■今の相場は一気に崩れてしまうようなものではない
先週のコラムの中で、欧州のソブリンリスク(国家に対する信用リスク)はまだまだ残っていると指摘しました(「ギリシャ問題は一時的に落ち着いただけ。英国も芳しくなく、ユーロとポンドは戻り売り」を参照)。
それはギリシャの問題は一時的な解決でしかありませんし、それ以外の国にはきな臭い気配があるという理由でした。そして、その上で、英ポンドとユーロの売り推奨をしておきました。
その後、前週末から今週初にかけて、今度はイタリアやポルトガルの財政問題に焦点があたり、ユーロと英ポンドが下落してきました。
しかし、自分のブログの中では、2日ほど前からいったん買い戻しをするように推奨しています。というのは、今の相場は一気に崩れてしまうようなものではないと思っているからです。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/円 日足)
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/円 日足)
それでも、アタマが重い展開は続くでしょう。直近高値までは戻りにくいと思っています。
ですから、今度は戻り売りを行うワケですが、その場合は直近高値の少し手前でショート(売り持ち)にするのがよいと思っています。
■アメリカの雇用環境は極めて厳しい状態が続いている
そして、欧州以外でも問題が起きてきています。それはアメリカです。
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