(「FXデイトレーダーZEROさんに聞く(3) レンジ抜けを確実に判断する方法はある?」からつづく)
■相場が活況かどうか、どうやって判断する?
さて、レンジを抜けるかどうかには、取引に厚みがあるか、相場が活況となっているかどうかということも判断材料の1つとなるわけだが、それには前回の記事で述べたような曜日や時間帯がまず関係ある(「FXデイトレーダーZEROさんに聞く(3) レンジ抜けを確実に判断する方法はある?」参照)。
そして、もちろん経済指標の発表なども関係があり、そのあたりの基本的なことはZEROさんも当然押さえている(ザイFX!の中では「今日の為替はこれで動く!」などを参照)。
ただ、相場が活況かどうか、もっとダイレクトにわかる方法はないものだろうか? 株の場合は出来高というものがあって、それが1つの目安になるのだが…。
「為替は出来高はわかりませんが、そのとき、閑散としているか、活況となっているか、私にはわかるんです。
レートボックスって、レートがピカピカしてるじゃないですか。これは雇用統計の時、スゴい動きをしますよね。でも、祝日はあまりピカピカしませんよね。このレートボックスを見れば取引が活発かどうかはわかるんですよ。
そして、それを見るんだったら、業界最大手がいいと思いませんか?」
■お宝はピカピカ光るレートボックスに隠されている…
ZEROさんはFX業界最大手・外為どっとコムのレートボックスを3年間、毎日飽きることなく、観察し続けてきたというのだ。「3年間毎日見ていれば、相場が活況なのかどうか、わかるようになる」というのである。

そして、実は外為どっとコムのレートボックスにはもう1つ注目ポイントがあるという。
「外為どっとコムはその日の高値、安値の更新が見やすいんです。ここが更新されるとピカピカ光るんです。パチンコみたいな感じですよね。
そうすると、今日は円中心で動いているなとか、今日は米ドル中心の動きだなとか、今日は米ドル/スイスフランがメインだといった様子が見えてくるんですよ。
なにせ、毎日見てますからね」
外為どっとコムのレートボックスでは、今現在のレートが当然表示されるが、その上のところに「H」「L」というレートの表示がある。これがその日の高値と安値を表しており、ここが高値更新あるいは安値更新となると、ピカピカ光るのである。
外為どっとコムのレートボックス

今現在のレートが動けばピカピカ光るし、高値、安値の更新になれば、さらにピカピカが加わることになる。そのピカピカ度合いで相場の活況を計ることができるというわけなのだ。
■東京時間の高値、安値はメチャクチャ重要
「本日の高値、安値って、要はその日の途中までは東京時間の高値、安値ということです。だから、東京時間の高値、安値はメチャクチャ重要なんです。
ロンドン時間に入って、それが更新されなければ、それがその日の高値、安値としてニューヨーク時間に入っていくわけですからね」

正確には東京の前にはウェリントン、シドニー市場で取引が行われたりもするが、為替の主要市場としては、東京市場が1日の始まりとなる。
だから、まず東京時間で形成された高値、安値が重要ということになり、そのあたりも含めて相場の雰囲気を感じとることができるのが、外為どっとコムのレートボックスということなのだ。
■押し目買いって具体的にはどこですればいい?
さて、前回の記事で出てきたZEROさんのエントリーポイントには次の2つがあった(「FXデイトレーダーZEROさんに聞く(3) レンジ抜けを確実に判断する方法はある?」参照)。
(1)レンジを抜けた瞬間(ブレイクアウト)を狙う
(2)レンジを抜けたあと、押し目を確認してから買う(もしくは戻りを確認してから売る)
最後にこの2つめ「レンジを抜けたあと、押し目を確認してから買う(もしくは戻りを確認してから売る)」についてZEROさんに聞いてみよう。これこそ、記者はZEROさんにぜひ聞いてみたいところだった。
というのは、ブレイクアウトというのは前の高値か前の安値を抜けるかどうかだから、まずまず明確なポイントが記者にもわかる(とはいえ、具体的にうまくトレードするのが難しいのは前回の記事で触れたとおりだが)。
けれど、「押し目を買う」「戻りを売る」というのは明確なポイントがわかりにくいのだ。
「これは戻りを売るところですね」みたいなことをさらっと書いている人がよくいるが、それを読んでも、いったいどこまで戻ったら売ればよいのかが記者にはわからない。それだけにZEROさんにそのあたりをジックリ聞いてみたかったのだが…。
「それがトレードのキモなんですよ。コツがあるんです。
『押し目を買っていく』『戻りを売っていく』…この言葉の意味を正確に理解すれば、トレードで勝てるようになります。
ただ、それは今はまだヒミツにさせてください」

ん~、知りたいなぁ。押し目買いのコツ、戻り売りのコツ。
しかし、それについては動画コンテンツ「なんで動いた? 昨日の相場」の中で今後、ZEROさんが解説してくれるかも…!? 今は自分で試行錯誤しつつ、その日を待つことにしよう。
(取材・文/ザイFX!編集部・井口稔 撮影/和田佳久)
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※米ドル/円、ユーロ/円は、日本時間10時~翌28時までの時間帯に適用されるスプレッド | ||||
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スプレッド(取引コスト) | 通貨ペア数 | 最低取引単位 | ||
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | ||
0.2銭原則固定 | 0.4銭原則固定 | 0.3pips原則固定 | 30ペア | 1000通貨 |
※日本時間9時~翌27時までの時間帯に適用されるスプレッド。スプレッドはすべて例外あり。ユーロ/円・ユーロ/米ドルは、2023年3月4日までのキャンペーンスプレッド | ||||
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