■NYダウは調整余地残すも、豪ドル/円の下落は限定的
豪ドル/円は、NYダウと連動する傾向があるのは前述のとおり。
それでは、ここからNYダウは、底固めをして、続伸するのかどうかをもう一度、テクニカル分析で確認してみます。
5月高値と8月安値の下落幅の61.8%戻しが1万7212ドル。10月13日(火)の高値が1万7172ドルなのでほぼ到達。
(出所:CQG)
NYダウが1万7000ドルをサポートとして底固めするには、この61.8%戻しを「週足ベース」で超えてくることが必要ですが、本稿執筆時点では、NYダウは、1万7000ドルを割り込んでおり、いったん調整する余地を残しています。
(出所:CQG)
米雇用統計の後、NYダウは7日連続で急騰していたため、調整があっても仕方のないところ…。
豪ドル/円も、10月12日(月)に88.63円に到達し、いったん86.00円レベルまで反落しています。
NYダウが61.8%にほぼ到達し、短期的には調整する可能性がありますが、前述のとおり、M&Aの報道もあり、豪ドル/円の下落余地は限定的となる可能性が濃厚。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/円 4時間足)
10月2日(金)の米雇用統計以降、NYダウと歩調を合わせ、じわじわと底固めしている豪ドル/円の行方に注目です。
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