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トレードで稼ぐために必要な3要素とは？

 トレードで稼ぎ続けるために欠かせないのがリスク管理と資金管理、そして手法だ。

 ただ、初心者ほど「いつ買って、いつ売るか」と手法のことばかりを考えがち。リスク管理や資金管理をないがしろにしてしまう。

 それだと、コツコツ積み重ねた利益を一度の失敗で溶かしてしまったり、あるいは勝率は高いのに利益が増えなかったり、思うように資金を増やせない。

 リスク管理、資金管理、手法の３つをバランスよく考えるのが成功の秘訣だが、トレードに不慣れな初心者にそれを求めるのは酷な話でもある。

【作成日時：2019年4月22日→最終確認・更新日：2019年4月26日】

フラッシュ・クラッシュの恐怖から逃げるには？

 初心者は失敗しながら学ぶしかないのか――。

 今年（2019年）1月、1.3億円の「未収金」が発生した。未収金とは個人投資家が背負う、FX会社に対する借金だ。

 平時の相場で未収金が発生することはほぼないが、1月3日（木）のフラッシュ・クラッシュのような短時間での暴騰、暴落時にはたびたび発生している。

米ドル/円 日足

（出所：IG証券）

 相場があまりにも短時間に急変した場合は預けた証拠金を失うだけでなく、それ以上の損失が発生する可能性がゼロとは言えないのがFXだ。

 損切りが苦手、リスクが高い、レバレッジをかけたくない――為替市場には興味があってもFXには二の足を踏む人は多い。

 そんな人にこそ、注目してほしいのがIG証券の「ノックアウト・オプション」だ。

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損切りが強制されるFX＝ノックアウト・オプション

 ノックアウト・オプションをひと言で表現すると、「リスク限定型FX」。ある1点を除いて、FXと大きな違いはない。初心者にぜひ使ってほしい商品だ。

 ノックアウト・オプションがＦＸと大きく違うのは「ノックアウト・レベル」の存在だ。

 ノックアウト・レベルは取引開始時に設定する。いわば損切りレベルだ。

 FXでは損切りが欠かせない。予想と反対に動いてしまったとき、損失の拡大を防ぐため自ら決済する必要がある。しかし、わかっていても難しいのが損切り。損切りが遅れて損失を拡大させ、1度の失敗で資金の大半を失う初心者は多い。

 しかし、ノックアウト・オプションではノックアウト・レベルを設定しないと取引を始められない。「どこで損切りしようか？」と考えないと取引を始められないから、これからFXを極めていこうとする人に最適だ。

「損切りの甘え」を許さず、想定以上の損失を回避！

 FXでノックアウト・レベルにあたるのが「逆指値」。しかし、逆指値を入れていれば「絶対安全」なわけではない。初心者だと「もう少し耐えてみよう」と逆指値をキャンセルしたり、遠くに変更してしまいがちだ。

 その結果、1度の損切りで想定以上の損失が発生して、メンタルが崩壊、ルールを破ったトレードを繰り返して市場から退出……なんて話は「FX初心者あるある」だ。

 しかし、ノックアウト・オプションでは最初に決めたノックアウト・レベルは変更できない。

 最初に「ここで切る」と決めた位置以上に損失は絶対拡大しない。「もう少し耐えてみよう」なんてプラン変更が許されないしくみとなっているから、初心者でも相場に惑わされず、計画的なトレードができるはずだ。

リスク許容度次第で、証拠金（オプション購入額）は少額に

 ノックアウト・レベルは資金管理とも密接に関係している。米ドル/円だと10銭置きに設定でき、現在レートから近くに設定するほど、取引に必要な資金（オプション購入額）が少なくなる。

 米ドル/円で1ロット（＝1万通貨）、現在レートより10銭ほど下のノックアウト・レベルならば、オプション購入額はわずか1200円。

 一方、通常のFX取引で米ドル/円を1万通貨取引しようと思ったら4～5万円の資金が必要になる。

 また、「ノックアウト・レベル＝損切りレベル」だから、リスクを取って原資産価格に近すぎるレベルを設定するとすぐに損切りされてしまう。「証拠金が少なくて済むから近くに置く」と考えるのではなく、「ここを越えることはないだろう」と考えて設定しよう。

※スプレッドはすべて例外あり

場合によってはFXより少ない資金で同じロットを取引できる！

 ノックアウト・オプションでは、リスク許容度のレベルによっては取引に必要な資金を少なく済ませることができる。つまり、同じ資金でより多くの取引量を発注することも可能ということになる。

 先ほど述べたとおり、ノックアウト・レベルを10銭下に設定して米ドル/円の「ブル（上昇）」を購入したとき、1ロット（1万通貨）あたりのオプション購入額は1200円だけ。このとき、資金が1万円しかなくても8万通貨の取引ができてしまう。

 もっと余裕を見て90銭下にノックアウト・レベルを設定しても、1ロット（1万通貨）あたりの必要証拠金は9200円しかかからない。

 このことから、ノックアウト・オプションはリスクが高いのでは？と考える人もいるが、一概にそうとも言えない。

 ノックアウト・レベルと必要証拠金の関係を示した以下の表から明らかなように、ノックアウト・レベルが近いほど自動決済される可能性は高くなるが、最大損失は小さくなる。

 しかもノックアウト・オプションなら損切りレベルを変更できないからリスクは限定されている。

 こうした特徴を利用すれば、「ノックアウト・レベルを近くに設定して、取引量を増やし、1度の取引で大きなリターンを狙う」といった取引をリスク限定で行える。

 「資金が少額の人でも大きな利益を狙いやすい」のは、ノックアウト・オプションの大きな魅力となるのだ。

フラッシュ・クラッシュや月曜の窓開けリスクも怖くない！

 冒頭で紹介したようにFXでは相場が急変したとき、未収金が発生して、追加の証拠金を求められることがある。

 逆指値を入れておいても、値動きの勢いが強いと大幅にスベって約定したり、週明けに窓が開いて始まると不利なレートで約定し、未収金が発生するケースもある。いくら自衛しても「100％安全」とは言い切れない。

