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西原宏一・大橋ひろこの「FX&コモディティ(商品) 今週の作戦会議」

スイスフランを対ユーロ、対円で買い! 欧州議会選挙でフ
ランスのマクロン大統領率いる政党が大敗し、解散総選挙
へ。フレグジットある!? 欧州の混乱はスイスフラン買い!

2024年06月17日(月)12:54公開 (2024年06月17日(月)12:54更新)
西原宏一&大橋ひろこ

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FOMCの年内利下げ見通しは1回で、ゴールドマンサックスは2回予想

先週(6月10日~)の米CPI(消費者物価指数)は予想を下回りましたが、FOMC(米連邦公開市場委員会)では、年内の利下げ見通しが3月時点での3回から1回へと減りましたね。


聞こえてくる要人発言も、タカ派的なものが増えています

2024年6月FOMCのドットチャート
2024年6月FOMCのドットチャート

(出所:FRB(米連邦準備制度理事会)

いつも言っていることですが、1つの経済指標ではなんとも言えない、というところですね。

ゴールドマンサックスは年内2回の利下げ予想を維持していますし、モルガン・スタンレーは3回。米長期金利も4.2%まで低下しています。


FRBの言うことを市場は信じていません

ゴールドマンサックスは年2回予想のわりには、米ドルロングを推奨しています。


インフレが収まらないことに加えて、トランプの大統領選当選で対中関税が引き上げられれば、インフレがさらに押し上げられることになる、ということだそうです。


米ドル/円が崩れるとしたら、4.7%前後の米短期金利が4%を割ってくるようなときでしょうか。

「日銀7月利上げ」を占うインフレ指標

日銀会合(日銀金融政策決定会合)では、国債買い入れの減額計画を次回検討するとの発表がありましたが、7月利上げの可能性について「当然あり得る」と発言したことが効いているのか、週明けの日本株は急落していますね。

日経平均 日足
日経平均 日足チャート

(出所:TradingView

メジャーSQ(特別清算指数)週でもありましたが、4月からもみ合いが続いていますね。


セル・イン・メイ(5月に株を売れ)ならぬ「セル・イン・ジューン(6月に株を売れ)」と言い出す人も出てきましたし、調整が長引くのかもしれません。

7月の日銀会合尾次第かもしれませんね。


経済指標を見るかぎり、7月利上げは難しいと思われますが、ここまでの日銀の政策修正のスピートを見ると、インフレ指標次第ではあり得ないこともない。


7月に利上げするか、据え置きかを占う上で、ここからのインフレ指標は重要だと思います。

その意味では今週、6月21日(金)に全国CPIが出ますね。

強い数字になると、利上げ方向への織り込みが進むかもしれませんし、そうなると円安に行きづらい。


ただ、欧州議会の混乱(※)の影響で、ユーロ/円などのクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)はやや崩れてきましたね。

(※編集部注:6月6日(木)~9日(日)に実施された欧州議会選挙では、極右政党やナショナリスト政党が議席を増やした。特にフランスで、マクロン大統領率いる中道政党「再生」が、マリーヌ・ル・ペン氏率いる極右政党「国民連合」に2倍の票差をつけられて大敗したことが話題となった)

「フレグジット」でユーロ/スイスフラン急落

フランスのマクロン大統領が解散総選挙を決断したことで、一気に混乱が拡大していますね。


フランス債とドイツ債のスプレッドは2012年以来の高水準となっています。


「欧州の混乱はスイスフラン買い」という教科書どおりの動きにもなっており、結果、ユーロ/スイスフランは急落しました。

ユーロ/スイスフラン 日足
ユーロ/スイスフラン 日足チャート

(出所:TradingView

ブレグジット(イギリスのEU離脱)になぞらえて「フレグジット」との言葉も飛び交い始めました。


まさかとは思いますが、ブレグジットも「まさか」でしたから、思い込みは禁物ですね。

フランスの総選挙は第1回投票が6月30日(日)、決戦投票が7月7日(日)です。


まだ少し日がありますが、近づくにつれてフランス債が売られるなど混迷する可能性があります。


そのときは素直にユーロ売りでしょうし、中長期的にはユーロ/米ドルはパリティ(1ユーロ=1米ドル)の可能性もあるでしょう。

ユーロ/米ドル 月足
ユーロ/米ドル 月足チャート

(出所:TradingView

6月20日にSNB会合。利下げか据え置きか、見方が割れる

今週、6月20日(木)はSNB(スイス国立銀行[スイスの中央銀行])会合もありますね。

これまで伝えてきたように、スイスフラン安が進んだことで、6月は利下げを見送るというのが先々週までの見通しでした。


ところが、欧州の混乱によりスイスフラン高となった影響で、利下げ織り込みが71%まで上昇しています。


スイスフラン高の見通し自体は変わりませんが、今回のSNB会合は予想が難しくなりましたね。

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経済指標では米PMIや米小売売上高などが発表され、中央銀行ではBOE(イングランド銀行[英国の中央銀行])が政策金利を発表します。

スイスフラン/円かユーロ/スイスフランで、スイスフラン買い

BOEの政策金利は今回、据え置き予想ですね。9月か11月に利下げがあるかどうか、といった織り込みです。

今週の戦略はどう考えますか?

スイスフラン買いでいいでしょう。ユーロ/スイスフランのショートでもいいですが、SNB会合を控えているため、スイスフラン/円のロングでもいいと思います。

ユーロ/スイスフラン 日足
ユーロ/スイスフラン 日足チャート

(出所:TradingView

スイスフラン/円 日足
スイスフラン/円 日足チャート

(出所:TradingView

(構成/ミドルマン・高城泰)

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