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米雇用統計の結果をいち早く知るには?
12月3日の米雇用統計でザイFX!記者が3つの
ツールをガチで検証。5秒以内に速報したのは?

2021年12月11日(土)08:30公開 (2022年10月07日(金)15:06更新)
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米雇用統計の結果発表が速いFX会社は?

【※米雇用統計の速報が一番早かったツールは…?】
⇒今すぐ米雇用統計の結果を一番早く伝えてくれたツールについて知りたい方は、記事後半の「『ロイター経済指標速報』では、22時30分から5秒以内に米雇用統計の結果が出そろった」をチェック!

 突然ですが、経済指標の結果を早く知りたい、とりわけ「米雇用統計の結果を1秒でも早く知りたい!」と思っているFXトレーダーは、非常に多いのではないでしょうか。

 なぜなら、米雇用統計が金融市場に与える影響には大きなものがあるからです。

 特に、米雇用統計の結果が市場予想と大きく乖離した場合、その結果は驚きとして受け止められ、FX市場では米ドル絡みの通貨ペアが急変動する要因となります。

 そんな米雇用統計の結果を1秒でも早く知ることができれば、FXトレーダーにとってチャンスが増える可能性があるというわけです。

 それでは、米雇用統計の市場予想や結果はどこでわかるのかというと、各FX会社が提供する情報ツールなどで確認することができます。

 そこで今回は、米雇用統計の発表時刻から、各FX会社が提供する情報ツールなどに結果が表示されるまで、どれくらいのタイムラグがあるのかを計測し、米雇用統計の結果を1秒でも早く知ることができる方法を探っていきたいと思います。

 具体的には、2021年12月3日(金)22時30分に発表された米雇用統計において、各FX会社が提供する情報ツールなどに結果が反映されたのが何時何分何秒だったのかを撮影し、そのタイムラグを計測するという方法で調査しました。

強弱まちまちな米雇用統計を受けて、米ドル/円は一時下落も反転上昇

 米雇用統計で市場参加者が注目するデータとしては、「非農業部門雇用者数」「失業率」「平均時給」の3つがありますが、2021年12月3日(金)22時30分の米雇用統計の結果を振り返っておくと、非農業部門雇用者数は21万人と市場予想の55万人を大きく下回る悪い結果となりました。

 また、平均時給も前月比0.3%、前年比4.8%と市場予想の前月比0.4%、前年比5.0%をいずれも下回る結果に。

 一方で、失業率は4.2%と市場予想の4.5%よりかなり良い数字に。失業率は1年9カ月ぶりの低水準へ改善する強い結果となりました。

 項目によって強弱まちまちだった米雇用統計を受けて、米ドル/円がどのような反応をしたのか、以下の1分足チャートで確認しておきましょう。

米ドル/円 1分足
米ドル/円 1分足チャート

(出所:TradingView

 米ドル/円の12月3日(金)22時30分始値は113.33円でしたが、非農業部門雇用者数や平均時給の弱い結果を受けて急落し、113.00円という安値をつけました。ただ、113.00円を割り込むことができずに反発。その後は失業率の大幅な改善が意識されたのか、一転上昇するという一筋縄ではいかない展開となりました。

 いずれにしても、米雇用統計の結果が強弱まちまちだったことを1秒でも早く知ることができれば、その後の米ドル/円が一筋縄ではいかなそうなことを予想できた可能性はありそうです。

大本命はヒロセ通商「LION FX」とJFX「MATRIX TRADER」の「ロイター経済指標速報」

 そうはいっても、FX会社は数十社も存在しており、そのうち、どのFX会社の情報ツールなどが米雇用統計の結果を早く知らせてくれるのか、1社1社調べるのも、調べた結果を読むのも大変そうです。

 どのFX会社を調査対象にするかについて、詳しくは後述するのですが、その前に、米雇用統計の結果をもっとも早く知らせてくれそうな大本命を紹介しておきます。

 それが、ヒロセ通商「LION FX」JFX「MATRIX TRADER」の「ロイター経済指標速報」です。

 「ロイター経済指標速報」というのは、トムソン・ロイター社がプロ向け有料端末で提供している、経済指標の結果をほぼリアルタイムで通知するサービスを、ヒロセ通商「LION FX」 とJFX「MATRIX TRADER」で2019年7月から使えるようにしたもの。口座開設しているユーザーなら誰でも無料で使えるという超スグレモノです。

 以下の記事では、2019年8月2日(金)に米雇用統計などが発表された際の「ロイター経済指標速報」の様子を細かくチェックしているのですが、米雇用統計の発表予定時刻が21時30分だったのに対し、ヒロセ通商「LION FX」のPCブラウザ版の「ロイター経済指標速報」で結果が表示されたのは21時30分09秒でした。
【※関連記事はこちら!】
経済指標の速報をほぼリアルタイムで知る方法とは? もちろん無料で!

