「ユーロ/ドルの週足チャートを見ると、昨年、ダブルトップを作っているのがわかると思います。そのネックラインが1.53ドルあたりなんですね。ここを割れたことで、ユーロ安ドル高が加速したと思います。だから、逆にユーロ高ドル安となっても、ここが節目となって容易には超えられないと考えています」
ユーロ/米ドル 週足(再掲)

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 週足)
また、昨年もそうでしたが、ユーロ/ドルが1.50ドルを超えてくると、『ユーロが強すぎる』という牽制発言が欧州圏の要人から出てくると思いますからね」
■ドル/円75円、ユーロ/円100円、豪ドル/円50円
では、ユーロ/円についてはどうなのだろう?
「ユーロ/円は昨年、相当大きく下がりましたが、今年の全体的なイメージは安値圏でのもみ合いという感じです。
すでにお話ししてきたとおり、私の見通しは『年前半はドル安』が基本です。ただ、私の予想どおり、ドル/円が一気に動いて75円をつけにいくような場面では、『ドル安』の側面よりも一時的に『円高』の側面が強くなるでしょう。
そのような時は全般的に『円高』となるわけですから、ドル/円だけでなく、ユーロ/円も急落することになります。ドル/円が75円をつけにいく時、ユーロ/円は100円に向かうと思いますね。ついでに言えば、その時、豪ドル/円は50円をつけにいくのではないでしょうか。
昨年からユーロ/円、豪ドル/円はずいぶん下がりましたが、もう一度底をつけにいく場面があると考えているんです」
また、昨年もそうでしたが、ユーロ/ドルが1.50ドルを超えてくると、『ユーロが強すぎる』という牽制発言が欧州圏の要人から出てくると思いますからね」
■ドル/円75円、ユーロ/円100円、豪ドル/円50円
では、ユーロ/円についてはどうなのだろう?
「ユーロ/円は昨年、相当大きく下がりましたが、今年の全体的なイメージは安値圏でのもみ合いという感じです。
すでにお話ししてきたとおり、私の見通しは『年前半はドル安』が基本です。ただ、私の予想どおり、ドル/円が一気に動いて75円をつけにいくような場面では、『ドル安』の側面よりも一時的に『円高』の側面が強くなるでしょう。
そのような時は全般的に『円高』となるわけですから、ドル/円だけでなく、ユーロ/円も急落することになります。ドル/円が75円をつけにいく時、ユーロ/円は100円に向かうと思いますね。ついでに言えば、その時、豪ドル/円は50円をつけにいくのではないでしょうか。
昨年からユーロ/円、豪ドル/円はずいぶん下がりましたが、もう一度底をつけにいく場面があると考えているんです」
ユーロ/円 週足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/円 週足)
「結局、ユーロ/円のレンジは100~135円程度と考えていますが、そのうち、100~105円のところは瞬間最大風速的な短期間の動き、逆に高値の方の130~135円のところもやはり瞬間最大風速的な動きだろうというイメージです」
(「【09年予想】山中康司さんに聞く(4) ~日本が単独で為替介入する可能性~」へつづく)
(ザイFX!編集部・井口稔)
「結局、ユーロ/円のレンジは100~135円程度と考えていますが、そのうち、100~105円のところは瞬間最大風速的な短期間の動き、逆に高値の方の130~135円のところもやはり瞬間最大風速的な動きだろうというイメージです」
(「【09年予想】山中康司さんに聞く(4) ~日本が単独で為替介入する可能性~」へつづく)
(ザイFX!編集部・井口稔)
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)