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西原宏一・大橋ひろこの「FX&コモディティ(商品) 今週の作戦会議」

海外勢は森友問題を過小評価? ドル/円は
下方向だが105円台の突っ込み売りは回避

2018年03月19日(月)13:59公開 (2018年03月19日(月)13:59更新)
西原宏一&大橋ひろこ

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■「オレたちの税金で核を作りやがった!」

先週(3月12日~)はアメリカ出張だったのですが、ティラーソン氏の国務長官解任は当然、現地でも話題となっていました。


トランプに対して、「moron」(「ばか、まぬけ」といった意味の口語)と言った、とのニュースも昨年(2017年)流れていましたから、以前から関係が悪化していたのでしょう。

時間の問題だったのでしょうね。

国家経済会議の議長を務めたコーン氏も政権を離脱しましたが、彼の場合は辞任。「大統領に感謝しており、今後、大統領と政権が素晴らしい成功を収めることを望む」とコメントする、きれいな別れでした。


しかし、ティラーソン氏は解任。しかも、ツイッターで通告されるという屈辱的なやり方です。

【参考記事】
輸入関税に反対してきたコーン氏が辞任! ドル/円は上値重く、105円決壊なら100円へ(3月8日、西原宏一)

北朝鮮への対応をめぐって意見が対立したとの観測もありますね。

クリントン政権は、金正日が核開発をやめる見返りとして多額の援助を渡し、そのお金で北朝鮮は核開発を進めました。


アメリカ人の友人に言わせれば、「北朝鮮はオレたちの税金で核を開発しやがった!」という心境のようです。

トランプは、北朝鮮の口先を信じる気はないでしょうし、開発の停止や査察などを厳しく求めていく心づもりでしょう。

■海外勢は森友問題を過小評価している

国内では森友問題が深刻化していますね。安倍政権の支持率も急落し、麻生財務相は、今日(3月19日)から始まるG20(20カ国地域財務相・中央銀行総裁会議)への出席をキャンセルしました。


アメリカの保護主義的な通商問題に対して、各国がどう連携していくのかを話し合う、日本にとって非常に重要な会議だったのですが……。

国内では森友問題が深刻化している。安倍政権の支持率も急落し、麻生財務相は今日から始まるG20へ出席をキャンセルした (C)Bloomberg/Getty Images

国内では森友問題が深刻化している。安倍政権の支持率も急落し、麻生財務相は今日から始まるG20へ出席をキャンセルした (C)Bloomberg/Getty Images

森友問題が、最終的に安倍政権の崩壊につながるようなことはないでしょう。しかし、政権発足以来、最大の危機であることは間違いない。安倍首相が冷や汗を流すような崖っぷちの場面が、あるかもしれません。


森友問題は、昨年(2017年)の総選挙前後でも取り沙汰されましたが、あの時は大過なく乗り越えました。その経験がある海外勢は、「Moritomo Scandal? 今回も大丈夫だろう」と高をくくっているフシがある。


安倍政権が窮地に追い込まれたとき、安心していた海外勢が「今回は、マズいぞ」と慌てて動き出す可能性はあります。

■NYダウの三角保ち合いが煮詰まる

安倍政権が正念場を迎えたとき、海外勢が円買いアタックを仕掛けてくる可能性はありますよね。


今週(3月19日~)は、20日(火)、21日(水)とFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催されます。


利上げは確実なので、焦点は、ドットチャートや記者会見。年3回利上げなのか、あるいはタカ派的な姿勢を強めて年4回利上げをにじませてくるのか――。

今年(2018年)最初に米ドル/円が105円台へ突っ込んだのは、2月16日(金)でした。それから1カ月、105円を割れずにいます。


しかし、上値も想定以上に重い。109円台への調整もあるかと思っていましたが、108円すら届きません。やはり、105円割れ方向なのかなと思います。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足

(出所:Bloomberg)

FOMCが105円割れのきっかけになるかもしれないですね。NYダウの日足は、きれいな三角保ち合いを形成しています。三角形の頂点に達するのは、今週(3月19日~)か来週(3月26日~)。

NYダウ 日足
NYダウ 日足

(出所:Bloomberg)

FRB(米連邦準備制度理事会)がタカ派的な姿勢を強めると米金利が上昇し、米国株の下落を誘って三角保ち合いを下抜け、それとともに、米ドル/円も105円割れ、とイメージできないこともない。

パウエル議長にとって初の会合となることもあり、FOMCは注目ですね。

ちなみに、今週(3月19日~)は、RBNZ(ニュージーランド準備銀行[ニュージーランドの中央銀行])とBOE(イングランド銀行[英国の中央銀行])の政策発表もありますが、2つとも据え置きの見通しとなっています。

■G20では仮想通貨への規制も議論

3月19日(月)、20日(火)のG20では、仮想通貨への国際的な規制についても話し合われますね。


それを警戒しているのか、週末からビットコインの下げが加速しています。G20通過後に、「バイ・ザ・ファクト」の買い戻しを期待する声もありますが、ビットコインのチャートは崩れています。大きく上がるのは、しばらく難しいのかもしれないですね。

ビットコイン/円 4時間足
ビットコイン/円 4時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ビットコイン/円 4時間足

でも、チューリップ・バブルでは、バブル崩壊かと思われた暴騰暴落の後、さらに高値を更新し、最初の高値の何倍にもなってからバブル崩壊となっているんですよね。

 

ビットコインも、まだ終わっていないのであれば、同じ形になるのかもしれません。

■今年、来年が歴史の重大な節目になるか

ブロックチェーンのインパクトは、大きいですからね。

そう言えば、既存メディアの報道姿勢に不満な安倍首相は、放送法の改正を口にしています。


メディアと政治のあり方が転換点に来ているのかもしれないし、来年(2019年)には、次世代の高速携帯通信規格である「5G」が商用化されるようです。


今年(2018年)、来年(2019年)と、さまざまな分野で大きな転換点が来そう。おもしろい時代になっていますね。

目先の話に戻すと、今週(3月19日~)は、どんな戦略をイメージしていますか?

ユーロ/円の売りもいいのですが、ユーロ/米ドルが1.21ドルをすぐに割り込むようなイメージもありません。


そうだとすれば、やはり、米ドル/円の売りでいいのでしょう。105円台での突っ込み売りは避けて、戻り売りしていきたいですね。

【参考記事】
トランプのツイッター砲が日本を直撃!! 基本は米ドル/円の戻り売りだが、慎重に(3月12日、西原宏一&大橋ひろこ)

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足

(出所:Bloomberg)

(構成/ミドルマン・高城泰)

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