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田向宏行式 副業FXのススメ!

米ドル/円日足は、下落トレンドがいったん終了して調整
入りしたが、反転上昇とイコールではない! 調整が大きく
ても、相場は迷って方向性が弱く、リスクも控えめがいい

2024年08月13日(火)16:05公開 (2024年08月13日(火)16:05更新)
田向宏行

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オンライン交流会開催のお知らせ】

 田向さんのメルマガ『田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!』内で開催されている、オンライン交流会の第22回目の開催が決定しました!

 開催日時は、8月17日(土)20時30分からで、参加できるのは8月7日(火)までにメルマガ購読者となった方です。米ドル/円が141.68円から一時148円台まで調整しましたが、お盆や夏季休暇後の展望を、相場がお休みの土曜日にみなさんで確認していきましょう。

 「オンライン交流会の雰囲気ってどうなの?」「田向さんのメルマガはどんな内容なの?」という方は、以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。
【※関連コンテンツはこちら!】
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田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!

米ドル/円の下落の動きが、買い手の夏季休暇前のポジション調整を誘導し、8月に入ると、新たな売りが減って下げ止まったか

 今週(8月12日~)は、本コラム読者の中でお盆休みを取っている方もいらっしゃるでしょう。

 こうした夏季休暇を取るのは、私たちだけではなく各国共通だと思います。

 ということは、市場参加者が通常より減っていて、相場は動きにくくなりやすい時期だと思われます。

 米ドル/円の下落の動きを夏季休暇と絡めて考えると、7月11日(木)は当局の介入もありましたが、その後の7月後半は、夏季休暇に入るトレーダーのポジション調整、つまり買いポジションの利確(利益確定)もあって下げた可能性が高いと思っています。

 8月に入ると、8月5日は週明けの月曜で、前週までの下落からパニック的な売りもあって141.68円まで下げましたが、いったんここで大相場は終わった模様です。

 つまり、下落の動きが買い手の休暇前のポジション調整を誘導し、8月に入ると、新たな売りは減って下げ止まったということかもしれません。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

米ドル/円日足のダウ理論では、下落トレンドがいったん終了して調整入り。約20円の下落幅のうち、約10円取れていれば上出来

先週のコラムからの米ドル/円相場は、8月5日(月)安値141.68円から現在の147円台に戻してきています。

【※関連記事はこちら!】
米ドル/円は先週注目の151.84円を割れ、140.24円へ下落中。140.24円割れで、月足ダウ理論が下向きに転換し、120円方向に。需給が変わる「相場の壁」の発見が重要(8月6日、田向宏行)

メルマガではお伝えしていますが、日足のダウ理論では下落トレンドがいったん終了して調整入りしていますし、昨日(8月12日)は先週高値を上抜けたので、週足の下落トレンドもいったん終了の可能性が出てきています。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

 7月の米ドル/円の大相場は、7月3日(水)高値161.94円から8月5日(月)安値141.68円まで、ほぼ1ヶ月で約20円下落しました。約20円幅の相場なので、この間のトータルで約10円ぐらいの利幅が取れていれば、上出来だと思います。

 この下は、先週のコラムで書いたように、昨年12月28日(木)安値140.24円が月足のレンジ下限で、ここを割り込むと、米ドル/円は120円方向の可能性が出てきます。

米ドル/円 月足(8月6日の当コラムより抜粋)
米ドル/円 月足チャート(8月6日の当コラムより抜粋)

(出所:TradingView

 ただ、それは141円台に近づいたら考えればいいことで、当面は下落トレンド終了による膠着相場の可能性を考えます。

米ドル/円の下落トレンド終了は、相場の反転上昇とイコールでない! 相場が迷って膠着している状況

 もっとも、下落トレンドの終了と、相場の反転上昇はイコールではありません

 下落の値動きが止まったとしても、再び下落するのか、反転上昇するのかはわかりません。

 メルマガ内で開催している、オンライン交流会を切り抜いたショート動画で「相場には値幅がある」というお話をしていますが、今の米ドル/円日足はまさにこの値幅の中にあって、今後上昇に向かうのか、再び下落に向かうのか、相場が迷っていて、膠着している状況です。

 市場参加者が少ないことが予想されるうえ、相場が迷っているとなれば、積極的に取引する理由がありません。相場の多数派に乗れるかどうか、わからないからです。

 現在の米ドル/円のように、大きく動いた後の調整局面は、調整の動きであっても値幅が大きくなりがちです。このため、ここで利益を狙う人もいるでしょう。

 しかし、日足のダウ理論では、レンジ内で方向性が弱いことに変わりはありません。

 値幅が大きそうに見えたとしても、私はダウ理論や値動きの仕組みに従って、売り手か買い手か、いずれかが優勢とわかってから参入する方が、利益につながりやすいと考えています。

米ドル/円は取引を控えるか、時間軸を下げリスクを控えて取引するか。米CPIでどう動くか注目

 米ドル/円の日足相場は、ダウ理論が調整入りを示していますし、市場参加者も夏季休暇を取っている時期で、参加者が減っている可能性があります。

 ということは、相場は動きにくく、方向性も出にくく、取引を控えるか、もし取引するなら時間軸を下げて考えることになります。

 そのうえで、ロット数を小さくしたり、レバレッジを下げるなど、リスクを控えて取引する方がいいと思っています。

 今週は、明日、8月14日(水)に米CPI(消費者物価指数)の発表があり、ここでどう動くかが注目ですし、市場参加者が夏季休暇を終えて、相場に戻ってきたかを推測する手がかりになりそうです。


【ザイFX!編集部からのお知らせ】

 ザイFX!で新連載をスタートした田向宏行さんと、ザイFX!編集部がお届けする有料メルマガ、それが「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!(月額:4400円・税込)」です。

田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!画像

 FXや投資に関する書籍7冊が、計10万部超えの人気を博す田向さんが、100年以上続くダウ理論を基に、チャートポイントやテクニカル分析を配信します。

 さらに、トレーダーを孤独にしたくないとの思いから、月2回、Zoomなどでオンライン交流会を実施する予定です! 田向さんに相場の見方を直接聞いたり、メルマガ読者同士で交流したり―――顔出しなしでもかまいませんので、お気軽なご参加をお待ちしています。

10日間の無料体験期間がありますので、「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!」をぜひ体験してください。

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