■大相場を逃しても悔しくない! 次の一手を考えろ!
続いて、「Next」。
Ryuzさんの最後の話は、大きな相場に乗れなかったときの対処法。兼業トレーダーの場合、常に相場を見張っているワケにはいきませんので、何か大きな動きがあったとしても、その相場に乗り遅れた! というケースも多いもの。
Ryuzさんは、兼業ではないものの、大きな相場で狙って取れたことなんて一度もないんだそうです。ちなみにRyuzさん、「日銀の介入の時は、お風呂に入っていた」そう。それも「介入の5分前からお風呂に入って、出てきたら終わってた」と。
これって普通の感覚で考えると、ショックですよね? ガーーーーーン…なんてついてないんだろうと、思ってしまいそう。でも、Ryuzさんは違います。
「そこで悔しいと思わないことが大事! それはもう事故だから」
そのように考えて、頭を切り替える。そして、「冷静に、なぜ動いたのかを調べ、次の一手に備える」のだそう。
「悔しいと思うと、上がりきったところで買ったりする。冷静な判断ができなくなっているから」とも。

「悔しいと思わないことが大事。焦ってはいけない」と繰り返すRyuzさん。感情的なトレードは、ロクな結果を生まない…
確かに…、悔しいと思い、冷静な判断力を失ったままエントリーし、高値や底値をつかんでやられる…。これこそ、最悪のシナリオです。
「とにかく、悔しいと思わないことが大事。焦ってはいけない」と繰り返すRyuzさん。感情的にトレードをしてロクな結果にならないことは、多くのトレーダーが経験から学んでいること。
ですが、いざその場面になると、どうしても「悔しい~!」という感情が先走ってしまいがちですよね…。今回のFX友の会でも、さまざまな講師から繰り返し聞いた言葉ではありますが、やはり「メンタルコントロールが大切」なんです。
大きな動きに乗れなかったとしても、決して悔しいとは思わず、「事故だから」と割り切って、次の一手に臨む! 今日から、そんな潔いトレーダーを目指したいものです!
(『FX友の会 in 東京2013』潜入レポ(4) 調整は深いが一時的。株高・円安は続く!」へつづく)
(取材・文/ザイFX!編集部・向井友代 撮影/門馬大輔)
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