※この記事は2009年に公開された記事であり、内容に一部古い情報を含みます
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からつづく)
——ただ、デイトレといっても、そう簡単には儲からないと思うのですが?
■5年なら潜在成長力、1~2年なら業績を買うが…
そうですね。これはFXをやっている方なら感覚的にしっくり来るかもしれないですが、私は勝率的には3勝7敗ぐらいでよい、いや、むしろそのくらいの心構えでいないとうまくトレードできないと思っています。
——それはなぜですか?
少し乱暴な説明になりますが…。投資というのは5年といった長期でやる場合は、ある国の潜在成長力や企業の経営者の資質やその会社のビジネス・モデルを買うということになります。
これがもう少し期間が短く、1年とか2年の投資期間であれば、その会社の業績を買うことになります。
■カジノやパチンコと似たデイトレで重要なことは?
それがもっと短くなればテクニカル分析などの重要性が増してくると言えます。
さらに投資期間がデイトレのように極端に短くなると「運」、つまり偶然の要素に委ねられる割合がどんどん増すと思うのです。カジノやパチンコの世界と似てくるわけですね。すると「負けの管理」が重要になってくるということです。
ある程度、負けるのは確率上当然だし、はじめから「そういうものだ」と割り切らないとサクサク損切りできないのです。
逆にたまに勝つ時は最初に説明したようにするすると利益が増えるわけですから、これはロスカットの逆指値を小刻みに切り上げながら、粘ればいいんです。だから儲かり始めたら、その夜は寝ちゃダメです。徹夜。
——徹夜ですか!?
だって宵越しのポジションを持たないのが基本ですから、粘るだけ粘って、市場が閉まる前までには反対売買した方がよいからです。
勝っている時に睡眠を削るのは苦にならないですよね(笑)。
逆の言い方をすれば、あるポジションをCFDで建てたあと、すぐにロスカットの逆指値に入って損が確定してしまったら、神様が「今日はお前はツイてないから、もう寝ろ!」と言っているのだと思って、早く就寝すればいいのです。
もし、どうしても数日間に渡ってポジションを持ちたいという人は与えられているレバレッジ枠いっぱいに相場を張るのではなく、なるべく小さいポジションにしてリスクを調整してトレードしてください。
■投資対象となる原資産の種類が多いCFD
——取り扱っている会社にもよりますが、CFDで投資対象となる原資産はとても数が多いようですね。どのようなものをトレードすればいいのでしょうか?
あまりに選択肢が多いので、最初は目移りしてしまうと思います。
CFD取引に向いているのはある種の個別株だと私は思っていますが、それについてはのちほどお話ししましょう。
最初は比較的親しみのある株価指数から取引したいという人も多いでしょうから、まずは主要国の株価指数のセクター比重について解説したいと思いますが…。その前に、世界のマーケットはアメリカ発のニュースに大きく左右されるということを忘れないでください。
これはたとえば、欧州の株価指数のCFDを取引する場合でも事情は同じです。ちょうど、東京マーケットが前日のアメリカで出た材料に左右されるのと同じように欧州市場もアメリカの寄付き前に出てくるニュースに影響されます。
そうなると、いつアメリカからニュースが出てくるのか、ある程度理解しておく必要があります。
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