■7月の米ドル/円も戻り売りスタンス継続
前述のような、さまざまな不安材料を抱えながらも、7月初日の米ドル/円は堅調。
一時、108.16円まで反発しています。

(出所:Bloomberg)
ただ、この米ドル買いは6月末の期末期初要因が絡んでいると言われ(今週の「FX&コモディティ(商品) 今週の作戦会議」を参照)、季節的要因の米ドル買いが終了すると、米ドル/円は再び上値が重くなると想定されます。
【参考記事】
●FB広告ボイコットやコロナ第2波で株安に!? 米ドル/円が上昇する場面あれば、戻り売り(6月29日、西原宏一&大橋ひろこ)

(出所:Bloomberg)
新型コロナウイルス感染者の再拡大、香港国家安全維持法が施行されたことに対する米国の対中制裁の可能性、そして、米大統領選におけるトランプ大統領の劣勢報道など、金融市場を取り巻く環境は懸念材料が増大。
よって、米国株、日本株の下値余地の拡大を懸念しています。

(出所:Bloomberg)

(出所:Bloomberg)
こうした環境下では、米ドル/円の上値リスクは限定的。
米ドル/円の戻り売りスタンス継続で、臨みたいです。
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