■有名専業FXトレーダーも注目する「ポジション比率」
今回は、外為オンラインの取引システムに搭載されているポジションの片寄りがチェックできるツール「ディールスコープ」について紹介したい。
そのときのマーケット参加者が保有しているポジションが売りと買いのどちらに片寄っているかということは為替相場の先行きに影響を与えると言われる。
今回、紹介する外為オンラインの「ディールスコープ」はちょっと特殊なものなので当てはまらないのだが、一般的に、買いポジションが積み上がりすぎれば相場は下落のリスクが高まり、反対に売りポジションが積み上がりすぎれば相場が上昇するリスクが高まっていると考えられる。
【参考記事】
●ポジション比率を公表中のFX会社はどこ? みんなの逆指値の状況がわかる会社も…
このようなポジションの片寄りを示す「ポジション比率」の情報は、ひろぴーさんや田畑昇人さんといったザイFX!でもおなじみの専業トレーダーも注目しているところだ。
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為替のマーケットは非常に大きく、すべての参加者の「ポジション比率」が発表されているわけではないが、CFTC(全米先物取引委員会)といった公的機関や一部のFX会社などが発表しているデータはある。そして、一部の参加者が建てたポジションなどのデータからでもマーケット全体のポジションの片寄りを推し測ることはできるだろう。
そんな「ポジション比率」はさまざまなFX会社などが発表しているわけだが、一般的に通貨ペアごとの買いと売りの割合だけが掲載されていることが多い。

(詳しくはこちら → 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移)
![外為どっとコム[外貨ネクストネオ] 売買比率情報](/mwimgs/9/2/-/img_92a3aa081bee12f5849ac2095494515b97045.jpg)
(出所:外為どっとコム)
ところが、外為オンラインの「ディールスコープ」は、一般的な「ポジション比率」とは違う、ちょっと珍しいデータを提供している。
ポジションの「比率」ではなく、「量」と「人数」が公表されているのだ。
1時間足以上の時間軸であれば、外為オンラインに口座を持っていてポジションを保有しているユーザーのうち、買っている人と売っている人のそれぞれのポジションの量と人数までを詳細に把握することができるのである。
データの更新頻度は、1時間足なら1時間ごと、日足なら1日1回というように、時間軸によって異なっている。

(出所:外為オンライン)
そして、ディールスコープは、外為オンライン[外為オンラインFX]で取扱いのある24通貨ペアすべてで使うことができる。
その中には、主要通貨ペアはもちろんのこと、英ポンド/豪ドルやユーロ/豪ドルといったちょっとマイナー通貨ペアも多数入っている。

(出所:外為オンライン)

(出所:外為オンライン)
ちなみに、この「ディールスコープ」については、かなり前になるが、2011年11月に公開した記事で、こちらもザイFX!ではおなじみ、有料メルマガやコラムもスタートした、FX専業トレーダー・バカラ村さんが紹介してくれていた。
【参考記事】
●大口トレーダーの売買も丸わかり! バカラ村流「ディールスコープ」の読み方
それでは、実際のチャートでディールスコープを…
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