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バカラ村の「FX専業トレーダーの相場観」

イタリア予算案リスクは織り込み済みでも、
ユーロ/米ドルに1.11ドル台ヘの下落余地!

2018年11月13日(火)12:44公開 (2018年11月13日(火)12:44更新)
バカラ村

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■予想どおりの米中間選挙。為替相場にトレンドはできず!

 11月6日(火)に、米国の中間選挙がありました。市場の予想どおり、上院は共和党、下院は民主党が過半数の議席を獲得しました。

 為替市場は、市場の予想どおりということもあり、結果が発表された当初は乱高下したものの、トレンドはできず、米ドル/円は113円台での推移となりました。

【参考記事】
米中間選挙! 「ねじれ」でも為替動かず!? 米ドル/円より豪ドル/円を買う理由とは?(11月6日、バカラ村)

米ドル/円 4時間足
米ドル/円 4時間足

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■大統領選挙に向けて米中の覇権争いが活発化!?

 ねじれ議会となったことで、トランプ大統領は今後、景気対策などの政策を、議会で通しにくくなりました。

 2020年には、大統領選があります。トランプ大統領は、ここで再選を目指したいわけですが、議会で政策が通りにくいとなると、貿易問題の方に比重をかけてくることが予想されます。

 とすれば、米中の覇権争いが、今よりも活発になると思います。

トランプ米大統領の写真

2019年からの米議会がねじれになったことで、トランプ大統領は2020年の大統領選に向けて、貿易問題に比重をかけてくるというのがバカラ村さんの考え。今後、一層、米中の覇権争いが活発化してきそうだ… (C)Chip Somodevilla/Getty Images

 中間選挙前に、トランプ大統領は、中国との歩み寄りを示唆する発言をしていましたが、これは、株価が先月(10月)大きく下落したため、それを意識しての発言という面が強いでしょう。中間選挙も終わったことで、これまでのように圧力をかけてくるものと思います。

 今月末(11月30日~)にG20(20か国・地域首脳会合)がありますが、合わせて米中首脳会談も開催される予定のため、それに向けて、圧力をかけてくるのではないでしょうか。

■日米通商交渉の本格化で米ドル/円は大きく動き出すか

 また、日本に対しても、円高の圧力が強まることになりそうです。

 本日(11月13日)は、安倍首相とペンス副大統領の会談が予定されています。今回はまだ、圧力は出てこないと言われていることもあって、大きな材料とはならないと思いますが、来年(2019年)1月には、日米通商交渉も予定されていることから、円高への警戒は解けない状態です。

世界の通貨VS円 日足
世界の通貨VS円 日足

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 目先に関しては、米ドル高と円高が同時に進んでいるため、米ドル/円は小動きが続いています。来月(12月)にはFRB(米連邦準備制度理事会)の利上げもあるため、まだしばらくは、今のような小動きが続くと思いますが、通商交渉が本格化してくれば、米ドル/円も大きく動き出すのではないかと考えています。

■豪ドル/米ドルは長期下降トレンドラインを超えたけど…

 豪ドル/米ドルは、長期の下降トレンドラインを超えたこともあって、短期的に上昇していましたが、トランプ大統領の貿易問題のターゲットが中国であることから、豪ドルは長期的に上値の重い展開となりそうです。

豪ドル/米ドル 日足
豪ドル/米ドル 日足

(出所:Bloomberg)

 今年(2018年)の初旬から10月まで、下降トレンドが続いていましたが、来年(2019年)も、そのような動きとなりそうです。

【参考記事】
米中間選挙! 「ねじれ」でも為替動かず!? 米ドル/円より豪ドル/円を買う理由とは?(11月6日、バカラ村)

■イタリア予算案のリスクを織り込んでユーロは下落!

 本日(11月13日)は、イタリア予算案の再提出期限となります。

 もし、予算案を修正せずに、欧州委員会と折り合いがつかないようであれば、イタリアへ罰則が適用されることになります。

 欧州委員会とイタリアが妥協して折り合いがつけば、ユーロは反発することとなります。

 ただ、イタリアのトリア経済・財務相が、予算案を修正する考えは無いと発言していることもあって、ユーロは軟調な展開が続いています。ユーロ/米ドルは、1.1300ドルにバリアオプションもありましたが、昨日(11月12日)は一時、1.1240ドルまで下落しました(※)

(※編集部注:本記事の寄稿後、11月13日(火)の日本時間早朝にユーロ/米ドルは一時、1.1216ドル付近まで下落した)

ユーロ/米ドル 日足
ユーロ/米ドル 日足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足

ユーロはすでに、下げが続いていることもあって、イタリア予算案が修正されないという部分は、織り込んでいるような状況ではないかと思います。

■ユーロ/米ドルは1.11ドル台半ばが下値メド

 テクニカルからは、ユーロ/米ドルは9月24日(月)の高値を起点に3回目の下落となりますが、過去2回の下落幅は、383pips(1回目)と319pips(2回目)になっています。

 今回の下げも同じような下落幅となれば、ユーロ/米ドルの短期的な下値メドは、1.1117ドル~1.1181ドルになります。

ユーロ/米ドル 日足
ユーロ/米ドル 日足

(出所:Bloomberg)

 また、V計算値からのメドは1.1104ドルになりますので、おおよそ、1.11ドル台半ばあたりまで下げる可能性があります。

ユーロ/米ドル 日足
ユーロ/米ドル 日足

(出所:Bloomberg)

 イタリアと欧州委員会が、予算案で折り合いがつくような内容が出れば、ユーロ/米ドルは反発してしまいますが、1.13ドルを下抜けたこともあり、短期的な下値メドとなる1.11ドル台半ばを目指す下げが、期待できるのではないかと考えています。

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