■暗号資産のレバレッジ取引ができるおすすめ業者
高いボラティリティが期待できるビットコイン(BTC)・暗号資産(仮想通貨)市場において、資金効率良くアクティブな取引ができるレバレッジ取引(証拠金取引、FX)は、魅力的な商品ではないでしょうか?
とはいえ、数ある業者の中で、どの口座を開設すればいいのか迷うという方も多いでしょう。そこで、暗号資産のレバレッジ取引を取り扱っている国内業者のうち、利用しやすいサービスを提供しているおすすめの業者をいくつかピックアップしました。
★GMOコイン
>>>GMOコインの公式サイトはこちら
>>>【GMOコイン】ってどう? 口座開設方法やメリット・デメリットをわかりやすく解説
GMOコインは、大手ネット証券・GMOクリック証券を擁するGMOインターネットグループの暗号資産サービスです。ビットコインやイーサリアム(ETH)をはじめ、主要どころの暗号資産がバランス良くラインナップされているほか、取引ツールは、パソコン版もスマホアプリ版も使いやすいので初心者の方も利用しやすいのではないでしょうか。
また、レバレッジ取引において、店頭取引の「暗号資産FX」だけでなく取引所取引の「取引所(レバレッジ取引)」も提供しているのは、かなり特徴的。他の多くの業者は、店頭取引のレバレッジ取引しか提供していません。レバレッジ取引で取引所取引をしたいなら、GMOコインは外せないでしょう。
【GMOコイン:暗号資産FX】
・レバレッジ:最大2倍
・取り扱い暗号資産:10種類(BTC、ETH、BCH、LTC、XRP、XEM、XLM、BAT、OMG、XTZ)
・取引手数料:無料(スプレッドあり)
・レバレッジ手数料:建玉ごとに0.04%/日
・ロスカット手数料:無料
【GMOコイン:取引所(レバレッジ取引)】
・レバレッジ:最大2倍
・取り扱い暗号資産:5種類(BTC、ETH、BCH、LTC、XRP)
・取引手数料:無料
・レバレッジ手数料:評価レート×建玉数量× 0.04%/日
・ロスカット手数料:建玉レート×建玉数量×0.5%/回
★DMM Bitcoin
>>>DMM Bitcoin公式サイトはこちら
>>>【DMM Bitcoin】ってどう? 口座開設方法やメリット・デメリットをわかりやすく解説
DMM Bitcoinは、DMM.com証券を擁するDMM.comグループの暗号資産サービスです。対円だけでなく、暗号資産同士のペアも提供されているなど、レバレッジ取引を提供する業者の中では、取り扱い銘柄が豊富な部類に入ります。中には比較的珍しい暗号資産もありますので、レバレッジ取引を積極的に取り入れたいトレーダーは、ぜひ、チェックしておきたい1社でしょう。
もちろん、取引ツールは、パソコン版もスマホアプリ版も秀逸。場所を選ばず、快適な取引ができます。直感的な操作が可能ですので、初心者の方にも利用しやすいのではないでしょうか。
【DMM Bitcoin:レバレッジ取引】
・レバレッジ:最大2倍
・取り扱い暗号資産:25種類(BTC、ETH、XRP、LINK、MKR、AVAX、CHZ、TRX、ZPG、LTC、XLM、ETC、BCH、BAT、ENJ、OMG、MONA、ADA、DOT、XTZ、XEM、QTUM、XYM、IOST、MATIC)
・取引手数料:無料(スプレッドあり) ※BitMatch取引手数料を除く
・レバレッジ手数料:建玉金額の0.04%/日
・ロスカット手数料:無料
★トレイダーズ証券[みんなのコイン]
>>>トレイダーズ証券[みんなのコイン]公式サイトはこちら
>>>トレイダーズ証券[みんなのコイン]ってどう? メリットやデメリットを含む特徴を紹介!
