※この記事は2009年に公開された記事であり、内容に一部古い情報を含みます
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——CFDが荒っぽい投資対象を扱っているという点はわかりましたが、具体的にはそれがどう自分の投資戦略と関係してくるのでしょうか?
■毎日エキサイティングな投資チャンスがある!
たとえば、FXをやる人なら、「今夜は雇用統計だ」とか、そういうイベントのある日を重視しますよね。なぜ、重要指標の発表日が大事になるかと言えばその日、為替が大きく動く場合が多いからです。
でも、たとえば先に挙げたS&P500の例で言えば、毎日平気でドル/円の3.3倍も上下しているわけですから、いわば「毎日が重要指標の発表日」みたいなものなのです。

——すると、毎日エキサイティングな投資チャンスがあるというわけですね。
そうです。ただ、逆にFXの場合は「今日は動かなかったから、このままポジションやストップロスは翌日まで持ち越そう」ということがしばしばあると思うのですが、CFDの場合はその考え方をそのまま持ち込むと失敗します。
——それはなぜでしょうか?
■自分が想定した価格でロスカットできないリスクがある
難しい言葉で言えば、「市場の非連続性」があるからということになりますが…。もう少しわかりやすく説明しましょう。
FXのマーケットは基本「閉まらない」わけです。取引は東京からロンドン、ニューヨーク、そしてまた東京というふうに世界をぐるぐる回って、週末以外の24時間常に行われています。
だから、ロスカットの逆指値を指しておけば、いずれ相場が自分の逆指値に到達した時、自分のイメージどおり、ロスカット注文が執行されることになります。
でも、たとえば、米国の個別株CFDの場合、米国株式市場が閉まると、個別株CFDの取引も中断します。
すると、市場が閉まっている間に何か大きな材料が出ると、さあ大変ということになります。
翌日、自分のロスカットの逆指値注文よりはるかに離れた価格で寄付を迎え、自分が考えもしなかった大きな損害をこうむる危険性があるのです。
——それは怖いですね。
そうです。怖いです。CFDというのはレバレッジが効いていますから、クルマにたとえればF1みたいなものです。パワフルなだけにチョッとアクセルに触れただけで飛び出してしまいます。だから片時も目を離せません。
また、不慣れな一般ドライバーがF1を運転したら大変な事故になりかねません。それと同じ意味で投資初心者にもCFDは勧められませんね。CFDは株式投資やFXをある程度経験した人が取引した方がいいと思います。
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