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西原宏一・大橋ひろこの「FX&コモディティ(商品) 今週の作戦会議」

5月6日(金)が相場の転換日となる可能性!? 今週も米ドル/円の押し目買い方針を継続、米国の金利以外の要因で下げた局面は買い場

2022年04月18日(月)15:13公開 (2022年04月18日(月)15:13更新)
西原宏一&大橋ひろこ

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ニュージーランド、カナダ大幅利上げでも「米ドル1強」

先週(4月11日~)はニュージーランドやカナダが利上げしました。


ともに0.5%の大幅利上げですが、ニュージーランドドルの上昇は続かず反落しています。

ニュージーランドドル/円 日足
ニュージーランドドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

米利上げへの注目度が非常に高いため、BOC(カナダ銀行[カナダの中央銀行])やRBNZ(ニュージーランド準備銀行[ニュージーランドの中央銀行])がいくら利上げしようが勢いが続かず、結局は「米ドル1強」となってしまいますね。

4月14日(木)のECB(欧州中央銀行)理事会では、量的緩和終了の具体的な日程を示さず、一部にあった「今夏にも利上げ」との期待は大きく後退しています。

ラガルドECB総裁はハト派なスタンスでしたね。


やはり米ドル1強なのでしょう。

米長期金利が3%を超えてくると、米ドル/円も130円を超えてくるのでは

日銀は黒田総裁が量的緩和継続のスタンスを強調し、円安が続いています。


アベノミクス高値の1米ドル=125.86円も更新してきましたね。

【参考記事】
米ドル/円は、125.86円の黒田シーリングを目指してもおかしくない! どこかで崩れそうなチャートだが、短期的には上に行きたそう(4月11日、西原宏一&大橋ひろこ)

米ドル/円 月足
米ドル/円 月足チャート

(出所:TradingView

足もとでは、米ドル/円と米長期金利(米10年債利回り)の相関が非常に高まっています。


FRB(米連邦準備制度理事会)は5月、6月と連続して0.5%利上げの見通しで、米長期金利も遠からず3%を超えてくるのでしょう。


この相関性だけを考えれば、3%を超えてくると米ドル/円も130円を超えてくるのでは

米ドル/円&米長期金利(米10年債利回り) 日足
米ドル/円&米長期金利(米10年債利回り) 日足チャート

(出所:TradingView

「米ドル売り・円買い介入」のウワサは?

今朝(4月18日朝)、黒田日銀総裁は国会答弁で「大きな円安や急速な円安はマイナスが大きくなる」と答弁し、これまで繰り返してきた「円安は日本経済にプラス」とする基本姿勢をやや変えてきました。

ユニクロの柳井さんが「円安のメリットはまったくない」と話しているように、産業界からは円安への懸念が出ていますし、一部では米ドル売り・円買い介入のウワサもささやかれています。

【参考記事】
円高方向への転換はないが、今後、円安のスピードは鈍化する。今の米国にとって、「米ドル高・円安」は歓迎すべき状況(4月14日、今井雅人)

日銀は円安バイアスが強まることも想定した上で、金融政策を変えないスタンスでしょうから、円買い介入は矛盾しています。


円安が嫌ならば、介入ではなく金融政策を転換すればいいことです。


円安を気にしているというよりは、スピードが速すぎる、ということでしょうか。

1か月で10円上がっていますから、速すぎるとは言えるでしょうね。

4月21日に日米財務相会合には要注意

そんな中、今週(4月18日~)は4月20日(水)にG7(先進7カ国)財務相会合、4月21日(木)には日米財務相会合が予定されています。


特に、日米会合後の会見やリリースには要注意ですね。

米国もインフレですから、米ドル高は望ましい


日米共同で円高へ向かわせるようなことはないでしょう。

資源価格の高騰が収まれば、インフレも多少は落ち着くのでしょうが、先週は米国産の天然ガス価格も上昇してきました。

欧州産天然ガスに比べると弱かったのですが、ついに上がってきましたね。

NY天然ガス先物 日足
NY天然ガス先物 日足チャート

(出所:TradingView

背景にあるのは、ロシアへの天然ガス依存を脱却して、米国産へ切り替える動きが加速するとの思惑


これも米ドル高要因となりますね。

「5月6日」が転換日となる可能性

円安の要因として、中国を指摘する声もあります。


これまで中国経済の成長で、日本が活性化していた部分もありますが、上海のロックダウンなどで中国が失速し、円安に結びついている、との意見です。

上海のロックダウンはまだ続いていますし、西安でもロックダウンに入りました。


中国に工場があるアップルではiPhoneの出荷に遅れが生じるようですし、テスラの中国工場も操業を停止しています。

中国に異変があったからといって、テスラやアップルの株価が下がっていたようには思いませんが、これから効いてくる可能性はありそうですね。


米金利上昇局面では、ただでさえハイテク系の銘柄は弱いですから。

株価の面でも為替の面でも、5月6日(金)は大きく注目されそうです。


FOMC(米連邦公開市場委員会)は0.5%利上げすることが見込まれているほか、QT(バランスシート縮小)の詳細が見えてきます。


日本では、4月分の都区部CPI(消費者物価指数)が発表されます。


4月以降のCPIは、携帯料金大幅値下げの影響が剥落しますから、2%を超えてくる可能性が大きい


5月20日(金)に発表される全国CPIの先行指標として注目です。


これまでの流れが変わるかもしれませんね。

米利上げを受けて、株式市場がグラッとするかもしれませんね。


いずれにせよ、今週も米ドル/円の押し目買い方針継続でしょう。


「米金利以外の要因で下げたところは買い場」と考えていいのでは。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

(構成/ミドルマン・高城泰)

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