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西原宏一の「ヘッジファンドの思惑」

ドル/円は節目110円越え濃厚で112円へ!
コモディティ低迷で資源国通貨は続落か

2014年09月25日(木)18:03公開 (2014年09月25日(木)18:03更新)
西原宏一

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■メインストリームの米ドル高は不変

 みなさん、こんにちは。

 マーケットのメインストリームである米ドル高は今週(9月22日~)も不変。

 ユーロ/米ドルは1.2800ドルを割り込み続落。

ユーロ/米ドル 日足

(出所:米国FXCM

 豪ドル/米ドルも0.9000ドルをブレイクし、本稿執筆時点で0.88ドル台前半まで急落しています。

豪ドル/米ドル 日足

(出所:米国FXCM

■RBNZ声明でNZドル/米ドルは0.80ドル割れ

 そして、当コラムで何度かご紹介しているNZドル/米ドルはついに0.8000ドルを割り込んできました。

【参考記事】
アベノミクス第2幕! 約12.6兆円の円売り発生の可能性! 米ドル/円は108円へ!(8月21日、西原宏一)
売り材料には事欠かないユーロ。なのにユーロ/米ドルの下落が緩慢な理由とは?(8月7日、西原宏一)

NZドル/米ドル 日足

(出所:米国FXCM

 急落のきっかけはRBNZ(ニュージーランド準備銀行[ニュージーランドの中央銀行])の下記の声明。

「為替レートの水準は正当化されず持続不能」
「為替介入が適しているか判断するのに為替レートが持続不能というのは重要な点」

 RBNZが引き締めの過程にある場合は、こうしたコメントになんの効力もないのですが、現在、RBNZの金融政策はニュートラル。

 加えてサプライズだったのが、この声明が出されたときのNZドル/米ドルの水準が0.80ドル台後半だったということ。

 これは、2014年7月の高値から700pipsも低いレベルであり、このレベルでもRBNZはまだ極めて高すぎるとコメントしているわけです。

 この声明により、NZドル/米ドルは0.8000ドルの大台をあっさり割り込み急落。

 今年、2014年に入ってハード・コモディティ(※1)の下落が豪ドルを、そしてソフト・コモディティ(※2)の下落がNZドルの下落を誘因しています。コモディティの需要が低迷する中、NZドルや豪ドルといった資源国通貨の下落はまだ続きそうです。

(※1 編集部注:「ハード・コモディティ」とは、金やプラチナなどの貴金属や原油、天然ガスなどのエネルギーのこと)
(※2 編集部注:「ソフト・コモディティ」とは、小麦、小豆、砂糖、コーヒーといった農産物のこと)

 そして注目の米ドル/円は…


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