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 昨日は日米がともにお休み。それゆえ市場参加者がとても少なくなるので、マーケットは閑散としていた。しかし「閑散に売りなし」といわれるように、株価は続伸。米国株は史上最高値を更新した。それにともなってムードはややリスクオンに傾いて、ドル円、ユーロ円も高値方向を攻めたてた。

 ドル円は節目の150円ちょうどが心理的な壁になってレジストとしてワークした。150円台に乗ってくると、日銀も「時間的な余裕がある」とは言っていられなくなり、利上げモードに戻るかもしれないからだ。それなので大した違いはないのだが、150円台に乗せてくればプレーヤーサイドも神経質な対応を迫られることになる。

 日本ではいよいよ衆院選の公示となる。自民党は石破総裁は主張してきたことを引っ込めたりしたので、これまでの石破支持層からのがっかり感は拭えない。それがどのくらい自民党の票を減らすことになるのか。自公合わせて過半数といっているが、緩い勝敗ラインだと見られながらも、それも危なくなる可能性がある。

 一方で野党のほう。こう公示までに小選挙区での一本化を図れればいいのだが、それを推進してきたはずの野田代表や小沢氏でも断念しそうな情勢だ。国民民主や維新は党勢の拡大が目再起の目標なので、候補者を下ろすことはできないだろう。

 立憲民主はここは堪えて、少なくとも裏金議員の出ている選挙区だけでも、自分たちの候補者を下ろせばいいのだろうが、そうすると選挙区では数を減らすことになるかもしれない。でも同情票が集まって比例で大勝ちできる可能性も出てくるがそこまで見越して動けるかどうか。

 今晩も米金融大手の決算がある。米国株がさらに高値追いするかどうかに、ドル円の150円台乗せもかかっているのだから、間接的ではあっても要ウオッチだ。

日本時間 15時20分

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