■米ドル/円の戻り売り方針を継続
まだ、11万枚も円売り越しに偏っていることやムニューシン米財務長官の発言から円安に推移しにくい状況であること、また、米ドル/円がテクニカル的に114円台から下がってきていることから、まだ円高になりやすい状況だと言えます。
【参考記事】
●IMMの危険水準は円10万枚、ユーロ15万枚、英ポンド10万枚だが、さらに確認すべきは?
●IMMの円売り越し13.6万枚! この数字が10万枚を越えると米ドル/円は調整しやすい(2017年11月21日、バカラ村)
前回のコラムで、米ドル/円は「前回2回のときの調整の下げが、約3.3~3.4円となっていることから、まずは、111円台前半までの下げがあるのではないかと考えています」とお伝えしましたが、111円台前半で下げ止まらず、昨年(2017年)7月や、11月の円売り越しが解消したときと同様の下げ幅が期待できるのではないかと考えています。
【参考記事】
●米ドル/円は111円台前半へ調整の可能性! 投機筋の円売り越しが注目の水準に迫る!?(10月9日、バカラ村)

※CFTCのデータを基にザイFX!が作成

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米ドル/円は、戻り売り継続で考えています。
■Brexit協議はギリギリで合意!? 英ポンドは?
今週(10月15日~)は、18日(木)にEU(欧州連合)首脳会議(サミット)もあります。
Brexit(英国のEU離脱)交渉も、最終局面に入ってきており、英ポンドはヘッドラインで乱高下しやすい状況です。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/米ドル 日足)
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早ければ、10月15日(月)にも合意するのではないかとの報道もありましたが、現在はまだ合意できておらず、期限ギリギリまで、合意はないのではないかと思います。
それもあって、英ポンドは下がりやすいのではないかと思っていますが、期限ギリギリで合意にたどりつくのではないかと考えています。
ただし、リスクが高いため、英ポンドに関しては、あまり手を出したくないと考えています。
今週(10月15日~)も引き続き、米ドル/円の戻り売りで考えています。
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