■日銀追加緩和があれば、マイナス金利導入の可能性も!?
つい先日まで可能性は限りなく低いと言われていましたが、7-9月期のGDPがマイナス成長になる可能性が高まるにつれ、市場でも日銀の追加緩和予測が増えてきました。
【参考記事】
●FOMCは超ハト派で肩透かし…。市場の注目は日銀とECBの追加緩和にシフトか(9月22日、西原宏一&松崎美子)
注目はその具体策ですが、まず、ETFなどリスク資産の買い入れ。そして、日銀当座預金残高にかかる付利金利(現在0.1%)の引き下げが挙げられます。
ただ、前述のような手段のみですと、前回のQQE2(量的・質的金融緩和第2弾)に比べると、マーケットに与える影響は限定的で、米ドル/円なら、2~3円程度の上昇に留まるかもしれません。
(出所:米国FXCM)
2014年10月30日(金)のQQE2発表時は、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のアロケーション変更も同時に発表されたこともあり、マーケットには大きなサプライズとなって、米ドル/円はあっという間に、10円高騰しました。
【参考記事】
●日銀とGPIFのダブルバズーカ炸裂で、ドル/円は120円へ向け上昇の可能性濃厚(2014年11月6日、西原宏一)
(出所:米国FXCM)
日本政府としては、急激な円安は困るのでしょうが、日本株を持ち上げるためには円安を伴うことも確か。
そのため、可能性は低いのでしょうが、マイナス金利の導入も検討されているのではないかとの予測も台頭しています。
■10月7日に日銀が追加緩和を発表するとのウワサも
安保から経済へと、大きく舵を切ったアベノミクス2ですが、7-9月期のGDPがマイナス成長となる可能性が高まり、前途多難…。
補正予算とともに、日銀が再び動き出すのかに注目が集まっています。
本命は10月30日(金)の金融政策決定会合。でも、早ければ10月7日(月)にも発表されるのではないかとのウワサも。
日銀によるQQE3の可能性の高まりとともに、米ドル/円はじり高の展開となる可能性が濃厚。
(出所:米国FXCM)
10月相場は、日銀の動向、そして日本株と米ドル/円の行方に注目です。
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