先ほども山中さんの話に出てきたとおり、ドル/円が75円、ユーロ/円が100円、豪ドル/円が50円といったレートをつける時はパニック的な急落になっている可能性がある。恐ろしい場面だが、そこで底をつける可能性ありということなら、そういう時は思い切って買うのがいいのか?
「いいえ、それはちょっと危険でしょう。仮に長期投資で臨むにしても、相場の流れに逆らってはいけません。たとえば、豪ドル/円が50円をつけてから、55円ぐらいまで戻し、『ああ、やっぱり底だったな』と確認してから買っても遅くないのです」

■素直に損切りして、負けは負けと認めることが大切
「また、短期投資の場合はストップロスの注文を常にきちんと入れておくことですね。
今年の相場は昨年に続き、まだまだ荒い動きをする可能性があります。個人投資家のみなさんには『証拠金の管理はしっかり』ということを強調しておきたいですね。
自分の思惑と逆に動いた時は素直に損切りすべき。負けは負けと認めましょう。そうすれば、再び相場で取り戻すチャンスがあります。1回ですべてを失うようなやり方はせず、常に余力を残したトレードを心がけるのがいいと思いますよ」
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