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田向宏行
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バカラ村の「FX専業トレーダーの相場観」

ユーロ/米ドルにテクニカル的な下落余地。
10月の英ポンドは乱高下しやすい!?

2019年10月01日(火)12:50公開 (2019年10月01日(火)12:50更新)
バカラ村

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■迫る英国のEU離脱期限。今後の展開は?

今月(10月)は、英国がEU(欧州連合)からの離脱期限を迎える月になります。

 先月(9月)、英議会は閉会されていましたが、9月24日(火)に、議会閉会は違法だとする最高裁判決が出たことで、25日(水)に議会が再開されました。

 ただ、10月17日(木)~18日(金)のEU首脳会議までに、EU側と合意するには時間がなく、10月末の離脱期限を、2020年1月まで延期することを要請することになると思います。

 ジョンソン首相は延期を望んでいないことから、まだ紆余曲折する可能性も高く、今月(10月)の英ポンドは、乱高下しやすいと思います。

英ポンド/米ドル 日足
英ポンド/米ドル 日足チャート

(出所:TradingView

 今は、合意することを模索しており、もし合意するようなことがあればサプライズとなることもあって、英ポンド/米ドルでは500~800pipsぐらい、上昇するのではないかと思います。

 ただ、期限内の合意は、可能性としては低いと思います。

【参考記事】
英ポンドは目先調整も、押し目買い方針。今は市場が動意づくまで待つしかないか(9月24日、バカラ村)
トランプ発言で米中の問題は振り出しへ。円高傾向…ユーロ/円の売りが良さそうか(9月26日、今井雅人)
混迷のブレグジット…。短期再開となった英議会でボリス首相が喫した6連敗とは?(9月12日、松崎美子)
英ポンドは買いか? 売りか? 「合意なき離脱」の可能性は本当にない!?(9月13日、松崎美子)

■ウクライナ疑惑に香港デモ。政治リスクは米中でも…

 政治リスクは英国だけでなく、米国や中国にもあります。

米国ではウクライナ疑惑によるトランプ大統領の弾劾調査、中国では香港のデモが続いています。

トランプ大統領の写真

バカラ村氏は米下院によるトランプ大統領の弾劾調査が政治リスクの1つと指摘 (C) Chip Somodevilla/Getty Images News

 9月25日(水)に、トランプ大統領とウクライナの大統領との通話記録が公開されたことや、「米中の貿易協議は予想よりも早く合意するだろう」との発言もあり、それまでのリスク回避の動きが巻き戻されました。さらに、中東の地政学リスクが緩和されたこともあり、27日(金)に米ドル/円は、108.18円まで上昇しました。

 ただ、「米政権が中国への投資を制限することを検討」していると報じられると、107.78円まで下げました。その後、「米財務省がその報道を否定している」と伝わり、リスク回避の動きも続いていません。

【参考記事】
トランプ米大統領の天敵「AOC」とは…!? ユーロ/円、英ポンド/円は戻り売りか(9月30日、西原宏一&大橋ひろこ)

米ドル/円 1時間足
米ドル/円 1時間足チャート

(出所:TradingView

■米中の貿易協議もリスク回避の材料に

 10月1日(火)は、中国の建国70周年記念になります。

 中国は、1日(火)~7日(月)まで休みとなりますが、香港デモに関しては、リスクとして残ったままです。

 また、建国記念ということから、10月1日(火)に発動する予定だった米国による対中追加関税の一部が10月15日(火)に延期されていることもあって、これからは米中の貿易協議もリスク回避の材料として出てきます。

 10月10日(木)~11日(金)には、米中閣僚級協議が予定されていることもあって、リスク回避の動きには警戒が必要かと思います。

米中首脳の写真

10月10日(木)~11日(金)に米中閣僚級協議が予定されている。これからは米中の貿易協議もリスク回避の材料として出てきそうだと、バカラ村氏は考えているようだ。写真は2019年6月に開催された大阪G20時のもの (C)Visual China Group/Getty Images

■米ドル/円105円割れなら日銀緩和期待

 ただ、ここで円高となっても、10月30日(水)~31日(木)には日銀会合があり、米ドル/円が105円を切っているような状況となれば、追加緩和の期待が出てくることになります。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

 また、季節性からも、米ドル/円は10月から12月に向けては上昇しやすい時期になるため、105円を下回って、崩れていきにくいのではないかと考えています。

■ユーロ/米ドルは1.08ドル台前半までの下げも

 ユーロ/米ドルは、金利差やユーロ圏の景況感の悪さもあって、サポートされていた1.0926ドルを下抜け、1.0885ドルまで下がりました。

【参考記事】
英ポンドは目先調整も、押し目買い方針。今は市場が動意づくまで待つしかないか(9月24日、バカラ村)

ユーロ/米ドル 日足
ユーロ/米ドル 日足チャート

(出所:TradingView

 ファンダメンタルズからは売り方向になりますが、これまでも下げは続いておらず、今回も突っ込んで売ると、安値で掴んでしまいかねないとは思います。しかし、まだ下げ余地はあるのではないかと考えています。

 今年(2019年)に入ってからのチャネルラインでは、下限にタッチしている状態になりますが、6月からの、やや加速したチャネルラインでは、下限が1.08ドル台前半になるため、そこまでの下げは期待できるのではないかと考えています。

ユーロ/米ドル 日足
ユーロ/米ドル 日足チャート

(出所:Bloomberg)

 勢いはありませんが、高値と安値が切り下がってきていることもあり、ユーロ/米ドルはまだ、下げを期待できるのではないかと考えています。

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