■6月は日経平均急騰も米ドル/円は膠着
みなさん、こんにちは。
安倍政権の成長戦略に向けて、今月、6月の日経平均は急騰し、安値の1万3885円から見ると、あっさり10%強も上昇しています。
(出所:株マップ.com)
一方、米ドル/円は膠着。
昨年、2013年は日経平均と米ドル/円は相関性が高く、同じような相場展開を繰り返していましたが、今回は日経平均の上昇に米ドル/円が追随していません(前コラムを参照)。
【参考記事】
●日経平均大反発でもドル/円はなぜ膠着? ポンド、NZドルの利上げグループは買い!(6月19日、西原宏一)
(出所:米国FXCM)
これは、マーケットの想定と相違し、米金利が上昇してこないこともありますが、本邦年金が外国債券、外国株のリスクアセットよりも、日本株の手当を進めていることが要因として挙げられます。
このことにより、欧米投資家も、日本株の購入は進めるものの、そのヘッジとしての米ドル買いを持ち込まないため、米ドル/円は異例の低ボラティリティに落ち込み、101円-103円での膠着が続いています。
(出所:米国FXCM)
しかし、本邦機関投資家がタイムラグをおいて、外国債券、外国株への投資を増やしてくることは想定されていますので、米ドル/円の下落時には、まとまった米ドル買いが持ち込まれます。
米ドル/円は、100.70円を割り込まない限りは、押し目を狙っての米ドル買い・円売りという方針は変わらずでしょうか?
米ドル/円が101-103円での膠着が続く中…
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