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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

じらされた日銀会合は想定内
今晩もNY休みだしテクニカルムーブ

2012年10月30日(火)17:41公開 (2012年10月30日(火)17:41更新)
持田有紀子

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 昨日はアメリカの東海岸にハリケーンが接近中だということで、早々にアメリカのマーケットは休みになることが決まった。ニューヨーク時間は動かなくなるだろうということは予想がつくので、勝負は欧州時間までである。それも欧州のランチタイムごろまでであろう。次の日に日銀の金利会合をひかえているので、それまでは円の売り圧力が強くなるだろうとも思える。

 欧州時間はユーロが売りこまれて始まった。やはり先週末に米国株が大きく下がって、そして休みとは言いながらもグローベックスセッションではさらに安値模索を演じているのだから、どうしてもリスク回避になってしまうのだろう。ユーロドルは簡単に1.29台を割り込んできた。

 金曜日にもユーロドルは1.29台に突っ込んでいるが、その時の安値である1.2883あたりがブレークできるかどうかが次の注目ポイントとなるのは言うまでもない。一方でドル円はといえば、アジア時間からあまり大きな値幅もなく、金曜日の安値である79.51を下回らないで、20ポイントレンジのまましっかりとしている。これもその前日安値を越えられるかどうかが重要。

 しかしやはりニューヨーク勢がいないだろうということで、為替相場はダイナミックさを欠いた。ドル円もユーロドルも下値ブレークはなし。なんとか前日の安値がサポートとしてワークしたようだ。私はドル円もユーロドルもちょっとベア気味で見ているので、割れない限りは手を出さない。また米国休場ということもあり、無用にポジションをつくるのも良くなさそうだ。

 すでにいろいろな報道で、日銀はリスク資産の買い入れ枠を10兆円程度の増額を行うだろうと言われていた。それがどのくらいの影響を与えるのかは不明であるが、何かやるだろうという期待だけが先行している。政府筋が強力なプレッシャーをかけているからなのだが、すでにこれによって株価に関してはかなりの部分を織り込んで進んでいるともいえる。

 欧米の株価は10月の中旬以降は、調整の色合いを強めてきており、すでにアメリカの株価もQE3の決定前の水準まで落ち込んでいる。それでも日本株だけはずっと堅調だ。落ちるべきときに落ちていないという感じである。これは逆にいうと、必要以上に無理なリスクテークが成されているということでもある。

 私は日銀の発表が予想通りの結果であったならば、世界のリスク許容度の状況に合わせてくる展開が期待できそう。つまりリスクオフに向かうと思われた。ドル円は発表直前まで79.90くらいでやや円安方向を攻めていたのだが、80円台に入っても即座に飛んでしまうような値動きにはならないだろうと思い、とりあえず79.88で売っていった。

 12時半を過ぎても結果は出ず。また13時半くらいまでズレ込むのかな。構えていたら、ドル円が下がってきた。特に日銀関連のニューズが出ているわけでもなかった。何でもニューヨークの変電所で爆発があって、停電をもたらしているという。これでリスク回避になったのだろう。

 グローベックスでの米国株は先週来の安値を更新している。日経先物も8800円台に突入。しかしドル円はまだ79.75くらいだ。当面の目標は79.51近辺だが、私としてはやはり下抜けしてほしいものだと思っていた。でも14時を過ぎても何も出て来ない。もう待ち切れずに、次第にマーケットはリスクテークの流れが強くなっていった。

 日経先物は9000円にタッチするところまで買い上げられ、そのまま高値張り付きの状態。それに並ぶようにドル円も80円ちょうどに向かって腰の強い動きだ。なんでこんなに出るのが遅いのか…。自分の持っているポジションが決して安全圏にいるわけではないコストなので、じれったさだけが膨らむ。

 14時半のインド中銀の金利会合よりも遅れて、日銀の結果が出た。とりあえず自分の想定した通りに、株売りと円の買い戻しという形で反応した。91兆円まで枠を増やしたというが、やはり想定の範囲内だったのだろう。79.50はあっさりと割り込んで、79.30あたりまで下がった。まだ持っていたいところだったが、日経先物がショートカバーに向かい出した。私もリスクをカバーしなくてはなるまい。79.41で買い戻した。

 今晩もアメリカは休場になるようだ。今夜も動きは欧州時間のランチタイムまでということになるだろうが、これまでに積み上がったドル円やユーロ円のロングポジションの調整が気になるところ。テクニカルムーブがメインになるのは明らかで、短期的なサポートにはそれぞれ注意を払いたい。

日本時間 17時40分
 

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