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 FOMCでは予想通りに25ベーシスポイントの利下げとなった。そして年内の利下げ見込みは1回だったものが2回に増えた。これは次の10月、12月のFOMCで25ベーシスずつの利下げが見込まれていることになる。前回のFOMCでは2人の理事が反対に回ったが、今回は1人だけが反対。これは信任のミラン理事であろうし、これはトランプ大統領からの押し込まれ理事である。

 2回分の利下げが示されたことで、マーケットは株買い、ドル売り、金利安で素直に反応した。10年債の長期金利は4.0％割り込んできて、ドル円も最近のコアレンジをやや下抜けして145円台のミドルまで突っ込んだ。

 しかし続いたパウエル議長の発言では、利下げも予防的なものであり、金融緩和のためではないと言い切った。たしかに来年のGDP成長予想は引き上げられているし、インフレ見込みを引き上げられているので、足元で利下げをするのは理屈に合わない。関税によるインフレの影響が見られないとか、雇用の軟化も指摘しているが、やはり政権が期待するような将来にわたる金融緩和を正当化するには根拠薄に見える。

 それでマーケットは反転に向かうこととなった。長期金利は上昇に転じ、ドル相場も切り返した。ドル円はニューヨーククローズ間際には147円台まで戻してきている。米国株などリスク性の高いものは利食い売りに押されることとなった。

 今晩はイギリスの金利会合である。金融政策に変更はないとされている。市場の関心は既に明日の日銀会合のほうに移っている。

日本時間 15時00分

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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2025年11月4日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX！の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください

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