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バカラ村の「FX専業トレーダーの相場観」

インフレ鈍化でFOMCは先行きに慎重か。
利上げに向け、ドル/円上昇なら売りを狙う

2017年06月13日(火)12:56公開 (2017年06月13日(火)12:56更新)
バカラ村

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■ECB理事会を見据えてユーロ/米ドルを売り

 先週(6月5日~)は、8日(木)に三大イベントが重なりました

【参考記事】
重要イベント目白押し! 期待先行で上昇のユーロ/米ドルはイベント通過後に売り狙い(6月6日、バカラ村)

 まず、日本時間20時45分にECB(欧州中央銀行)理事会、同21時30分にドラギ総裁の記者会見がありました。

 以前に、ドイツのメルケル首相やバイトマン連銀総裁からユーロ安を懸念する発言が続いたため、テーパリング(※)への期待が市場にはありましたが、今回のECBの声明では追加利下げを示唆する文言が削除される一方、インフレ見通しが下方修正されました

(※編集部注:「テーパリング」とは、量的緩和政策により、進められてきた資産買い取りを徐々に減少し、最終的に購入額をゼロにしていこうとすること)

 これを受けて、ユーロは下がりました。

ユーロ/米ドル 4時間足
ユーロ/米ドル 4時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 4時間足

 ユーロ/米ドルは下がると考えていたので、ECB理事会前の段階で、実際にユーロ/米ドルを売りました

 以下はユーロ/米ドルの1時間足チャートです。

ユーロ/米ドル 1時間足(クリックで拡大)
ユーロ/米ドル 1時間足

(出所:サクソバンク証券

 チャートの矢印のところで売りエントリーしました。

 ECB理事会を受けてユーロ/米ドルは1.1195ドルまで下落し、翌日の9日(金)には1.1165ドルまで下がりました。

 ただ、ECB理事会の前日7日(水)に、インフレ見通しが下方修正されると報道されていたこともあり、下げ幅は小さいものとなりました。

テーパリング観測がなくなったわけではないため、ユーロは大きく売られず、ただそれも先送りになるため、買いも出てこず、1.1150~1.1250ドルでの推移が続いています。

■議会証言の影響は限定的、でも問題はくすぶり続けそう

 また、23時からはコミー前FBI(連邦捜査局)長官の議会証言がありました。

 こちらも冒頭部分の内容が事前に公開されたため、相場への影響は軽微でした。

米ドル/円 4時間足
米ドル/円 4時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足

 ただ、トランプ大統領のロシアゲート疑惑がなくなったわけではなく、この影響はしばらく残り続けるものと思います。

【参考記事】
米国株と米国債、米経済はどちらを反映? レイ・ダリオ氏の警告。米ドル急落に警戒!(6月8日、西原宏一)

■投資家の積極的な英ポンド買いは見込みづらい

 そして、最後に英国の下院総選挙です。

 日本時間9日(金)の6時に出口調査結果が発表され、「メイ首相の保守党が過半数の議席を取れない可能性」が伝わると、英ポンド/円は約300pips急落しました。

【参考記事】
圧勝するつもりの選挙で過半数割れ!? 英総選挙で保守党敗北、英ポンドは急落!

 その動きは翌営業日の12日(月)も続き、英ポンド/円は138.68円まで下がっています。

英ポンド/円 1時間足
英ポンド/円 1時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/円 1時間足

 保守党は北アイルランドのDUP(プロテスタント系民主統一党)と協力する見込みとなっており、これにより、議席数は過半数に達することになります。

 ただ、EU(欧州連合)との離脱交渉は難航すると思われ、投資家から英ポンドを積極的に買う動きは出にくいと思います。

 そのため、英ポンドは今後も下がるのではないかと考えています。

 以下は英ポンド/円の日足チャートです。

英ポンド/円 日足
英ポンド/円 日足

(出所:サクソバンク証券

 英ポンド/円は、148円台を起点に、下降チャネルを形成しながら下がってきています

 今年(2017年)は、135円から148円を大きく往復している相場が続いています。

 本稿執筆時点で、英ポンド/円は138円台を推移しているため、まだ下がるのではないかと考えています

■フランス議会選挙は想定どおりでユーロの上昇限定的

 そのほか、6月11日(日)にフランス議会選挙がありましたが、マクロン大統領が率いる「共和国前進」が圧勝しました。

 これを受けて、12日(月)早朝のユーロは強かったですが、これも予想されていたことなので、その上昇は限定的となりました。

ユーロ/米ドル 1時間足
ユーロ/米ドル 1時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 1時間足

■今回も利上げ後に米ドル安か? 上がってたら売り狙い

 今週(6月12日~)の注目は、14日(水)に予定されている、FOMC(米連邦公開市場委員会)の金融政策発表です。

 政策金利の0.25%引き上げはほぼ確実で、注目されるのは、今後の利上げ予想を示すドットチャートや、バランスシートの縮小時期とその方法についてです。

 注目すべきは、9月、12月のFOMCで利上げを実施する可能性を示唆するかという点です。また、バランスシートの縮小開始時期は年末ごろと思われますが、もしこれが早まれば、米ドル高で反応することになります。

 ただ、インフレ期待が鈍化しているため、ハト派な内容になるか、現状を維持する内容になるのではないかと考えています

 とすれば、米ドル安になる可能性の方が高いように思います。

【参考記事】
半年サイクルなら、6月のドル/円は安値に到達!? そのカギは「FANG」銘柄が握る?(6月12日、西原宏一&大橋ひろこ)
過去2回の米利上げ後は米ドル安に…。でも今回は違うとみる! それはなぜか?(6月9日、陳満咲杜)

 また、米ドル/円は直近で3回とも、FRB(米連邦準備制度理事会)が利上げを行ったあとに下がっていることもあり、今回も同じように下がるのではないかと考えています。

米ドル/円 週足
米ドル/円 週足

(出所:Bloomberg)

 ただし、14日(水)のFOMCまでにドル円が下がっているようであれば、それも織り込んだことになるため、大きな動きにはつながらないと考えています。

FOMCに向けて、米ドル/円が上昇している場合に限って、米ドル/円は売り狙いで考えています。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足

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