【オンライン交流会開催のお知らせ】
田向さんのメルマガ『田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!』内で開催されている、オンライン交流会の第24回目の開催が決定しました!
開催日時は、9月21日(土)20時30分からで、参加できるのは明日9月11日(水)までにメルマガ購読者となった方です。明日に米CPI(消費者物価指数)、来週9月18日(水)にFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えて、ユーロ/米ドルや米ドル/円はどうなっていくのか、交流会まで見守っていきましょう。
「オンライン交流会の雰囲気ってどうなの?」「田向さんのメルマガはどんな内容なの?」という方は、以下の記事や動画を参考にしてみてください。
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ユーロ/米ドルは1.1025ドルで下げ止まり、1.1071ドルを上抜けて日足は調整入り。売りポジションは利確決済をおすすめ
この1週間は、9月入りした相場が米雇用統計に向けて膠着する相場でした。
先週の当コラムでお伝えしましたが、私のメルマガはこれまでの米ドル/円から、あっさりユーロ/米ドルに乗り換えています。
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そのユーロ/米ドルは、先週の当コラムを掲載した9月3日(火)安値1.1025ドルで下げ止まり、翌9月4日(水)に9月3日(火)高値1.1071ドルを上抜けて、日足は調整入りしました。
ユーロ/米ドルの市場参加者が1.1000ドルのキリ番の壁を意識して、1.1025ドルで下げ止まったと考えられます。
(出所:TradingView)
このため、メルマガでは9月4日(水)の配信で、8月28日(水)に1.1149ドルの下で仕掛けた売りポジションや、8月29日(木)に1.1097ドルの下で仕掛けた売りポジションは、いったん利確決済することをおすすめしました。
メルマガを参考にされた方は、9月3日(火)安値1.1025ドルから9月6日(金)高値1.1154ドルへ戻す間に、1.10ドル台でいずれも利確決済したはずです。
ダウ理論を使うと、全部の取引がうまくいくわけではないが、レンジ幅が明確な値段で決まるため、心の平安を保てる
相場が調整する動きは、拙著や当コラムでもお伝えしていますが、その時間軸で売り手と買い手の勢力が交錯している状態です。
だから、値動きの方向が定まりません。無駄な損失を避けるため、私は手を出したくありません。
また、こうした売り手と買い手が交錯する値幅が、ダウ理論によるレンジです。
つまり、ダウ理論を使うと、レンジ幅はなんとなく決まるのではなく、値動きに従い理論的に明確に決まってきます。
このように、明確な値段でレンジが定まるのが私にとっては大事で、これをもとに心の平安を保ちつつ相場取引ができます。
おそらく私が初心者のころやっていたように、なんとなくチャートを見て、おおまかにレンジを見ていると、明確な取引戦略が立てにくくなります。
それは、なんとなくの判断で、レンジを超えたり、損切りさせられた場合に、本当にそれでよかったのは自分の判断を疑うことになりかねません。つまり、自分の取引戦略を信頼できなくなるわけです。
こうなると、それ以降の取引戦略は単に思い付きや思い込みになってしまいやすく、個人投資家にとっては負の連鎖です。
もちろん、ダウ理論を使っても、全部の取引がうまくいくわけではありません。
特に、日足がレンジになっている中で、あえて取引しようという欲望が働くときが要注意です。
こうした場合、メルマガではダウ理論の応用編として、少し高度な戦略をすでに基本を理解している方向けにお伝えしています。
応用編なので当然リスクが高くなり、その分リスクコントロールを理解していることも前提としています。
逆に応用編も理解できると、さまざまな時間軸での戦略を考えることができるようになり、取引の幅が広がります。
米雇用統計前に、ユーロ/米ドル1時間足レンジの上で買い、下で売る戦略を仕掛けたが、結果を受けて相場は傾かなかった
直近では、9月6日(金)の米雇用統計の前に、ユーロ/米ドルで仕掛けた戦略がこれです。
9月6日(金)のメルマガ配信時の1時間足レンジは上向きで、9月5日(木)高値1.1118ドルと、9月5日(水)安値1.1073ドルでした。
日足はレンジ内で調整する動きですが、時間軸を下げると短い時間軸のレンジやトレンドがあります。
そこで、この1時間足のレンジ高値と安値になっている9月5日(木)高値の上で買い、9月5日(水)安値の下で売る戦略を、米雇用統計前にお伝えしました。
(出所:TradingView)
日足はレンジ内ですが、米雇用統計で方向性が出て動き出すかもしれないというチャンスに賭ける、時間軸を下げた戦略です。
