昨日の海外市場では、ドル円は中東情勢の緊迫化を背景に原油先物相場が上昇すると、株価の下落とともに「有事のドル買い」で159.90円まで上昇した。米連邦公開市場委員(FOMC)後にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が想定よりもややタカ派的だったこともドル買いを促した。ユーロドルは一時1.1450ドルまで下落した。
本日の為替市場でドル円は、強いドル買い基調の中で160円という節目を意識しつつも、介入警戒感もあり神経質な動きになるだろう。また、日銀の金融政策決定会合と日米首脳会談という2つの大きなイベントの結果次第では相場が急変するリスクにも備えておきたい。加えて、引き続きホルムズ海峡の動向で神経質に動く原油先物価格の値動きにも為替相場全体が影響を受けることになる。
為替市場は引き続きイラン情勢に強く左右される展開が続いているが、原油先物価格は高値圏での推移が定着している。トランプ大統領や米政権関係者による楽観的な発言を受け、一時的に原油価格が押し下げられる局面も見られるものの、その下げは限定的にとどまっている。実際の原油市場の値動きが示す通り、市場は今回の紛争が短期的に収束し、リスク回避局面が終息するとのシナリオを織り込んではいない。むしろ不透明感の長期化を前提とした値動きが続いている。このため当面は、リスク回避に伴う原油買いを起点に、米金利の上昇、株式市場の軟調推移、そしてドル買いという一連の流れが継続する公算が大きい。地政学リスクを背景とした「ドル優位」の相場構造は、依然として崩れていない。
原油相場に左右される地合いは続くものの、東京時間での最大の焦点は日銀金融政策決定会合。政策判断と同時に公表される声明、さらに植田日銀総裁の会見が、為替市場の方向性を左右する重要イベントとなる。
現政権は利上げに慎重姿勢を示している一方、かつては米財務省からの利上げ圧力もあり、日銀は難しい舵取りを迫られてきた。ただ、米国とイスラエルによるイラン攻撃を背景に原油価格が急騰し、ドル円も2024年7月以来の円安水準にある中、インフレ圧力の高まりは無視できない状況にある。市場では今回の会合での据え置き予想がコンセンサスだが、4月または6月の利上げを示唆するかが最大の注目点だ。
昨日の連邦公開市場委員会でもエネルギー価格高騰によるインフレ期待の上昇が明言されたように、植田総裁が同様の警戒感を示せば、円買いに傾く可能性がある。一方で、中東情勢の不透明感を理由に慎重姿勢を強調すれば、円安進行リスクが再燃する展開には警戒が必要だ。
また、会談は20日未明になるだろうが、日米首脳会談では、ホルムズ海峡への自衛艦派遣を巡る議論が焦点となる見通し。トランプ大統領は同盟国の対応に不満を示すなど発言が揺れており、会談中に再び圧力を強める可能性も否定できない。こうした中、高市早苗首相の対応次第では、外交リスクのみならず市場センチメントにも影響が及ぶ公算が大きい。
さらに注視すべきは、政権の求心力低下リスクだ。参議院予算委員会での答弁において、旧統一教会の「先祖解怨」に関連する発言や不適切とも受け取られる応答が波紋を広げ、支持率は足元で低下傾向にある。政治的基盤の揺らぎは政策遂行能力への不透明感につながり、結果として為替市場にも影響を及ぼし得る点には警戒が必要だ。
加えて、高市政権は米国産原油の共同備蓄を打ち出し、首脳会談の打開策とする構えだが、輸送コストの高さやインフラ投資負担を踏まえると、経済合理性には疑問も残る。結果として財政負担の拡大を通じた円安圧力という新たなリスクも意識されよう。
円以外では、本日は豪州の2月雇用統計が発表される予定であり、豪ドルの値動きには注意が必要だ。足元ではリスクオフの流れを受け対ドルでは軟調に推移しているものの、対NZドルでは約13年ぶりの高値圏を維持するなど、通貨間で強弱の差が鮮明となっている。背景には、豪準備銀行(RBA)が今週、2会合連続で利上げを実施するなど、金融引き締め姿勢を強めている点がある。金利上昇が通貨の下支え要因として機能する中、本日の雇用統計が堅調な結果となれば、追加利上げ観測が一段と高まり、豪ドルの上値余地を試す展開も想定される。一方で、結果が市場期待を下回る場合には、足元の上昇に対する調整圧力が強まる可能性もあり、指標発表を契機としたボラティリティの拡大には警戒しておきたい。
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