ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

今井雅人_投資戦略メルマガ
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

リスク巻き戻しでドル円104円台へ、
政策でのアクションへの期待待ち

2020年03月10日(火)15:12公開 (2020年03月10日(火)15:12更新)
持田有紀子

【ヒロセ通商】ザイFX!限定 最大11000円キャッシュバック実施中!

 週明けの機能のマーケットは大きなリスク回避で始まった。特に原油価格が10ドル以上もの急落してスタート。原油相場はリスクに敏感だとされているので、そのリスク許容度の減退が他の主要なマーケットに飛び火した。米国株も大幅安となって、アジア時間のうちにグローベックスでは下げの制限値幅まで達してしまった。

 米国株を売れない人にとってはオルタナティブにも何かを売らないとヘッジにならない。そこで次に為替相場でドル円やユーロ円が売り込まれることとなった。ドル円は104円台でスタートしたのも安かったが、それが101円台まで突っ込んだのである。

 安全志向の高まりは、安全資産の米国債にも波及。そして10年ものの利回りは0.31%台まで急低下した。もうちょっとでマイナスの利回りである。原油価格が急落するには、いくつもの要因が重なった。まずは直近のOPECプラス会合でロシアの合意を得られなかったことだ。

 これでサウジアラビアは単独増産の意向を示したからだ。自分だけ減産していても、石油販売のシェアだけが低下するのを恐れてのことだろう。これで供給面からのダブつき感は決定的になった。またウイルス感染の封じ込めの影響で、中国の生産能力の低下が見込まれ、それは石油需要の低下を意味する。

 そうした材料はすでにあったわけで、目新しいものではない。問題はいつになったら、それがプライスなどに表面化するのかだけであった。それがたまたま昨日のマーケットに極端に出たというだけのことだ。夏時間に移行して初日だったのに、私も体がついていった。

 原油相場の崩れと米国株の大幅安を見て、ドル円は売り込んでいった。104円台で売れたのもつかの間、すぐに103円台に突入。103.70で利食いできたが、FX会社のクオートもたいへんワイドになっている。売買するだけで何か損を連発しているような感じにもなる。

 あとは戻りを確実に待って、再び売るというのを繰り返すだけ。あまり下サイドのメドを設けないで、機械的に対処した。東京時間の午前中に米国株が値幅制限まで達したときも、ドル円の売るべきタイミングであった。米国株が下がれないのであれば、ドル円でも売るしかないからだ。

 ニューヨーク時間では米国株がサーキットブレークの状態で始まった。やはりこのタイミングでヘッジのためのドル円の売りが出て、再び101円台に突入。ニューヨーク時間ではドル円は101.17まで安値を記録した。そしてその後は102円台まで戻してきたのは、政策期待などによる自律反発の域を出ていない。

 トランプ大統領が経済対策をすると発表したことで、今日のアジア時間ではリスクの巻き返しとなっている。ドル円は104円台まで戻してきた。ただ先週の火曜日もそうであったように、FEDの電撃利下げもありうるかもしれない。市場はすでに3月時点での利下げを50ベーシスポイント以上も織り込んでしまっている。

 あとは弾を撃つのが本番のFOMCなのか、それとも電撃なのかである。そのための期待が高まっている。注意しないといけないのは、何も出てこなかったときだ。すでに米国株も大きく上がっている分だけ、反動は相当に大きなものとなるだろう。


日本時間 15時00分


8つの項目で「おすすめのFX会社」を比較!
キャンペーン比較
スプレッド比較
スワップ比較
自動売買比較
MT4
TradingView
CFD
バイナリーOP
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング)
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時)
0.3pips原則固定
(9-27時)
1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 SBI FXトレード
SBI FXトレードの主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.18銭 0.3pips 1通貨 34ペア
【SBI FXトレードのおすすめポイント】
すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。
【SBI FXトレードの関連記事】
■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼SBI FXトレード▼
SBI FXトレードの詳細はこちら
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年11月5日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

GMO外貨[外貨ex]
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
人気FX会社ランキング トルコリラスワップポイントランキング バイナリーオプション比較
人気FX会社ランキング トルコリラスワップポイントランキング バイナリーオプション比較
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る