本日の為替相場の焦点は、『米国の経済指標』と『NY株式市場の動向』にあり。
25日のゴトオ日。
米国の経済指標は「耐久財受注」と「新築住宅販売件数」への注目度が高い。
「耐久財受注」とは、設備投資の先行指標で、新規受注/出荷/在庫/受注残高などから構成。新規受注の中でも特に注目されるのが非国防資本財受注で、ブレの大きな航空機を除いた部分が重要視される。
「新築住宅販売件数」とは、販売された新築住宅の署名ベースでの件数を表す。景気動向との関連性が深く、先行指標としても重要。
今週月曜日に発表された「中古住宅販売件数」は市場予想より良い結果となり、大きめに反応しているため「新築住宅販売件数」への注目度もアップしている。
米国以外では、「ドイツのIFO景況指数」が注目材料。
「ドイツのIFO景況指数」とは、ZEW景況指数とともに欧州の指標の中で最も注目度が高いもの。約1万社の企業の役員への調査結果を指数化。現況指数と期待指数があり、景況指数はその平均で表される。
ユーロ圏の金融政策が市場テーマの1つとなっており、内容次第では大きな反応となる可能性が高い。
「NY株式市場の動向」からは引き続き目が離せない。一時弱まっていた為替相場との相関性も復活傾向にあるようだ。
最近のNY株式市場と為替相場との相関性は、【堅調・上昇→リスク選好が強まる→「ドル売り&円売り」ヨリ】or【軟調・下落→リスク回避→「ドル買い&円買い」ヨリ】となっている。
その他、「年度末・期末間近」である点や「要人発言」にも注意したいところ。
本日のトレード用のエサ
・16時30分:豪)スティーブンス:RBA総裁の講演
・18時00分:独)IFO景況感指数
・21時30分:米)耐久財受注&【除輸送用機器】
・22時30分:NY株式市場オープン
・23時00分:米)新築住宅販売件数
3月23日からの週の為替相場の焦点
▼米国の経済指標
▼NY株式市場の動向
▼金融当局者や要人による発言
▼年度末・期末要因
▼バーナンキFRB議長とガイトナー財務長官の議会証言
▼「ドル売りヨリの地合い」の継続と加速
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3月25日(水)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・ゴトオ日 | |||||||||||
08:50 | 日)貿易収支 | ○ | -2956億 | -3649億 | |||||||
09:00 | 米)オバマ大統領の講演 | BB | 要人発言 | ||||||||
10:00 | NZ)第1四半期Westpac消費者信頼感 | △ | - | 101.30 | |||||||
11:00 |
日)山口:日銀副総裁懇談会において 挨拶 |
× | 要人発言 | ||||||||
16:30 | 豪)スティーブンス:RBA総裁の講演 | ◎ | 要人発言 | ||||||||
18:00 | 独)IFO景況感指数 | ◎ | 82.5 | 82.6 | |||||||
↑・IFO現況指数 | 83.3 | 84.3 | |||||||||
↑・IFO景気期待指数 | 81.5 | 80.9 | |||||||||
南ア)第4四半期経常収支 | × | -1759億 | -1857億 | ||||||||
18:30 |
南ア)消費者物価指数 [前月比/前年比] |
○ | +0.7% | +0.4% | |||||||
+8.2% | +8.1% | ||||||||||
20:00 | 英)CBI流通取引調査 | △ | - | -25 | |||||||
米)MBA住宅ローン申請指数 | C | - | +21.2% | ||||||||
21:30 | 米)耐久財受注 | AA | -2.0% | -5.2% (-4.5%) |
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↑・耐久財受注【除輸送用機器】 | -2.0% | -2.5% (-3.0%) |
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23:00 | 米)新築住宅販売件数 | AA | 30.0万件 | 30.9万件 | |||||||
23:30 | 米)週間原油在庫 | BB | - | +13.8万 | |||||||
未定 |
南ア)ムボウェニ:南ア準備銀行総裁の 講演 |
△ | 要人発言 | ||||||||
25:20 |
米)ピアナルト:クリーブランド連銀総裁 の講演【経済関連】 |
BB | 要人発言 | ||||||||
26:00 |
米)イエレン:サンフランシスコ連銀総裁 の講演 【金融関連】 |
BB | 要人発言 | ||||||||
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期末を控えるためか方向性が曖昧。欧州市場やNY市場の各々の流れに臨機応変に追随で対処。
期末を控えるためか方向性が曖昧。欧州市場やNY市場の各々の流れに臨機応変に追随で対処。
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