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西原宏一の「ヘッジファンドの思惑」

新型コロナ対策でFRBが0.5%の緊急利下げ!
ドル/円は短期で105円台、中期では100円も

2020年03月05日(木)17:11公開 (2020年03月05日(木)17:11更新)
西原宏一

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■FRBの緊急利下げは米ドル/円を押し下げる要因に

 振り返ってみれば、今回の金融市場の混乱は、新型コロナウイルスの急速な感染拡大をきっかけに起こっています。そのため、ワクチンの発見が、混乱を収束させると言えます。

新型コロナウイルスの感染者数(世界全体)

(出所:Worldometerのデータを基にザイFX!編集部にて作成)

中国本土以外のコロナウイルス感染者数

(出所:Worldometerのデータを基にザイFX!編集部にて作成)

 視点を変えれば、FRBによる0.50%の緊急利下げは、中期では株を沈静化させる効果はあるものの、米金利の低下を誘引し、米ドル/円を押し下げることになります。

■FRBの追加利下げに日本と欧州は追随できず…

 すでに、BOC(カナダ銀行[カナダの中央銀行])も、0.50%の利下げを発表し、政策金利を1.25%にしていますが、今後、米国に追随して他の主要国の中央銀行では、どのような緩和が予測されているのかをチェックしてみましょう。

カナダ政策金利の推移

(出所:Bloombergのデータを基にザイFX!編集部にて作成)

 主要国の中央銀行による緩和予測は、ブルームバーグによれば下記のとおり。

主要中央銀行の今後の緩和予測(クリックで拡大)
主要中央銀行の今後の緩和予測

出所:Bloombergのデータを基にザイFX!編集部にて作成

 米国の追加利下げが目立ちますが、それに追随できないのが、ECB(欧州中央銀行)と日銀。

 この2大中央銀行は、これまで大幅な金融緩和を継続してきたため、緩和余地はきわめて限られています。

 一方、今回0.50%の緊急利下げを実施したFRBですが、今月(3月)のFOMCでも追加緩和が予想されています

■米金利さらに低下なら、米ドル/円は中期的に100円へ

 結果として、米国と欧州、そして、米国と日本の金利差は大幅に縮小することになります。

 これはすなわち、ユーロ/米ドルの上昇と米ドル/円の下落、つまり、米ドル安が継続することを意味します。

 特に米ドル/円は、米国株が再度反落に転じれば、下落幅はかなり拡大すると思われます。

 今月(3月)のFOMCの緊急利下げによる米ドル/円の下落は、106.85円まででした。米金利がさらに低下すれば、米ドル/円は、105円台までの下落が予想されます。

 仮に、米国株が調整後、再び下落に転じれば、米ドル/円は、100円レベルまで急落する可能性も高まっています。

米ドル/円 週足
米ドル/円 週足チャート

(出所:Trading View)

 主要中銀が次々と緩和を実施する中、追随できないECBと日銀。

 日米金利差縮小と日本株が不安定な動きをしている環境下、短期では105円台、中期では100円を目指し、値を下げている米ドル/円の動向に注目です。


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