■Sell in Mayの影響? アップルの株価が大幅下落!
みなさん、こんにちは。
過去数年、「Sell in May and go away」(5月に市場が調整する傾向があるという米株式市場の格言)が続いています。
【参考記事】
●「Sell in May」で避難していた資金が戻り、株高&ドル安。ユーロ/米ドルは1.42ドルへ(2011年10月27日、西原宏一)
2013年も4月下旬に入り、いろんな商品で利益確定売りが目立ってきました。
まず、米国株の代表とも言えるアップル。
4月17日(水)のアップル株は、一時400ドルを割り込むほど大幅に下落しました。
(出所:CQG)
アップルに部品を供給する、米国半導体メーカーのシーラス・ロジックが示した売上高見通しが、市場予想を下回ったことがきっかけです。
米国株を牽引してきたアップル株ですが、2012年9月12日に付けた、過去最高値の705.07ドルから40%以上急落しており、2013年3月まで底堅く推移してきた米国株式市場に陰を落としています。
■ゴールドも2営業日で約15%も暴落!
加えて、今週(4月15日~)下げ足を加速させたのが金(ゴールド)です。
キプロス中銀が保有する4億ユーロ分のゴールドを放出するという情報をきっかけに、ゴールドは2営業日で約15%も暴落。
【参考記事】
●金が2営業日で約15%も暴落! その理由と金相場下落で利益を上げる投資法とは?
(出所:米国FXCM)
米雇用統計の悪化や、北朝鮮情勢などの報道でもゴールドは大きく上昇することができなかったことが、マーケットの失望を誘因したようです。
もっとも、3月末、ゴールドマンサックスが、1トロイオンス=1200ドルまで下がるという予測を出していましたので、これは彼らの予測どおりの急落とも言えます。
銀行の友人によれば、ゴールドの「パニック」は通常2日間とのことですので、ゴールドの急落劇も収まってほしいところですが、4月17日(水)の夜は、銅先物が一時3%以上、下落するなど商品市場は依然、不安定な展開。
このコモディティの急落が、資源国通貨の豪ドルの下落を誘因しています。
コモディティの急落を受け…
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