【田向メルマガからお知らせ】
田向さんのメルマガ『田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!』は、2023年10月から2024年3月の半年間でどれくらい儲かっているのでしょうか。
チャートの分析やトレードの提案をしても、自身のポジションや売買シグナルを配信しない田向さんですが、それでも田向メルマガの実績を確かめる方法が、実は存在しました。
ダウ理論が上向きに転換したら買い、下向きに転換したら売る「ダウ理論の転換トレード」で、田向メルマガの実績を検証したらどうなったのかをまとめたので、メルマガ購読者や購読を検討している方はぜひ、参考にしてみてください。
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米ドル/円の介入の動きにより、日足のダウ理論は下向きに転換したが、週足のダウ理論は依然上向きのまま
米ドル/円は、先週のコラムでご案内した160.20円が高値となってたところで、当局の介入(と言われています)もあり、152円付近まで下げました。
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⇒米ドル/円が154.42円を割れない限り、週足では上昇が続き、当局がマーケットに負ける可能性が高まる! 日足では、4月29日の値幅154.51~160.20円を抜けないと動かず(4月30日、田向宏行)
この介入の動きにより、日足のダウ理論は下向きに転換したのですが、週足のダウ理論は依然として上向きのままです。
(出所:TradingView)
(出所:TradingView)
このため、引き続き週足では上昇の可能性が残るため、5月3日(金)安値151.84円を底に、今週(5月6日~)は反発してきています。
今週に入り、昨日月曜日(5月6日)に、日足レンジ下限となっている金曜日(5月3日)の高値を上抜けたため、日足はレンジ内での調整の動きとなっています。
直近は154円台半ば付近が注目ですが、この点はメルマガでご説明しました。
田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!
2024年5月7日(火)11:21の配信メールより一部抜粋
USDJPY 日足はレンジ内
4/26安値=154.95の下、または4/29安値=154.52の下においた売り逆指値で売りポジションができている人は、現在154円台に戻ってきているので、建値下に決済逆指値を置いて薄利で逃げるか、日足レンジ上限=157.97(5/1高値)の上の損切り逆指値を維持するかの選択になっていると思います。
米ドル/円が160.20円を上抜けると、週足月足レンジが拡大し、さらにもう1段上昇する可能性
ただ、このコラムは週に1回なので、もう少し長い時間軸を考えます。
このまま上昇して、日足レンジ上限である5月1日(水)高値157.97円を上抜けると、再び日足は転換して上向きとなります。
日足レンジの上限である157.97円から4月29日(月)高値160.20円までは約2円ちょっとしかありません。
(出所:TradingView)
そして、この160.20円は週足月足のレンジ上限です。
このため、160.20円を上抜けると、週足月足のレンジが上に拡大することになり、米ドル/円の上昇はさらにもう一段進む可能性が高まります。
米ドル/円の152円付近は強い相場の壁。週足レンジ下限150.80円の壁を使った買いも入りやすくなる
一方、下方向は、5月3日(金)安値151.84円を下抜けないと下げません。
この下には、4月5日(金)安値150.80円があり、ここが週足レンジの下限です。
このため、150.80円に近づけば、週足レンジの下限の壁を使った買いが入りやすくなります。
日足レンジ下限となっている151.84円は、週足レンジ下限150.80円から約1円上にあり、こうした買いが入りやすかったものと思われます。
(出所:TradingView)
また、151.84円付近は、2022年10月21日(金)に151.93円で当局が介入したレベルです。また、その後は2022年の介入効果で、152円が壁となり、2023年も11月13日高値(月)151.89円で上値が抑えられました。
このため、152円付近は強い相場の壁になっています。
米ドル/円が150.80円を下抜けると、月足レンジが調整入り。当局とすれば、できればここを割ってほしい
ただ、強い壁だからこそ、下抜けると大きく下げる可能性が出てきます。
4月5日(金)安値150.80円は、週足レンジの下限であるとともに、4月安値でもあります。
このため、ここを下抜けると、5月足が4月足を下抜けて月足レンジが調整入りすることになります。
当局とすれば、できればここを割ってほしいところではないでしょうか。
余談ですが、3月の時点で、152円突破で上昇することは、過去の当コラムでもお伝えしており、4月10日(水)までにここで買い逆指値注文を置いていた方は、160円への動きで利益になっているはずです。
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⇒米ドル/円の150.25円割れを介入で狙えば効果的なことも、152円超えの介入は円安容認とされ、月足、週足、日足レベルで170円方向へ向かうことも日本当局は把握(3月26日、田向宏行)
今は、この152円付近が下値を支えていて、ここを割り込んで下げられるかが下方向の最初の注目点です。
(出所:TradingView)
米ドル/円を巡る当局とマーケットの思惑や動きは誰にもわからない。個人投資家は値動きに従った戦略や資金管理を
こうしたチャートの状況は、当局も当然わかっています。
このため、当局が円売りは容認したうえで、値動きのスピードに注目しているなら、今後の介入の可能性は減りそうです。
4月26日(金)の日銀会合(日銀金融政策決定会合)で下げた155円付近から、週明けの4月29日(月)に向けて24時間もしないうちに160円を超えてきたので、当局は急激な動きと判断したのかもしれません。
また、円安そのものが輸入物価の上昇などで、国民生活に影響を与えていると当局が考えているなら、週足レンジを割り込むところまで下げることを期待している可能性があります。
そうでないと、また急速に160円超えに向けて、マーケットが攻めてくるのは明らかだからです。
これは、当局とマーケットとの戦いです。
ただ、そもそも今回の介入が米ドル/円の水準ではなく、急速な円安で米ドルを手当てできなかった輸入業者のためで、介入で米ドル/円をいったん下げて、米ドルを手当てする状況を作った、となると話は違ってきます。
介入実施が日本の連休中でありながら、翌日が銀行営業日である4月29日(月)や5月1日(水)に実施していることから、こうした思惑もでてきます。
ただ、拙著などでもご説明していますが、こうした当局の思惑や考え、市場の動きは誰にもわかりません。いずれも推測であり、私の妄想でしょう。
よって、私たち個人投資家は、相場の事実である値動きに従って、エントリーとエグジットの戦略を考え、資金管理していくしかありません。
米ドル/円相場はまず、日足レンジをどちらに抜けるかで、今後の方向性が見えてくるはずです。
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