2019年8月2日(金)の米雇用統計などの結果(クリックで拡大)
2019年8月2日(金)の米雇用統計などの結果

(出所:ヒロセ通商「LION FX」の「ロイター経済指標速報」)

米雇用統計の発表予定時刻から10秒以内に結果が表示されており、ほぼリアルタイムと言えるスピードだったわけですが、この調査から2年以上が経過した2021年12月3日(金)22時30分の米雇用統計においても、そのスピードは健在だったのでしょうか。

経済指標の速報性に優れたFX会社のツイッター

 「ロイター経済指標速報」以外の情報ツールについても見ていきましょう。普段の生活でも多くの人に活用されているSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で、ニュースなどをすばやく知るのにとても役立つ情報ツールと言えば―――そう、ツイッターですよね。
【※関連記事はこちら!】
ツイッターなどのSNSツールでお気に入りのアカウントを見つけて、FXで活用しよう!

ここ数年、ツイッターでの情報発信に力を入れるFX会社が増えてきたのですが、特に、経済指標の速報性に優れていると思われるFX会社などのツイッターアカウントを記者が調べた結果、今回は以下の7つのアカウントで米雇用統計の結果を見ていくことにしました。

経済指標の速報性に優れていると思われるFX会社などのツイッターアカウント
●SBIリクイディティ・マーケット(@SBILM)
トレイダーズ証券「みんなのFX」(@Min_FX)
マネーパートナーズ(@ManepaOfficial)
楽天証券「楽天FX」(@rakuten_fx)
アイネット証券「ループイフダン」(@loop_inet)
インヴァスト証券「トライオートFX」(@invast)
●ザイFX!(@ZAiFX)

 先ほどFX会社「など」と書きましたが、上のアカウントのうち、FX会社ではないアカウントが2つあります。

1つ目はSBIリクイディティ・マーケット(@SBILM)です。SBIリクイディティ・マーケットは、SBI FXトレードの完全親会社で、SBI FXトレードなどにFX取引環境を提供している会社です。

 つまり、SBIリクイディティ・マーケットはFX関連の会社ではあっても、FX会社ではないわけですが、そのツイッターアカウントが経済指標の速報性にとても優れていると思われるため、今回は取り上げることにしました。

 そして、2つ目は当サイトの公式ツイッターであるザイFX!(@ZAiFX)です。フォロワー数は10万超え(※)で、為替ニュースや経済指標結果の24時間配信、アラートとしても利用できる相場急変時の通知、FXコラム公開のお知らせなど、便利な機能を多くの方にご利用いただいています。今回は当サイトの公式ツイッターの速報性を、米雇用統計の結果で当サイト自身が検証したいと思います。

(※2021年12月現在)

 上に挙げた7つのツイッターアカウントは「経済指標速報」という名前でツイッターの「リスト」に登録し、米雇用統計の結果発表時にはそのリストの様子を見ていくことにします。

 また、7つのツイッターアカウント以外にも、米雇用統計の結果を早く知らせてくれるアカウントがある可能性を考慮し、検索機能で「非農業部門」「平均時給」というワードを検索しました。

 ここまでをまとめると、今回の調査において、ツイッターでは7つのツイッターアカウントを登録したリスト「経済指標速報」、検索ワード「非農業部門」「平均時給」の3つのウィンドウを並列して表示することになります。

 そして、ツイッターのウィンドウをより見やすくするため、ツイッターの公式クライアント・アプリケーションの1つであるツイートデック(TweetDeck)を使用しました。2021年12月3日(金)22時30分の米雇用統計発表直前のツイートデックの様子をキャプチャすると、以下のとおりです。

2021年12月3日(金)22時30分の米雇用統計発表直前のツイートデックの様子
2021年12月3日(金)22時30分の米雇用統計発表直前のツイートデックの様子

SBI FXトレードの為替ニュースには自動更新機能がついている

 続いて、ここ数年で存在感を高めてきたツイッターと比べると、結構古くからあるツールではあるものの、FX会社の情報ツールを語るうえで外せないものがあります。それが為替ニュースです。

