■欧州通貨買い・新興国通貨売りの流れ継続か
みなさん、こんにちは。
先週このコラムで取り上げたユーロ/円ですが、133円を回復後、一気に134.96円まで急騰。
【参考記事】
●FOMCで驚愕のテーパリング見送り! ユーロ/円は138円を目指す可能性濃厚!(2013年9月19日、西原宏一)
135.00円のバリアブレイクができず、今週(9月23日~)は調整局面に入っています。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/円 4時間足)
このユーロ/円上昇の流れを抑制しているのが、豪ドル/円など資源国通貨の下落。
そして、こちらも当コラムで以前ご紹介した豪ドル/米ドルは、0.95ドル台からは上値が限定的となり、一時0.93ドル台前半まで反落しています。
0.95ドル台が重い要因については、下記、参考記事をご覧ください。
【参考記事】
●豪州利下げで金利は史上最低の2.75%に。ジョージ・ソロスが豪ドル売りという報道も(2013年5月9日、西原宏一)
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 4時間足)
結果、ユーロ/豪ドルが底堅く推移しており(ユーロ買い・豪ドル売り)、今週(9月23日~)のユーロ/豪ドルは1.4494ドルまで反発。
ユーロ/豪ドルは、8月に1.50ドル台に到達して以来、調整が続いていましたが、上記の背景から調整を終え、じわじわと値を戻しています。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/豪ドル 日足)
ファンドマネジャーの友人によれば、資金の流れはメキシコやトルコのような新興国から、欧州に向かう動きが続いているとのことですので、「欧州通貨買い・新興国通貨売り」の流れは当面続きそうです。
■BUY MY ABENOMICS! アベノミクスは買いだ!
9月に入っても、5月以来の調整局面が続き、値幅の狭い動きを続けている米ドル/円ですが、10月1日(火)に向けて、少しずつ動意を見せてきました。
まず9月26日(木)には、安倍首相がアメリカ・ニューヨークの証券取引所で演説し、日本が世界経済回復のけん引役となると強調。
安倍首相は「世界経済の回復のためには、3語で十分です。『BUY MY ABENOMICS!(アベノミクスは買いだ!)』」とコメントしました。
また、「日本に帰国したら直ちに、投資を喚起するため、大胆な減税を断行する」と強調。
この報道が流れた時点では、為替市場は…
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