トレイダーズ証券の[みんなのコイン]はレバレッジ取引ができる暗号資産サービスです。FX口座の[みんなのFX]、シストレが可能な[みんなのシストレ]、バイナリーオプション取引サービスの[みんなのオプション]と同一のアカウントで取引できるため、各サービスへの資金振替がスムーズに行えるところに特徴があります。
取り扱い暗号資産はビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ、ライトコインの主要な5種類と限られており、主に初心者向けにといったところ。取引は、スマホの「コイントレーダー アプリ版」とPC版の「コイントレーダー」が用意されています。
【トレイダーズ証券:みんなのコイン】
・レバレッジ:最大2倍
・取り扱い暗号資産:5種類(BTC、ETH、XRP、BCH、LTC)
・取引手数料:無料(スプレッドあり)
・レバレッジ手数料:建玉数量×終値×0.04%/日
・ロスカット手数料:無料
★トレイダーズ証券[LIGHT FX コイン]
>>>トレイダーズ証券[LIGHT FX コイン]公式サイトはこちら
>>>トレイダーズ証券[LIGHT FX コイン]ってどう? メリットやデメリットを含む特徴を紹介!
トレイダーズ証券の[LIGHT FX コイン]は、FX口座である[LIGHT FX]と同じアカウントで取引できる暗号資産サービスです。
取り扱い暗号資産はビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ、ライトコインの主要な5種類。レバレッジ取引を提供する業者の中では取り扱い銘柄が少なく、中上級者向けというよりは、初心者向けといえるでしょう。
【トレイダーズ証券:LIGHT FX コイン】
・レバレッジ:最大2倍
・取り扱い暗号資産:5種類(BTC、ETH、XRP、BCH、LTC)
・取引手数料:無料(スプレッドあり)
・レバレッジ手数料:建玉数量×終値×0.04%/日
・ロスカット手数料:無料
★SBI FXトレード[暗号資産CFD]
>>>SBI FXトレード[暗号資産CFD]公式サイトはこちら
>>>SBI FXトレードの暗号資産CFDってどう?メリットやデメリットを含む特徴を紹介!
FX専業会社であるSBI FXトレードが提供する暗号資産サービスです。CFDという名称がついていますが、中身は通常の暗号資産のレバレッジ取引と言って差支えないでしょう。
取り扱い暗号資産はビットコインをはじめ、主要な3種類と限られていますが、対円のほか対米ドルでの取引も可能といった特徴があります。取引ツールも使いやすいので、初心者から中上級者まで、一度はチェックしておきたいサービスと言えそうです。
【SBI FXトレード:暗号資産CFD】
・レバレッジ:最大2倍
・取り扱い暗号資産:3種類(BTC、XRP、ETH)
・取引手数料:無料(スプレッドあり)
・レバレッジ手数料:変動制
・ロスカット手数料:無料
★マネックス証券[暗号資産CFD]
>>>マネックス証券[暗号資産CFD]の公式サイトはこちら
>>>マネックス証券の暗号資産CFDってどう?メリットやデメリットを含む特徴を紹介!
ネット証券大手のマネックス証券が提供する暗号資産サービスです。CFDという名称がついていますが、中身は通常の暗号資産のレバレッジ取引と言って差支えないでしょう。他のサービスと異なり、こちらは証券会社が提供する暗号資産サービスであるというのが、最大の特徴かもしれません。暗号資産CFDを利用するには、マネックス証券の「証券総合取引口座」の開設が必須です。
取り扱い銘柄は主要な暗号資産に絞られていますので、中上級者にはちょっと物足りないかもしれませんが、初心者にはわかりやすいともいえるでしょう。取引は、スマホアプリ「MONEX TRADER CRYPTO」でのみ行うことができ、パソコン版取引ツールはありません。
【マネックス証券:暗号資産CFD】
・レバレッジ:最大2倍
・取り扱い暗号資産:4種類(BTC、ETH、XRP、BCH)
・取引手数料:無料(スプレッドあり)
・レバレッジ手数料:建玉数量×時価(午前6時時点の対象銘柄のBidレートとAskレートの中間値)×0.04%/日
・ロスカット手数料:無料
このほか、bitFlyer(ビットフライヤー)やQUOINE(コイン)が運営する「Liquid(リキッド)」、楽天ウォレット、海外大手の日本法人フォビジャパンなどでも暗号資産のレバレッジ取引を取り扱っていますが、一部のレバレッジ取引取り扱い業者では、2020年5月に施行された改正金融商品取引法(以下、金商法)の関係で、これから口座開設しようとする新規ユーザーについては、現状、レバレッジ取引を利用することができません(※)。口座開設の際は、各社の案内をよく確認するようにしてください。
(※2020年5月の金商法改正に伴い、暗号資産は金融商品に定義され、暗号資産のデリバティブ取引は同法の規制対象となった。取り扱い業者についても第一種金融商品取引業の登録が必要となったが、一部の業者は登録の申請を予定するみなし業者(令和元年法律第28号附則第10条第1項に基づく)であるため、新規ユーザーにレバレッジ取引を提供することができない状況となっている)
■暗号資産のレバレッジ取引の魅力とは?