 FX会社の為替ニュースの取り扱いについて、詳しくは以下の参考コンテンツをご覧いただきたいのですが、FX会社の為替ニュースの多くは、自分で更新ボタンを押して情報を取りに行く必要があります。

【参考コンテンツ】
為替ニュースで比べる|FX会社おすすめ比較

 一方、今回の調査で取り上げるヒロセ通商「LION FX」とJFX「MATRIX TRADER」の「ロイター経済指標速報」と、ツイートデックで見るツイッターはいずれも、情報が自動的に更新されるタイプです。

 調査条件を同じにするため、FX会社の為替ニュースで、情報が自動的に更新されるところがないか探したところ、SBI FXトレードの為替ニュースに自動更新機能がありました。

SBI FXトレードの為替ニュース
SBI FXトレードの為替ニュース

 そこで今回は、2021年12月3日(金)22時30分に発表された米雇用統計において、ヒロセ通商「LION FX」とJFX「MATRIX TRADER」の「ロイター経済指標速報」、ツイッター、SBI FXトレードの為替ニュースに結果が反映されたのが何時何分何秒だったのかを撮影し、そのタイムラグを計測するという方法で調査していこうと思います。

「ロイター経済指標速報」では、22時30分から5秒以内に米雇用統計の結果が出そろった

 それでは早速、米雇用統計の結果発表の様子を見ていきましょう。以下の動画は2021年12月3日(金)22時29分から22時35分あたりまでを撮影したものです。

 米雇用統計の発表予定時刻だった22時30分00秒を過ぎて、1秒、2秒………「パパパパッパパー♪」「パパパパッパパー♪」

 けたたましく鳴り響いたトランペットのファンファーレは、JFX「MATRIX TRADER」の「ロイター経済指標速報」の通知音でした。

 まず、22時30分02秒に「労働参加率」の結果が表示されて1度目の通知音。その2~3秒後、22時30分04秒~05秒あたりに注目の「非農業部門雇用者数」「失業率」「平均時給」などの結果が表示されて2度目の通知音が鳴ったのでした。

 2度目の通知音がなった直後の、JFX「MATRIX TRADER」の「ロイター経済指標速報」を配置していた動画右側をキャプチャすると、以下のとおりです。

JFX「MATRIX TRADER」の「ロイター経済指標速報」(クリックで拡大)
JFX「MATRIX TRADER」の「ロイター経済指標速報」

JFX「MATRIX TRADER」の「ロイター経済指標速報」の画面では「非農業部門雇用者数」「失業率」「平均時給」などの結果が表示されたのは22時30分04秒となっていましたが、動画下部に表示した秒数時計が示していたのは22時30分05秒でした。表示しているツールによって1秒程度の違いが見られたわけですが、いずれにしても22時30分の米雇用統計の発表予定時刻から、5秒以内に結果がすべて出そろったわけで、ほぼリアルタイムと言えるスピードでした。

 なお、JFX「MATRIX TRADER」の「ロイター経済指標速報」のウィンドウの後ろに表示させているのが、ヒロセ通商「LION FX」の「ロイター経済指標速報」です。

 こちらの画面でも、「非農業部門雇用者数」「失業率」「平均時給」などの結果が出たのは22時30分04秒と表示されており、ほぼリアルタイムでした。

 一見すると、同じように見えるJFX「MATRIX TRADER」とヒロセ通商「LION FX」の「ロイター経済指標速報」ですが、実は、JFX「MATRIX TRADER」の「ロイター経済指標速報」にはあって、ヒロセ通商「LION FX」の「ロイター経済指標速報」にはない機能があります。それが通知音です。

「パパパパッパパー♪」というトランペットの通知音は、JFX「MATRIX TRADER」の「ロイター経済指標速報」にだけにしか存在しないのです。結果を通知音で知らせてくれるのと、通知音がないのとでは、大きな違いがあるのではないでしょうか。

「ロイター経済指標速報」は結果の強弱が一目でわかる

 ちなみに、今回の「非農業部門雇用者数」の結果は21万人で、市場予想の55万人を下回り、さらに前回改定値の54万6000人も下回ったわけですが、JFX「MATRIX TRADER」とヒロセ通商「LION FX」の「ロイター経済指標速報」では、以下のように結果が表示されました。

