ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

志摩スーパーバナー
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
志摩力男の「マーケットの常識を疑え!」

米大統領選まで4カ月! トランプの支持率は
低下…バイデン大統領誕生なら何が起こる?

2020年07月01日(水)14:09公開 (2020年07月01日(水)14:09更新)
志摩力男

投資情報充実の外為どっとコム!当サイト口座開設者限定キャンペーン実施中!

■大統領選挙まで4カ月。トランプ大統領の支持率低下

 なんと言っても、本年(2020年)最大のイベントは米大統領選挙。11月3日(火)の投票日まで4カ月ほどとなってきました。

当初は再選の可能性が高いと考えられていたトランプ大統領ですが、このところの新型コロナウイルスを軽視する姿勢や、「Black Lives Matter(ブラック・ライブス・マター)」運動(※)に対する無慈悲な対応に批判が集まり、支持率を落としています

(※編集部注: Black Lives Matter運動とは、米国ミネソタ州ミネアポリスで黒人男性が白人警察官に膝で首を押さえつけられ死亡した事件を受けた抗議運動のこと)

【参考記事】
株価上昇=経済政策が正しいと言えるのか? 迫る大統領選、人種問題がトランプの逆風に!(6月10日、志摩力男)

トランプ米大統領写真

2020年最大のイベントである11月3日(火)の米大統領選挙。当初は再選の可能性が高いと考えられていたトランプ大統領だが、このところの新型コロナウイルスを軽視する姿勢や、Black Lives Matter運動に対する無慈悲な対応に批判が集まり、支持率を落としている (C)Mark Wilson/Getty Images

 年初、バイデン元副大統領とトランプ大統領の支持率は、バイデン48%-トランプ43%といった感じで、5%前後バイデン元副大統領の方が高いものの、この程度の差であれば、実際に大統領選挙が行われた場合、トランプ大統領が再選されるのではないかと見られていました。

 しかしながら、このところの支持率を見ると、バイデン53%-トランプ38%といった感じで、バイデン氏が15%近く現職のトランプ大統領に差をつけています。

バイデン元副大統領写真

2020年の米大統領選挙における、このところの支持率を見ると、バイデン53%-トランプ38%といった感じで、バイデン氏が15%近く現職のトランプ大統領に差をつけている (C)Scott Olson/Getty Images News

支持率が低いのに「再選濃厚」というのも変な話ですが、それだけ表に出てこない「隠れトランプ支持者」が多いと考えられています。

 また、多くの世論調査は「偏向」しており、実際の米国世論を正しく反映していないという批判も信じられています。

 それだけ、前回2016年大統領選挙において、支持率で上回るヒラリー氏が敗北した衝撃が大きかったからでしょう。

【参考記事】
米大統領選挙は予想外のトランプ氏勝利! リスクオフで米ドル/円急落も意外な動き…(2016年11月9日)
激戦州のオハイオなどでトランプ氏勝利! ドル/円は101円台、日経平均は900円超安(2016年11月9日)

■2016年大統領選挙の総得票数はヒラリー氏が上回った

 2016年大統領選挙の事前の世論調査では、大体ヒラリー48%-トランプ45%といった感じで、ヒラリー氏が3%前後リードしていましたが、蓋を開けてみると、獲得した選挙人はヒラリー227人、トランプ304人と、大差でヒラリー氏が敗北しました。

 しかし、だからと言って「隠れトランプ支持者」の多さを強調したり、メディアや世論調査が偏向していると決めつけたりするのは間違っていると思います。

 なぜならば、2016年大統領選挙における総得票数は、ヒラリー6584万4954票(48.04%)、トランプ6297万9879票(45.95%)とヒラリー氏が上回っていました。

 しかもその差は、世論調査の結果を忠実に反映しています。

■おかしいのは大統領選挙の制度そのもの

おかしいのはメディアや世論調査会社ではなく、大統領選挙の制度そのものです。

選挙人制度というのは、あまりにも特殊。州ごとに投票しますが、わずかでも過半数を取った候補者がすべての選挙人を獲得します。

 しかも、民主党の強い州と共和党の強い州は、おおむね決まっています。

民主党の強い州は「ブルー・ステート」と呼ばれ、太平洋・大西洋の両岸側に多くあります。

 一方、共和党の強い州は「レッド・ステート」と呼ばれ、米国の中央部に多く存在します。

「ブルー・ステート」の代表的な州は、カリフォルニア州やニューヨーク州であり、こうした州では、たいがい民主党候補が勝ちます

 例えば、もっとも選挙人の多いカリフォルニア州ですが、2016年はヒラリー氏の得票率62%に対し、トランプ大統領は32%でした。

 こうした「ブルー・ステート」では、共和党候補はハナから勝ち目がありません。

 一方、「レッド・ステート」の代表は、テキサス州やテネシー州です。たいがい共和党候補が勝ちます

 2016年のテネシー州では、トランプ大統領の得票率は61%、クリントン氏は35%でした。

大統領選挙のたびごとに民主党、共和党、どちらが勝つのかわからない激戦州のことは「スイング・ステート」と呼びます。

 オハイオ、フロリダ、ミシガン、ウィスコンシン、ペンシルベニア、ノースカロライナ、アリゾナ、ミネソタ、オハイオといった州です。

 極論すれば、世界でもっとも重要な人物である米大統領は、人口にして約8000万人強、わずか数州の「スイング・ステート」の結果によって決まるわけです。

【参考記事】
株価上昇=経済政策が正しいと言えるのか? 迫る大統領選、人種問題がトランプの逆風に!(6月10日、志摩力男)

 2016年の大統領選挙では、トランプ大統領は1%前後の「微差」で「スイング・ステート」の多くを制し…


【ザイFX!編集部からのお知らせ】

 志摩力男のYoutubeチャンネル「志摩力男のグローバルFXトレード!チャンネル」で最新動画「月刊!志摩力男」の10月号「為替介入を狙うヘッジファンド!米ドル/円の買い場に!英ポンドにまだ下落余地があるのか?」を公開(2022年9月27日)しました!ぜひ、ご覧ください。

(出所:志摩力男Youtubeチャンネル「為替介入を狙うヘッジファンド!米ドル/円の買い場に!英ポンドにまだ下落余地があるのか? 【月刊!志摩力男10月号】」より)

 有料メルマガ「志摩力男のグローバルFXトレード!(月額:4,950円[税込み])」の会員限定動画やウェブセミナーなども企画していく予定なので、「志摩力男のグローバルFXトレード!」の登録をよろしくお願いします。

※YouTube「志摩力男のグローバルFXトレード!チャンネル」のチャンネル登録よろしくお願いします!

外資系金融機関でトップトレーダーとして活躍した伝説の男が、ザイ投資戦略メルマガについに登場!「志摩力男のグローバルFXトレード!(月額:4,950円[税込み])」
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
jfx記事 トレーディングビュー記事
jfx記事 トレーディングビュー記事
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る