口座名やサービス名は各社ごとに異なりますが、暗号資産の取引には、大きく分けると「現物取引」と証拠金で取引が可能な「レバレッジ取引」の2つがあります。
【参考コンテンツ】
●ビットコイン・暗号資産(仮想通貨)の取引所/販売所を比較! おすすめは?
現物取引は買いから入って値上がりを待つしかありませんが、レバレッジ取引は売りからでも買いからでも取引を始められますので、上昇局面も下落局面も収益チャンスにすることが可能です。
また、証拠金で取引でき、自己資金以上のポジションを持つことが可能なので、資金効率が良いという点も大きな魅力でしょう。ただ、自分の思惑と相場が逆行すれば、大きなポジションを取った分、損失は拡大しやすくなりますから、その点に注意は必要です。
【暗号資産のレバレッジ取引の魅力】
・ 売りからでも買いからでも取引できる
・ レバレッジを効かせて資金効率の良い取引ができる
暗号資産のレバレッジ取引におけるレバレッジは、取り扱い業者によって異なっていましたが、2020年5月に施行された改正金商法の内閣府令で最大2倍までと定義されたため、現在はどの業者も最大2倍とする流れになってきています。
同じデリバティブ商品を例に挙げると、FXの最大レバレッジは25倍、株の信用取引は3倍ですから、それらに比べると暗号資産のデリバティブ取引のレバレッジは高いとはいえません。とはいえ、暗号資産の値動きはかなり大きくなることも珍しくないため、そこまで大きなレバレッジは必要ないのかもしれません。
なお、各業者が提供する暗号資産のレバレッジ取引の主流は、業者とユーザーが取引する店頭取引(相対取引)です。レバレッジ取引について、業者が提供するインターネット上の暗号資産取引所に参加するユーザー同士で取引を行う取引所サービスを提供しているのは、GMOコインなどの一部の業者に限られます。
■レバレッジ取引にかかるコスト。レバレッジ手数料とは?
暗号資産のレバレッジ取引では、外付けの取引手数料は無料が主流です(※)。売買時にかかるコストは売値と買値の差額であるスプレッドということになります。
(※GMOコインの「取引所(レバレッジ取引)」のように取引所形式で提供されているレバレッジ取引の場合は、別途、取引手数料がかかこともある)
外付けの取引手数料無料の代わり――というワケではないでしょうが、暗号資産のレバレッジ取引特有の手数料があります。それは、「レバレッジ手数料」や「スワップポイント」と呼ばれる手数料です。
これは、ポジション(建玉)をロールオーバー(翌営業日へ持ち越し)する際に発生するコストで、保有するポジションが売りでも買いでも等しく発生するのが一般的。
レバレッジ手数料は業者によって異なりますが、建玉ごとに1日あたり0.04%程度というところが多いようです。
通常、現物取引ではレバレッジ手数料のような手数料はありません。レバレッジ手数料は、短期で売買する場合はそんなに気にならないかもしれませんが、中長期で保有するとなるとポジションのボリュームによっては負担に感じるかも。そんな手数料があるなんて知らなかった…なんてことにならないように、あらかじめ利用する業者のレバレッジ手数料を確認しておくことをおすすめします。
このほか、レバレッジ取引に設けられているロスカット(一定の水準まで含み損が膨らむと強制的に決済されるしくみ)についても、通常、手数料は無料とされているところが多いです。ただし、GMOコインの取引所サービスのように、一部ではロスカットにも、別途手数料がかかる業者がありますので、注意してください。
それぞれサービス内容に特徴がありますので、暗号資産を中長期でじっくり保有するなら現物取引で、短期で資金効率良く売買利益を狙うならレバレッジ取引でと、投資スタンスよって現物取引とレバレッジ取引の口座を使い分けるといいかもしれません。
現物取引を提供しているおすすめの暗号資産業者については、以下で紹介していますので、興味がある方は、合わせてチェックするようにしてください。
【参考コンテンツ】
●ビットコイン・暗号資産(仮想通貨)の取引所/販売所を比較! おすすめは?
(※当記事では各業者の公式サイトなどを参考に情報を提供していますが、最新情報や詳細については、必ずご自身で各業者の公式サイトなどを確認するようにしてください)
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)