「ロイター経済指標速報」の非農業部門雇用者数の結果
「ロイター経済指標速報」の非農業部門雇用者数の結果

 「ロイター経済指標速報」の非農業部門雇用者数の結果は千人単位で、真ん中の「210」は21万人ということです。

 そして、「210」の左側の矢印の向きは、結果が前回値(改定値)に対してどうだったか、「210」の右側の矢印の向きは、結果が予想に対してどうだったかを表します。

 つまり、非農業部門雇用者数の結果は21万人で、前回値(改定値)や予想を下回ったということが一目でわかるのです。

「ロイター経済指標速報」なら、米雇用統計の結果をほぼリアルタイムで知ることができるうえに、結果の強弱まですぐにわかります。これはかなり優れた情報ツールだと言えるのではないでしょうか。

SBIリクイディティ・マーケット(@SBILM)は、米雇用統計の発表予定時刻から16秒後に「非農業部門雇用者数」と「失業率」の結果をツイートした

 次に動きがあったのは、米雇用統計の発表予定時刻だった22時30分00秒から16秒が経過した22時30分16秒でした。

 ツイッターで並列表示した3つのウィンドウのうち、7つのツイッターアカウントを登録したリスト「経済指標速報」のタイムラインが更新されたのです。

 22時30分00秒から16秒後に「非農業部門雇用者数」と「失業率」の結果をツイートしたのは、SBIリクイディティ・マーケット(@SBILM)でした。

SBIリクイディティ・マーケット(@SBILM)のツイート(クリックで拡大)
SBIリクイディティ・マーケット(@SBILM)のツイート

 上は今回の動画の左側をキャプチャしたもの。米雇用統計の発表予定時刻から16秒後というのは、JFX「MATRIX TRADER」およびヒロセ通商「LION FX」の「ロイター経済指標速報」に次ぐ2番目のスピード。今回調査したツイッターアカウントの中では最速で、ほぼほぼリアルタイムと言ってもいいスピードでした。

 JFX「MATRIX TRADER」とヒロセ通商「LION FX」で「ロイター経済指標速報」を表示させるには、手順としてログイン後、「情報」タブから「小林芳彦のマーケットナビ」を押し、「ロイター経済指標速報」をポップアップさせる必要があります。

 一方、ツイッターなら普段から慣れ親しんでいる方も多いですし、「ロイター経済指標速報」より気軽にすばやく起動できるというメリットはありそうです。

 しかも、SBIリクイディティ・マーケット(@SBILM)なら、米雇用統計の発表予定時刻から16秒後というなかなかのスピードで結果を表示してくれましたから、速報性にも優れていると言えるでしょう。

 なお、SBIリクイディティ・マーケット(@SBILM)で「平均時給」の結果が表示されたのは、22時30分46秒

 それと同じタイミングで、JFX「MATRIX TRADER」の「ロイター経済指標速報」では、カナダ雇用統計の結果を表示した通知音が「パパパパッパパー♪」と鳴ったのでした。

 カナダ雇用統計の発表予定時刻も、米雇用統計と同じく22時30分だったのですが、今回比較したFX会社の情報ツールのなかで、カナダ雇用統計の結果をもっとも速く表示したのは、やはりJFX「MATRIX TRADER」とヒロセ通商「LION FX」の「ロイター経済指標速報」でした。

SBI FXトレードの為替ニュースは、米雇用統計の発表予定時刻から49秒後に「非農業部門雇用者数」の結果を表示した

 続いて、米雇用統計の発表予定時刻だった22時30分00秒から49秒が経過した22時30分49秒に動きがありました。

SBI FXトレードの為替ニュースで「非農業部門雇用者数」の結果が発表されたのです。

 今回の動画で、SBI FXトレードの為替ニュースは画面右側に配置していたのですが、「非農業部門雇用者数」が発表された様子をキャプチャすると以下のとおりです。

SBI FXトレードの為替ニュース(クリックで拡大)
SBI FXトレードの為替ニュース

 米雇用統計の発表予定時刻から49秒後に、SBI FXトレードの為替ニュースで「非農業部門雇用者数」の結果が発表されたわけですが、その速さはJFX「MATRIX TRADER」とヒロセ通商「LION FX」の「ロイター経済指標速報」、SBIリクイディティ・マーケット(@SBILM)に次ぐ3位

 今回調査したツイッターアカウントの中で、米雇用統計の発表予定時刻から49秒以内に結果を表示したのはSBIリクイディティ・マーケット(@SBILM)以外にありませんでしたから、SBI FXトレードの為替ニュースは速報性が結構高いと言えます。

 なお、SBI FXトレードの為替ニュースで「失業率」と「平均時給」の結果が表示されたのは22時31分50秒でした。

 つまり、SBI FXトレードの為替ニュースで「非農業部門雇用者数」の結果は、米雇用統計の発表予定時刻から1分以内に判明したものの、「失業率」と「平均時給」の結果は2分ほどしないと判明しなかったということです。

