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西原宏一・大橋ひろこの「FX&コモディティ(商品) 今週の作戦会議」

1米ドル=130円の可能性は、日銀の利上げ
ムードが高まりそうな夏、秋くらいまでに、十分
ある! 1円から1.5円程度の押し目を拾いたい

2022年03月28日(月)15:36公開 (2022年03月28日(月)15:36更新)
西原宏一&大橋ひろこ

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「指し値オペ」予告で、米ドル/円は123円へ急騰

今朝、3月28日(月)10時10分、日銀が指し値オペの実施を予告すると、米ドル/円が急騰。123円に到達しました。


イールドカーブ・コントロール(YCC)の枠組みでは、日本の長期金利(10年債利回り)が上限の0.25%付近まで上昇すれば、粛々と国債を買っていくのは当然なのですが、過剰に思えるほどの反応ですね。

米ドル/円 5分足
米ドル/円 5分足チャート

(出所:TradingView

RBA(オーストラリア準備銀行[豪州の中央銀行])もYCCを行っていましたが、昨年(2021年)10月に突然、国債の買い入れを見送り、豪長期金利が急騰したことがありました。


直後のRBA会合でYYCの停止を発表しましたが、同じようなことを日銀がやれば、インパクトは大きすぎる


日本の長期金利が上がれば、粛々と買わないといけないのでしょう。

円安トレンドは日銀の政策転換まで続く

市場では、1米ドル=130円どころか150円との声も出てきましたね。

日本は資源価格が急騰しても海外から買わざるを得ないし、一方で、日本企業の生産拠点は海外移転が進んでいます。


日本国内から海外へ売るものがなく、海外から買う一方となれば、日本全体の収支としては赤字に大きく偏ることになる。


為替市場は円安になって当然、との見方もできます。

「悪い円安」論も増えてきましたね。


政府から、円安牽制発言が出てくるリスクもゼロではありません


7月にはリフレ派の日銀審議委員が退任し出口論者へと交代、さらに黒田総裁の任期も来年(2023年)4月です。


年後半には、後任人事が取りざたされて利上げムードが高まるでしょうから、円安トレンドの賞味期限は夏、秋くらいまででしょうか。

それまでに1米ドル=130円という可能性も十分ありそうです。


ロシアのウクライナ侵攻を境にして、為替市場のゲームチェンジが起きています。


今回のゲームチェンジは、ボラティリティの高まりです。


豪ドル/円は今月(3月)、10円近く上昇していますし、米ドル/円も120円を超えてから1週間足らずで123円まで駆け上がりました。

豪ドル/円 日足
豪ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

新年度の本邦勢は外債投資に消極的?

今週(3月28日~)は月末、期末、年度末です。この影響もありそうですね。

オプションの関係で、年度末までに慌てて米ドルを買わないといけない企業がありましたが、新年度になればいなくなる


一方で、新年度に入ればニューマネーが外国債を買ってくる動きも出てくるでしょう。

ただ、米長期金利は2.5%に達して、債券価格は暴落しています。


これだけ外債が急落する中、本邦勢は外債投資にそれほど積極的にならないのでは、との見方もありますね。


年度切り替わりでのトレンド調整にも気をつけたいですね。

中国に目を移すと、上海市の東部がロックダウンされました。


テスラの上海工場も、4日間の生産停止です。


豪ドルへの影響を懸念する声もありますが、個人的には豪ドルと中国の相関は、すでにデカップリング(切り離し)していると見ているため、影響は限定的でしょう。

プーチン失脚近し、との分析も。そのときユーロはどう反応するか

ウクライナ情勢も進展がありましたね。


ロシアのプーチン大統領はウクライナ東部へ重心を移す方針を発表。


キエフ攻略に失敗したためとの見方が高まっています。

プーチンの失脚近し、との分析も増えていますね。


ウクライナ情勢が落ち着くと、ユーロが反転する可能性があります。


特に、下げ幅の大きかったユーロ/豪ドルが反転するときには、豪ドルが他通貨に対して売られる可能性がある。


一方で、ロシアの不安定化はユーロの下落を誘う可能性も考えられ、ユーロは手が出しづらいですね。

ユーロVS世界の通貨 日足
ユーロVS世界の通貨 日足チャート

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロVS世界の通貨 日足

いずれにせよ、ウクライナ情勢はマーケットの主役から遠ざかりつつありますね。


今週は金曜日(4月1日)に米雇用統計ですが、労働市場の動向に関係なく、FRB(米連邦準備制度理事会)は利上げを進めていくでしょうし、大きなイベントにはならなそうです。

原油市場の注目はベネズエラ産原油の輸入再開

コモディティ市場はいかがですか?

OPECプラス(※)閣僚級会合が3月31日(木)に開かれますが、それよりも注目は、ベネズエラへの経済制裁解除。


ベネズエラ産原油の輸入再開をめぐる米国との協議が進んでいます。


輸入再開となれば、原油価格はいったん調整するかもしれず、交渉の行方には注意が必要です。


ただ、ベネズエラがすぐに増産できるかというと、設備の老朽化や人員の流出といった問題もあり疑問です。

(※編集部注:「OPECプラス」とは、OPEC(石油輸出国機構)にOPEC非加盟の主要産油国を加えた枠組みのこと)

今週の戦略としては、米ドル/円か豪ドル/円の押し目買い継続でしょう。


今、スクエアなら米ドル/円でいいかもしれません。


トレンドが続くのなら、調整幅は1円から1.5円程度でしょうから、買い指値を並べておき、落ちたところを丁寧に拾っていくのがよさそうです。

豪ドル/円 日足
豪ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

(構成/ミドルマン・高城泰)

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