 しかし、ノックアウト・オプションでは、フラッシュ・クラッシュのような暴落や、月曜に窓開けして取引が始まっても、ノックアウト・レベルよりも不利なレートで約定することはない。もちろん未収金も発生しない。ノックアウト・オプションならではの大きな利点だ。

指値・逆指値を使ったリスク管理もできる

 ノックアウト・オプションでは指値や逆指値を利用できる。基本的な使い方は次のとおりだ。

 逆指値を使って、損切りの位置を徐々に引き上げていくのもいい。ブル（上昇）を買って上昇トレンドに乗れたら、損切り位置がノックアウト・レベルのままにしておくのはもったいない。

 逆指値注文を発注し、上昇するごとに逆指値の位置を少しずつ引き上げていき利益を確保していく――といった使い方ができる。

 ノックアウト・オプションのポジションは最長1年間、保有できる。トレンドフォローにも使いやすいはずだ。

 ちなみに米ドル/円のポジションがノックアウト・レベルに達して決済されると、1万通貨あたり200円の手数料（ノックアウト・プレミアム）が発生する。

 しかし、逆指値や指値、あるいは成行で決済すると、返金されるため、ノックアウト・レベルのわずか手前に逆指値を発注しておけばコスト削減につながる。

為替だけでなく、株やコモディティも取引できる

 為替市場は他の金融市場とも密接に関係して動く。

 ザイFX！の連載陣を見ていても、株式市場の動向から為替を分析するといったやり方で先行きを予想する人は多いし、米ドル/円はNYダウや日経平均と相関しやすい。

 また、ザイFX！で原則月曜日に更新されている西原宏一さんと大橋ひろこさんの対談連載もタイトルは「FX＆コモディティ（商品） 今週の作戦会議」。加ドルが原油価格と相関しやすいように為替市場はコモディティ市場との関係も密だ。

【参考コンテンツ】
●FX＆コモディティ（商品） 今週の作戦会議

 為替だけでなく、株価指数や原油、ゴールドといった銘柄も取引できると、よりチャンスが広がるが、ノックアウト・オプションなら取引可能だ。

※スプレッドはすべて例外あり。

守りが鉄壁なら、メンタル総崩れにもなりにくい！

 ここまで見てきたように、ノックアウト・オプションは損切りがあらかじめ組み込まれていて、しかも遠くへずらしたりキャンセルするような「甘え」が許されない。

 さらに、暴落や暴騰、窓開けのときでもノックアウト・レベルよりも不利なレートで約定することはない。

 リスク管理が後回しになりがちな初心者でも、鉄壁の守りを固めてトレードできる商品となっている。

 ポジションを持っていると気になって仕事が手につかない――これは「FXあるある」のひとつだが、気になってしまうのはリスク管理がおろそかになっていることが原因だ。

 守りがしっかりしていれば、「相場が気になって仕事に集中できない……」なんてこともない。ノックアウト・オプションは兼業の人でも使いやすい商品だということになる。

 これからFXを始めてみようかなと考えている人はぜひ、ノックアウト・オプションも選択肢に加えてみよう。

 一見難しげに思えるかもしれないけれど、そのしくみは「リスク管理重視」。守りが甘くなりがちな初心者には頼れる味方となるはずだ。

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（編集担当／ザイFX！・庄司正高）

法令に基づく表記

●外国為替証拠金（FX）及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません。●ストップ注文及び強制ロスカット機能は、損失の限定を保証するものではなく、外国為替、株式、株価指数、商品、債券等の相場急変等により証拠金以上の損失が発生する事もあります。●取引に必要な証拠金（個人）FX：約定代金の4%以上、商品：同5%以上、株式：同20%以上、株価指数：同10%以上、債券：同2%以上、（法人）銘柄ごとに異なります。取引画面にてご確認ください。ただしFXは一般社団法人金融先物取引業協会が算出した為替リスク想定比率以上となります。為替リスク想定比率は金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出されます。（法・個人共）各種オプション：当該取引の最大損失額●未決オーダーにも証拠金が必要です。●売値と買値には差があり、拡大することがあります。●各先物CFD・オプション取引には取引期限があります。●FX・CFD取引の手数料等は次の通りです。株式CFD取引・両替・口座管理・出金の各手数料、ライブデータ・チャートの各利用料、スワップポイント、調達コスト、配当金相当額、借株コスト、ノースリッページ注文保証料、ノックアウトプレミアム。●契約締結前交付書面を熟読し十分に仕組みやリスクをご理解頂いた上で、ご自身の判断にてお取引をお願い致します。【商号】IG証券株式会社 金融商品取引業 関東財務局長（金商）第255号 商品先物取引業 【加入協会】日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、日本商品先物取引協会 ●弊社企業情報は、本店又は弊社Web及び日本商品先物取引協会Webにて開示されております。●お客様相談窓口、0120-257-734、日本商品先物取引協会相談センター 03-3664-6243

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