LINE証券「LINE FX」が米ドル/円の急落を「ピコピコ♪」と知らせてくれた

 ここで少し、番外編的なものを紹介したいと思います。

 米雇用統計の発表予定時刻だった22時30分00秒から1分24秒が経過した22時31分24秒。「ピコピコ♪」というかわいらしい通知音が鳴ってきたのです。

 それは、LINE証券「LINE FX」が「USD/JPY 急下落しました」ということを教えてくれたLINEの通知でした。

LINE証券「LINE FX」の通知(クリックで拡大)
LINE証券「LINE FX」の通知

 今回の米雇用統計で、LINE証券「LINE FX」は調査対象に入れていなかったのですが、記者のPCではLINEを起動しており、米ドル/円が急落したことを通知音とともに知らせてくれたのでした。

 そんなLINE証券「LINE FX」が「失業率」の結果を「ピコピコ♪」と教えてくれたのは、22時30分00秒から2分14秒が経過した22時32分14秒。速報性に優れているとは言えないスピードだったものの、通知音があるというのは、なにかが起きたことが耳ですぐわかるメリットがあります。

 今回の米雇用統計のように発表予定時刻が決まっているイベントを待ち構えているときよりも、予期せぬイベント発生で相場が急変したことを知らせてくれるときの方が重宝しそうです。チャートを見ていなくても、音で知らせてくれますからね。

LINE証券「LINE FX」だけに、LINEという、ユーザー数が多い身近なツールが活用されていることも他社とは違ったユニークな点でしょうか。

SBIリクイディティ・マーケット(@SBILM)以外の6つのツイッターアカウントは、米雇用統計の発表予定時刻から結果発表まで1分以上かかった

 そして、今回調査した、経済指標の速報性に優れていると思われる7つのFX会社などのツイッターアカウントのうち、米雇用統計の発表予定時刻から1分以内に「非農業部門雇用者数」「失業率」「平均時給」の結果を表示したのはSBIリクイディティ・マーケット(@SBILM)だけでした。

 SBIリクイディティ・マーケット(@SBILM)を含め、7つのツイッターアカウントで米雇用統計の何かしらの結果が表示された時刻を早い順に列挙してみると、以下のようになりました。

経済指標の速報性に優れていると思われるFX会社などのツイッターアカウント
●SBIリクイディティ・マーケット(@SBILM):22時30分16秒
●マネーパートナーズ(@ManepaOfficial):22時31分17秒
●ザイFX!(@ZAiFX):22時31分37秒
●トレイダーズ証券「みんなのFX」(@Min_FX)22時31分47秒
●楽天証券「楽天FX」(@rakuten_fx):22時32分07秒
●インヴァスト証券「トライオートFX」(@invast):22時33分48秒
●アイネット証券「ループイフダン」(@loop_inet):22時35分以前に表示されず

 つまり、SBIリクイディティ・マーケット(@SBILM)以外の6つのツイッターアカウントは、米雇用統計の発表予定時刻から、何かしらの結果が表示されるまでに1分以上かかったことになります。

 また、検索ワード「非農業部門」「平均時給」のウィンドウでは、個人のツイッターと思われるもので1分以内に結果を表示したアカウントもありましたが、信頼性の面で言えばFX会社のツイッターアカウントを頼りにしたほうがよさそうです。

 今回の調査では、当サイトの公式ツイッターの速報性を、米雇用統計の結果で当サイト自身が検証する意味もあったわけですが、ザイFX!のアカウント(@ZAiFX)で米雇用統計の何かしらの結果が表示された時刻は22時31分37秒。米雇用統計の発表予定時刻から1分37秒後ということになりました。

 せめて1分以内に伝えたいところでしたが、それは叶わず。JFX「MATRIX TRADER」とヒロセ通商「LION FX」の「ロイター経済指標速報」や、SBIリクイディティ・マーケットのツイッターアカウント(@SBILM)の速報性が高いことが如実に浮き彫りとなる結果となったのではないでしょうか。

 しかも、JFX「MATRIX TRADER」の「ロイター経済指標速報」だったら、経済指標の結果発表のたびに「パパパパッパパー♪」とトランペットの通知音でそれを知らせてくれますから、米雇用統計の結果をいち早く知るうえで非常に強力な見方となってくれることは間違いないでしょう。ぜひ、この機会にチェックしてみてください!

(ザイFX!編集部・藤本康文)


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