昨日の欧州序盤では、ドル円は123円台の中盤で、ユーロドルは1.10台の中盤だった。どちらも大台が変わりそうもないように思われる。したがって私は同じ大台の中でのレンジ取引に励むもうかと思った。
夜中にFOMCの発表が控えているので、当面は為替相場も動きは鈍いものとなるだろう。その中でもユーロドルは前日のレンジのうちに収まっており、東京時間には高値攻めをしたが、超えられず。
高値は1.1080あたりまでだった。そして1.1030まで押した後の戻し高値は1.1070あたりまで。こうなるとだんだんと上サイドで売りたいと思っていた人たちの売りインタレストを裁くことができない。徐々に上値が切り下がってくるのも仕方がない。私も1.1090とかまで待つのではなく、どこかでユーロ売りに走らないといけないところだ。
私もFOMCを見ようと思って、とても速い時間に寝た。そして2時半くらいに起きた。ユーロドルは1.10台の前半まで下がっており、1.10台の中盤までもどしてきている。レンジ相場だと想定していたのだから、1回分だけ損をしたような気がした。まあ、ポジションを作れなかったのは仕方がない。相場の上げと下げをすべて取れるわけではないのだ。気を取り直して待った。
FOMC自体にはサプライズはないものと見込まれていた。そしてその通りとなった。市場の関心である9月利上げがあるかどうかも示さなかった。為替相場の動きも発表前後のバタバタだけで、大きくどちらかに走ったわけではない。しかり1.1075で置いておいた私のユーロドルのオファーはダンになって、1分もしない間に下げに転じた。
私は1.1015で買い戻してしまったが、これは前回の安値近辺だったからだ。その後は1.09台まで突っ込んだ。ドルは総じて買われたことになる。FOMCで何も起こらないといいつつも、何か変わったことをするのではないかという疑念という不透明な要因が確かにひとつ消えたからだろう。また米国株もほぼ高値圏で張り付きのままとなった。
昨夜はドル高という結果で終わったが、それが今日も続くとは限らない。FOMCでは金利の動向を語らなかったからだ。それよりも今晩の注目はアメリカのGDPである。予想ではプラス2.5%くらいが見込まれている。これは9月利上げにも関係してくるので、重要度は高い。
そして予想通り、もしくはこれを上回ったならば9月利上げはほぼ確定的となる。イエレン議長もタイミングを早めてでも、後に続く利上げペースが窮屈にならないほうを選好しているようだからだ。そうなるとドル金利は急上昇。そしてリスク資産である株価などは下落なくされる。
そうなると為替相場では最初は金利高でドル高に向かい、時間の経過とともに逆にドル安に向かうことになりそうだ。GDPの結果が予想よりも悪かった場合は、マーケットは最初からドル売り、株売りとなるだけだろう。
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