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西原宏一_メルマガ取材記事
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

人民元改革の大騒ぎはしぼみ、
シコリをつくっただけ?

2010年06月23日(水)19:13公開 (2010年06月23日(水)19:13更新)
持田有紀子

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 あんなに大騒ぎしたのに中国の人民元はほとんど動いていない。そもそも中国当局は為替レートの変動レンジの拡大を容認しただけで、だれも通貨の切り上げと宣言していない。ドルペッグ制をやめるとは言っているだけだ。

 実際にここ3日間では対ドルの為替レートはまったくと言っていいほど動かなかった。変動の比率から逆算してドル円でどのくらい動いたのかを考えてみると、15銭ずつくらいしか動いていないといえる。

 これでは一日のドル円の値動きのほうがもっと大きいといえる。期待が大きかっただけに、先週ずっとドル人民元レートは6.82だったものが、週明けには5.64とか4.88とかにでもなるものだと思っていたプレーヤーからすれば、まったくの拍子抜けだった。2005年で起こった通貨切り上げでは1年以上をかけて20%以上もの切り上げが起こったのだから、大台が5になっても不思議ではないはずなのである。

 そういう状況だったのに月曜日も火曜日も、アジア時間の午前中に中国の中央銀行(PBOC)が「今日の為替レートはこれね」と決める前後には、極端なリスクテークモードになっていた。グローベックスの米国株は急騰し、S&P先物などはその材料だけで5ポイント以上も跳ね上がる。ダウ平均でいったら50ドル以上だ。

 それにつられて日本株も盛り上がり、結果としてクロス円も上がっていく。しかししばらくすると「実はドル円で言うと10銭程度しか動いていない」などとわかってくると、次第に下に戻ろうとする動きが顕著になるのだ。

 これで月曜日は3時間もったが、火曜日は15分だけ。そして本日はついに反応なしとなった。昨日、実は中国人民銀行が大手国有銀行を使って大規模なドル買いを実施したことも伝わってしまい、中国政府の意図は切り上げではないということがバレてしまったせいだろう。

 それにしても本当はたいして動いていないにも関わらず、盛り上がっていたのは、たくさんフラッシュニュースが流れることでとても人民元が上がっていると思い込んでしまい、過敏に反応したという側面があったのではないだろうか。トレーダーとしては、ニュースからマーケットを解釈しないように気をつけたいところである。
 アジア時間に引き続き、欧州市場に入っても基本的に静かなものだ。今晩はアメリカのFOMCが控えているので、それまでは様子見となるのは避けられない。私も早めに就寝して夜中の3時に起床して相場をウオッチしようと思う。ただし欧州の信用問題が完全になくなった状態ではないので、当然のごとく出口戦略が出てくるような状況にはない。

 何もフレッシュなことが出なかったら、米国株の状況を見つつ判断したいと思う。人民元の大騒ぎでリスクテークの方向にシコリを残しただけだとしたら、そのポジションが解消していく方向、つまりリスク回避の方向に妙味があるように見えてしまうのだが。


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