■115円~120円程度までの米ドル高・円安はあるか
これまでも申し上げてきましたが、どこまで米ドル高が進むといった水準で予想をするのではなく、為替市場を取り巻く環境、状況の変化を見ながら判断をしていくというのが王道であります。
【参考記事】
●FOMCでドル高が進んだ3つの理由とは?米ドル高・円安が続く限り流れに乗って!(9月18日、今井雅人)
しかし、そうは言っても具体的な水準も参考にあった方が良いという声も当然あるでしょうから、少しそれを考えてみたいと思います。
1990年ぐらいからのチャートを見ると、米ドル/円はきれいな上下動を繰り返していることがわかります。
(出所:米国FXCM)
1990年に160円の高値をつけ、1995年に79円まで下押し。1998年に147円、1999年には101円。その後は、2002年に135円、2005年に101円、2007年に124円、2012年に76円。そして、今回の上昇トレンドです。
そう考えると、115円~120円程度までの米ドル高・円安は、あってもおかしくはない、ということになります。
また、ユーロ/米ドルについては、2012年に記録している1.22ドル台というのが、1つのメドとなってくるのではないでしょうか。
(出所:米国FXCM)
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