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西原宏一・大橋ひろこの「FX&コモディティ(商品) 今週の作戦会議」

豪ドル/円の押し目買い継続!
「サナエノミクス」は、いわば「NEWアベノミクス」。
株高・円安の再来に期待できそう

2021年09月13日(月)15:38公開 (2021年09月13日(月)15:38更新)
西原宏一&大橋ひろこ

今井雅人は資金5倍トレード達成!米ドル/円の攻めトレードが成功したのには理由があった!

タカ、ハト入り交じったRBAとECBの金融政策

先週(9月6日~)はRBA(オーストラリア準備銀行[豪州の中央銀行])、そしてECB(欧州中央銀行)と金融政策の発表が続きました。

【参考記事】
クロス円の押し目買いを継続! 日経平均3万円へ向けてリスクオンが続きそう(9月6日、西原宏一&大橋ひろこ)

RBAは大手銀行の予想に反してテーパリングを先送りしなかったものの、QE(量的緩和)の期限を来年(2022年)2月まで延長。


タカとハトの入り混じった結果となり、豪ドルは利益確定売りに押される形となりました。

ECBも債券の購入ペースを減速させるものの、ラガルドECB総裁はあくまで「微調整」であって、「テーパリングではない」と明言しています。

そうは言っても、やっていることはテーパリングそのもの


RBAを見ていたECBが同じように硬軟織り交ぜたのでしょう。

ラガルドECB総裁写真

ECBは債券の購入ペースを減速させたが、ラガルドECB総裁はあくまで「微調整」であって、「テーパリングではない」と明言。そうは言っても、やっていることはテーパリングそのもの (C)Visual China Group/Getty Images

GAFA神話は「フォートナイト裁判」で崩れるか

先週、気になったのがアップルのニュースです。


大人気ゲーム「フォートナイト」の開発元エピックゲームズアメリカとの裁判は、アプリ事業者による独自課金を認める判決となりました。


ブルームバーグによると、この判決によりアップルは年間数十億ドルの収入を失う可能性があるそうですから、インパクトは大きい。


アップル株は4%ほど急落です。

アップル 日足
アップル 日足チャート

(出所:TradingView

アップルにとってネガティブなニュースではありますが、9月14日(火)深夜には新製品の発表が控えています。


新型iPhoneの華々しいニュースと相殺されてしまう可能性もありますね。

今回の判決が「GAFA(※)神話」が崩れる糸口にはなりませんか?

(※編集部注:「GAFA」とは、米国の主要IT企業であるアルファベット(旧グーグル)、アップル、フェイスブック、アマゾンの4社を指す言葉。4社の頭文字をつないだ造語)

いずれ神話は崩壊するのでしょうが、今回のニュースがきっかけになるというのは考えにくい。


今や、GAFA株は「安全資産」


リスクオフで株式市場が崩れても、従来のように米債が買われるのではなく、GAFA株が買われてしまうほどですから。

「S&P500が50日移動平均線にタッチしたら押し目買い」という個人投資家の習性にも根強いものがあります。


GAFA株の動向に注意ですね。

S&P500 日足
S&P500 日足チャート

(出所:TradingView

河野、岸田が総理なら日銀の政策転換も!?

今週、9月14日(火)には8月分の米CPI(消費者物価指数)が発表されます。


6月、7月と前年同月比5%を超える強さでしたから、今回も注目が集まりそうです。

【参考記事】
米10年債利回りはダブルボトム形成し反発。1.43%突破し急騰すれば、米ドル/円の上値余地は112円よりさらに拡大へ(8月12日、西原宏一)

ポイントは、米CPI発表を受けて米長期金利(米10年債利回り)がどう動くか、ですね。


足もとで米長期金利は1.3%台ですが、米ドル/円は110円近辺。


3月に米長期金利は1.7%台でしたから、米長期金利低下のわりに米ドル/円は下がっていない


底堅いと言えますし、米長期金利が上がれば米ドル/円もポンと上がるのでしょう。

【参考記事】
菅首相退任報道が、日経平均上昇を後押し。3万円の大台回復! 米長期金利上昇なら、米ドル/円は、115円を目指す動きとなるか(9月9日、西原宏一)

米長期金利(米10年債利回り)&米ドル/円
米長期金利(米10年債利回り)&米ドル/円チャート

(出所:TradingView

自民党の総裁選も、候補者が出揃いつつありますね。

高市早苗さんの提唱する「サナエノミクス」は、いわば「NEWアベノミクス」


高市さんが優勢になれば、株高・円安というアベノミクスの再来に期待できそうです。

【参考記事】
豪ドルは、先週がセリングクライマックスか。ジャクソンホール会議のパウエル講演を控え、ドルストレート回避なら、豪ドル/円の買いで(8月23日、西原宏一&大橋ひろこ)

自民党総裁選は、2023年4月に任期が切れる黒田日銀総裁の後継にも影響します。


「2%物価目標」に異を唱える河野さん、財政規律派の岸田さんが総理になると、黒田路線からの転換が意識されるかもしれません。

「第2の文化大革命」が始まった

コモディティはいかがですか?

今夜(9月13日夜)発表されるOPEC(石油輸出国機構)月報では、需要見通しが引き下げられるのではないか、との予想が出ているので要注意ですね。


また、中国は戦略原油備蓄の放出計画を発表しました。


中国は今、深刻な電力不足に苦しんでいます。その影響でしょう。

中国は8月から目に見えて変わってきましたね。


大手不動産開発企業のエバーグランデ(中国恒大集団)がデフォルトの危機に瀕していますし、当局はエンタメや教育などさまざまな部分で規制を強めています。

「第2の文化大革命」と呼ばれるほどの変革ですね。


ただ、中国への不安が高まっているわりには、上海株が落ちていないんですよね。


中国の変容については、今日配信されるYouTube動画「西原宏一×大橋ひろこ 今月のFX・投資作戦会議!」の9月号で詳しく話していますので、そちらを参考にしてください。


さて、今週の戦略はどう考えますか?

中国の動向には注意が必要ですが、引き続き豪ドルの押し目買いでいいのでしょう。


通貨ペアは対米ドルでもいいですが、自民党総裁選への期待もあり、豪ドル/円での押し目買いがいいのではないでしょうか。

【参考記事】
クロス円の押し目買いを継続! 日経平均3万円へ向けてリスクオンが続きそう(9月6日、西原宏一&大橋ひろこ)

豪ドル/円 日足
豪ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

(構成/ミドルマン・高城泰)

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