※この記事は2009年に公開された記事であり、内容に一部古い情報を含みます
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からつづく)
——CFDにはFXでいう「スワップ金利」のようなものがかかるという話を聞いたのですが…?
■CFDでは売りから入ると金利がもらえる!
それはよい質問ですね。CFD会社が買い付け代金の一部を「立て替えている」という状況は、言い換えれば個人投資家はCFD会社に借金しているわけです。
お金を借りている以上、それには金利がつきますよね。だから、投資家は買いポジションを一晩以上持ち越した時(オーバーナイトした時)、その分の金利はCFD会社に支払わないといけません。
——CFDでは売りからも入れるということですが、それについて詳しく教えてください。
それはすごく大事なCFDの特徴です。CFDの魅力の一つが「カラ売り」、つまり売りから入れるという点にあります。
つまり、相場が下がると思えば、その株を持っている、いないに関係なく、スッと売り注文を出してしまってよいのです。そして思惑どおり、その株が下がれば、安値でそれを買い戻して手仕舞いすればいいわけです。
——売りから入った場合、金利はどうなるんでしょうか?
その場合、株を売った代金がCFD会社に最初に入るわけですから、イメージとしては個人投資家がCFD会社にお金を「貸している」格好になります。
すると、お金を貸しているわけですから、投資家はCFD会社から金利をもらえるわけですね。これも買った場合とおなじく、オーバーナイトした場合のみ、金利が発生します。
——売りから入れば金利がもらえるというのは面白いですね。うまくトレードすれば、下げ相場が楽しくなるかもしれません。
株の信用取引では買いから入れば買方金利がかかりますし、売りから入っても貸株料がかかったり、時には逆日歩がかかることがあります。CFDで売りから入るのは、それに比べると有利ですね。
■相対取引であるCFDでは取引会社の信頼性が特に重要
——今までのお話で出てきたとおり、CFDはFXと似ている側面がありますね。投資家とそれを扱っている会社との相対取引になるという点もその一つです。FXでは取引所取引である「くりっく365」以外は相対取引となっています。
相対取引ですから、自分が取引しているCFD会社が破綻した場合、口座にあった証拠金が戻ってこない可能性があります。
ですから、取引は信頼できるCFD会社で行った方がいいでしょう。
信託保全を導入するなど顧客資産の管理方法は信頼できるか、自己資本規制比率は十分に高いか、どのような企業グループの系列なのか、といったことがチェックポイントになるでしょうね。
——FXのトレードを始める前に、信頼できるFX会社かどうかチェックするポイントと同じですね。では、トレード感覚も、CFDはFXと同じと考えてよいのでしょうか?
CFDとFXは基本的なしくみは同じですが、だからといって、同じ感覚で取引するのは危険です。
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