週末にアメリカの入国規制に反対する騒動が、世界中で起こっているのが報道された。それでもうちょっとリスク回避の動きが強まるのではないかと思われたのだが、昨日のアジア時間では、限定的な反応しかなかった。
ドル円は朝がたに114円台でスタートしたので、先週末の115円台から比べると、リスクオフしているようにも見える。しかし事の重大さに比べて、リスク回避の量が圧倒的に少ないように思われた。
次第にドル円も値を戻してきたので私もドル売りの手は引っ込んだが、やはりどこかでドル円かユーロ円をショートに振っておきたいと思っている。114円台の後半の戻しをうかがっているときは売れないが、また114.50でも割り込んで来たら、そこで売ってみようと思って待つことに。
しかし欧州序盤ではドル円の上げの力のほう強かった。リスクオフの姿勢は強まるのはニューヨーク時間まで待たなければならなかった。米国株も下げがようやく目立つほどになってきた。しかしまだまだ下げ足りないはずである。私もやっと114.45で売っていくことができた。
そもそもトランプ大統領の施策は経済にとって良くないものばかりである。アメリカが100年前の昔のように製鉄や造船で食べていきたい気持ちはわかるが、そちらを重視するとITや金融でのソフトパワーを捨てるということを意味する。労働生産性は低くても構わないのかということだ。
入国制限も生産性を下げるだろう。GDPが下がるだけならばまだしも、企業利益に直結するようでは困る。それを見ないふりして過ごしてきた3か月だったが、それがバリューを見直す動きが強まることとなりそうだ。これは値動きを無視したファンダメンタルズ面からの捉え方である。
日付が変わって、やっとドル円も下げに勢いが出てきた。113円台にも突入してきた。私は50ポイント取れたところでいったんは利食いで買い戻したが、その後は売ろうと思って待っていても戻ることはなかった。米国株も下げたりないなと感じながらも、今年最大の下げ幅を演じることとなった。
世界的に混乱が続くようであれば、ドル円は今年の最安値である112円台のミドルを狙うのは明らかだろう。再びどこかでドル円をショートに構えておかねば。今晩も経済指標はミクロ、マクロともにたくさん出てくるが、市場の関心はトランプ氏の発言に集中している。現在の混乱を気にしていないようなコメントがツイッター上で続くようだと、さらなるリスクオフが進むことになるだろう。
日本時間 15時30分
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