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 この報道が流れた時点では、為替市場は「アメリカの債務上限問題」がフォーカスされており、安倍首相のコメントにも関わらず、米ドル/円は98円台前半で上値の重い展開が続いていました。

 しかし、安倍首相の前記のコメントどおり、下記の報道が流れると、米ドル/円は急騰。日経平均も一気にプラス圏に突入しました。

10月1日に向けて、「政府、法人税率下げ早急に検討 経済対策に明記へ」

 加えて、下記のGPIFについての報道も加わり、米ドル/円は一気に99円台を回復。

運用改革、26日に中間整理＝公的年金の有識者会議

政府は26日、公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人（GPIF）や公務員共済などの資産運用の見直しを議論する有識者会議（座長・伊藤隆敏東大大学院教授）を開き、中間論点整理を取りまとめる。会議終了後には伊藤座長が記者会見する予定。
（出所：時事通信）

米ドル/円 1時間足

（リアルタイムチャートはこちら → FXチャート＆レート：米ドル/円 1時間足）

■円絡みは10月1日の「消費増税と経済対策」に注目！

 米国は現在、債務上限問題に揺れており、ＮＹダウが下落、為替市場は総じて米ドル売りの展開。

 ただ、日経平均と米ドル/円は、前述の要因を背景に底堅い動きを続けています。

 この意味においても、ユーロ/円の上値余地は拡大しました。

 円絡みについては、10月1日(火)に予定されている「消費増税と経済対策」の発表に注目。

 調整を終え、メイントレンドに回帰しつつあるユーロ/豪ドルと、10月1日(火)を控え、動意づいてきた米ドル/円の動向に注目です。

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