領選に過度に反応しすぎた結果! また9円台に乗ると予想。米ドル/円は当面155~157円台で推移しそう(6月6日、今井雅人)


【ザイFX!編集部からのお知らせ】

 ザイFX!で新連載をスタートした田向宏行さんと、ザイFX!編集部がお届けする有料メルマガ、それが「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!(月額:4400円・税込)」です。

田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!画像

 FXや投資に関する書籍7冊が、計10万部超えの人気を博す田向さんが、100年以上続くダウ理論を基に、チャートポイントやテクニカル分析を配信します。

 さらに、トレーダーを孤独にしたくないとの思いから、週1回、Zoomなどでオンライン交流会を実施する予定です! 田向さんに相場の見方を直接聞いたり、メルマガ読者同士で交流したり―――顔出しなしでもかまいませんので、お気軽なご参加をお待ちしています。

10日間の無料体験期間がありますので、「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!」をぜひ体験してください。

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