この9月5日(木)高値1.1118ドル付近には、1.1200ドルの高値をつけた前週足の半値1.1121ドルもありましたし、9月5日(木)安値1.1073ドル付近には、その週の9月5日(木)時点での半値1.1071ドルもありました。
つまり、私が注目した9月5日(木)の値幅は、単に1日の値幅であるだけではなく、1時間足レンジの上限と下限になっていましたし、前週の半値とその週の半値にも挟まれていて、これをどちらかに抜けると動きが出る可能性があると考えたわけです。
(出所:TradingView)
しかし、結果は先週の米雇用統計後の動きを見れば明らかで、前日値を上下に超えて包み線になっていますし、読者の方のどちらの仕掛けもおそらく損切りさせられています。
結局、FX相場の参加者は米雇用統計の結果で、ユーロ/米ドルの売りか買いに大きく傾きませんでした。
これは、8月20日(火)の当コラムで触れたように、米大統領選が控えていることが影響している可能性があります。
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チャートだけで考えると、日足がレンジの中で、1時間足は米雇用統計の結果を受けても動けなかったということになります。
このように、相場は時間軸による影響が大きく、この点は拙著『相場の壁とレンジで稼ぐFX改訂版』で図解して説明しています。
FXでいつ何時も利益を得られる魔法のようなテクニックはない。チャート分析技術と、相場に合わせられる心が重要
なので、私のメルマガは日足を基本としていますし、今回のような時間軸を下げる戦略は応用編で、日足での基本を理解していて、リスクコントロールなども熟知している人だけに限定しています。
ただ、こうした配信をあえてすることで、基本を学んでいる方の参考にもなりますし、それは今回のように反面教師として、戦略には常にリスクが伴うことの参考になる場合もあるので、あえてお伝えしています。
メルマガではその後、別の戦略をお伝えして現在は利益が乗っていますが、まだ日足はレンジ内なので、ポジションなしでもまったく問題ありません。
大事なのは、自分の相場に対する基礎知識がどの程度あるのか、それに合わせて適切なチャンスを見つけられるかということです。
このコラムでも何度も書いているように、いつでも、どんな時でも利益を得られる魔法のようなテクニックはありません。
チャートを適切に分析する技術と、相場に合わせられる心が重要だと思います。
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次回のオンライン交流会は9月21日(土)開催。明日9月11日(水)までにメルマガ購読申込をされた方が参加可能
なお、9月6日(金)にメルマガ内で開催したオンライン交流会では、今回のコラムで書いたユーロ/米ドル1時間足の戦略や、日足レンジ内の高値安値の考え方、自分を中心に相場を考えてはいけない理由など、20時30分から1時間強にわたり、いろいろな質問や意見交換がありました。(以下は8月17日(土)オンライン交流会のショート動画)
オンライン交流会のいいところは、文字でなく口頭でチャートを使ってお伝えできる点です。
次回のオンライン交流会は、9月21日(土)20時30分から開催します。
明日9月11日(水)までにメルマガ購読申込をされた方が参加できます。
明日の米CPIでユーロ/米ドルは動くのか、9月18日(水)にFOMCも控えて、いろんな話題がありそうです。
また、読者の方も、単に拙著やコラム、メルマガなどをインプットするだけでなく、質問や意見を出すアウトプットする方が成長に繋がります。
そうした意味でも、オンライン交流会は個人投資家の役に立つと思っています。
【ザイFX!編集部からのお知らせ】
ザイFX!で新連載をスタートした田向宏行さんと、ザイFX!編集部がお届けする有料メルマガ、それが「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!(月額:4400円・税込)」です。
FXや投資に関する書籍7冊が、計10万部超えの人気を博す田向さんが、100年以上続くダウ理論を基に、チャートポイントやテクニカル分析を配信します。
さらに、トレーダーを孤独にしたくないとの思いから、月2回、Zoomなどでオンライン交流会を実施する予定です! 田向さんに相場の見方を直接聞いたり、メルマガ読者同士で交流したり―――顔出しなしでもかまいませんので、お気軽なご参加をお待ちしています。
10日間の無料体験期間がありますので、「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!」をぜひ体験してください。
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