みなさん、こんにちは、葉那子です。
今回は、マネックス証券のメタトレーダー(MT4)口座、[マネックスMT4]についてご紹介します。
■主要ネット証券のマネックス証券でMT4が使える!
ここ数年で認知度が大きく上がったということもあり、すでに知っているという方も多いとは思いますが、メタトレーダー(MT4)の最大の魅力と言えば、高機能・多機能チャートです。
また、メタトレーダー(MT4)はEA(Expert Advisor、エキスパート・アドバイザー)と呼ばれるプログラムを組み込むことによって自動売買をすることも可能です。
もともとロシアの会社が開発した取引システムで、今や世界中のトレーダーが愛用するこのシステムですが、国内FX会社としてはOANDA Japan、FXトレード・フィナンシャル、アルパリジャパンといった会社でも取り扱っています。
そして、今回ご紹介するマネックス証券[マネックスMT4]は、2013年8月にサービスを開始した、国内の主要ネット証券としては初めてのメタトレーダー(MT4)口座となります。
少し前までは、マニアックなチャートというイメージがあったメタトレーダー(MT4)ですが、ついに主要ネット証券が取扱いを始めたわけで、その人気の高さがうかがえます。
そんなメタトレーダー(MT4)は、世界中、どのFX会社でも基本は同じシステムを使用しているので、基本的な機能などに大きな違いはありません。
そのため、他社との差別化を図るため、独自のサービスを展開するところも少なくありません。
■経済指標向けの3つの独自EAが無料!
マネックス証券[マネックスMT4]では、「指標でGO!」という取引支援ツールが用意されています。
この「指標でGO!」には、3つのEAに加えて、ビジュアルでサポートをしてくれるチャートツールが搭載されています。
まず3つのEAは、経済指標の発表時間などを入力することで、経済指標発表時のリスクを回避したり、経済指標発表後のトレンドを利用した取引を可能にする発注ツールです。
3つすべてのEAが、売買の繰り返し機能がない、「セミオートツール」となります。
■指標発表時刻と判断時間の入力だけでトレンドを自動追随
まず1つ目が「追随くん」というEAで、その名のとおり、経済指標の発表後に発生したトレンドに追随して新規ポジションを持つツールです。
たとえば、経済指標発表から一定時間経ってから、発表前に設定した基準値より上がっていたら買い、下がっていたら売り、という取引を自動で行うのです。
トレーダーが行う作業は、ターゲットの経済指標を決め、その発表時刻と、発表の何分後に売買を開始するかという判断時間を入力するだけ。
あとは、「追随くん」が、経済指標発表の5分前、4分前、3分前、2分前、1分前の5つの価格の平均値を使って基準値を割り出し、判断時間の時点でこの基準値より上がっていれば買い、下がっていれば売りでエントリーをしてくれます。
ただし、基準値より±15銭以下、もしくは100銭以上の場合は、エントリーを見送ります。
以下の図は、米国雇用統計が発表された2013年4月5日(金)の米ドル/円1分足チャートです。
上の図では、発表時間から60分後の判断時間までの時間がノイズ区間となり、このノイズ区間を避け、判断時間まで売買を待つわけです。
経済指標の特徴や、その時の相場状況によって最適な判断時間は変化し、過去の経験や自分のシナリオからそれを決めるという意味で、「追随くん」は裁量と自動売買をミックスさせたEAということになります。
■イベント前にポジションを自動決済してリスク回避!
次に、2つ目の「時間指定くん」です。
こちらは、経済指標発表前の時間を設定し、持っているポジションを成行で決済するツールです。
部分決済にも対応していて、経済指標だけではなく、要人発言や政治イベントなどのリスク回避にも使えます。
たとえば、以下は2013年5月7日(火)に、RBA(オーストラリア準備銀行[豪州の中央銀行])の政策金利が発表された際の豪ドル/円1分足チャートです。
発表の10分前にポジションを決済する設定にしておけば、豪ドル/円の買いポジションを持っていた場合、発表後の急落リスクを回避することができたわけです。
もちろん、運よく売りポジションを持っていれば瞬時に収益がプラスになったかもしれませんが、どちらに動くかわからない経済指標やイベントの前は、なるべくポジションは持たないほうが賢明でしょう。
会社勤めをしていてなかなか日中はチャートを見ていられない、という方にはとても役に立つツールですね。
■指標発表前後のリスクは抑え、ポジションを復活させる!
そして最後、3つ目のEAが「回避くん」です。
これは、経済指標の発表前に持っているポジションを決済するというところまでは「時間指定くん」と同じなのですが、その後、発表後に同じサイズのポジションを新規に復元するというツールになります。
指定する時間は、発表前の時間と発表後の時間で、それぞれの時間で決済と復元の成行注文を行います。
こちらも、先ほどと同じ2013年5月7日(火)の豪ドル/円チャートで見ていきましょう。
RBAの政策金利発表10分前に買いポジションを決済した後、今度は発表の120分後に再び買いポジションを復元しています。
上の例ではうまいこと買い戻せていますが、もちろん上を買わされることだってありえます。
ただ、経済指標でたとえ一時的に下がったとしても、自身の相場観では上昇トレンドが継続すると考えているような場合には便利なツールですね。
メタトレーダー(MT4)では、新規と決済を繰り返す全自動のEAもありますが、自分の裁量も入れて自動売買を活用したいという方は、ぜひ[マネックスMT4]のこれらのセミオートツールを試してみてはいかがでしょうか。
さらに、これら3つのEAにプラスして、「指標でGO!」には、経済指標の発表時間と直近の高値・安値の位置をチャート上に視覚的に表示させる「経済指標チャート」という機能も搭載されています。
これは重要度の高い指標のみを表示したり、あまり重要ではない指標をカットしたりすることも可能です。
このツールを使えば、指標発表をうっかり忘れて急な相場変動に慌てる、なんてハプニングも防げそうですね。
トレードはすべて裁量、というEAにはあまり興味がないという方でも、このチャートツールはかなり助かるのではないでしょうか。
■往復5万通貨取引で3000円のキャッシュバック!
さて、そんなマネックス証券[マネックスMT4]では、今なら新規口座開設キャンペーンを実施しています。
キャンペーン期間は2014年3月3日(月)~2014年5月1日(木)午前5時50分までで、口座開設後に本キャンペーンへエントリーし、新規・決済の合計10万通貨以上の取引を完了すると、3000円がキャッシュバックされます。
新規・決済を問わないということなので、往復5万通貨取引でOKということですね。
また、2014年3月3日(月)よりも前に[マネックスMT4]に口座開設済みという方でも、上記期間中に初めて[マネックスMT4]で取引をしたという方も対象となります。
比較的クリアしやすい取引条件となっていますので、チャンスがあるという方は、ぜひご活用ください。
(※各種キャンペーンの詳しい条件、期間などについては、マネックス証券のウェブサイトなどで必ずご確認ください。キャンペーン条件が変更されたり、キャンペーン期間が延長されたり、キャンペーンが終了したりすることなどがあります)
>>>マネックス証券[マネックスMT4]の最新スペック詳細はザイFX!の比較コンテンツをご覧ください
(ザイFX!編集部見習い・葉那子)
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)