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西原宏一の「ヘッジファンドの思惑」

豪ドル/米ドルの下落に警戒! 米国の連続
利上げが続く中では、株安・資源国通貨安の
展開か。市場は「セル・イン・メイ」に突入

2022年05月13日(金)09:17公開 (2022年05月13日(金)09:17更新)
西原宏一

今井雅人は資金5倍トレード達成!米ドル/円の攻めトレードが成功したのには理由があった!

米CPIの発表後、米金利低下を受けて、米ドル/円は127円台ミドルまで反落

 みなさん、こんにちは。

 今週(5月9日~)の最重要イベントは、5月11日(水)に発表された米CPI(消費者物価指数)でした。

 4月のCPI上昇率は前年同月比で8.1%への鈍化が予想されていましたが、結果は8.3%(8.1%という数字で鈍化という表現自体がおかしいのですが…8.1%でも極めて高い数字です!)。

 米10年債利回りは再び3.0739%に反発。呼応して、米ドル/円は130.81円と一気に1円強反発しました。

 しかしその後、米国株が急落。ナスダック総合指数が下落幅を拡大したことで、「リスクオフ=株安・債券高」の展開となり、米金利が低下。

 結果、米ドル/円が127円台ミドルまで反落しています。

(※編集部注:筆者執筆時点(5月12日)では129円台ミドルまでの下落でしたが、その後、127円台ミドルまで下落したため上記レートを変更しています)

米10年債利回り 日足
米10年債利回り 日足

(出所:TradingView

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足

(出所:TradingView

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米ドル/円は中期上昇トレンドは不変も、いったん調整局面へ

 これまでの相場は「米金利上昇、米ドル/円上昇、米国株下落」という流れでした。

 ところが、米国株の下落トレンドが鮮明化する流れでは、「リスクオフ=株安・資源国通貨安・米ドル高・円高」の展開に。

 繰り返しますが、FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げとバランスシートの縮小が本格化するのはこれから。

 FRBの連続利上げが予想される中では、どうしても「株安・円安」ではなく、「株安・資源国通貨安」の展開になりそう。

結果、中期の上昇トレンドは変わらずも、米ドル/円はいったん調整局面に。

米ドル/円 週足
米ドル/円 週足

(出所:TradingView

「セル・イン・メイ」に突入。米国株急落の懸念が拡大してきた

 では、セル・イン・メイの環境下、FXにおいて、通貨ペアはなにを選択すればいいのでしょうか?

 日本のゴールデンウイーク明けのマーケットでは、4月25日(月)に公開した 西原宏一・大橋ひろこの「FX&コモディティ(商品) 今週の作戦会議」でピックアップした、セル・イン・メイの様相を呈してきました。

【参考記事】
豪ドル/米ドルの売り戦略で! 米国株の下落によるリスクオフの米ドル買い、米金利の反転、中国経済の失速などに警戒(4月25日、西原宏一&大橋ひろこ)

 「セル・イン・メイ」、つまり「米国株安」。

 5月に入り、これから始まる本格的な米国の利上げに加え、中国を筆頭とする世界的な需要低下による株価急落の懸念が拡大してきました。

 今年(2022年)に入って「米金利高=米ドル高」という流れであっため、株急落局面においても、米ドル/円は続伸してきました。

 ところが先週(5月2日~)からの米国株、特にナスダック総合指数の下落幅が拡大してくると、「株安・債券高・金利安」」の流れとなり、米ドル/円の上値が抑えられ、米ドル/円は127円台ミドルまで反落しました。

ナスダック総合指数 日足
ナスダック総合指数 日足

(出所:TradingView

 これまでウクライナ問題や、日銀の毎営業日指値オペなど、従来であれば米ドル/円に多大な影響を与えそうな材料も噴出していたのですが、最終的にはそうした要素はノイズでしかなく、米ドル/円は米10年債利回り(もしくは米2年債利回り)の上昇に追随してきました。

 しかし、米10年債利回りの重要なポイントである3.20%レベルを超えられず、米国株の下落とともに、米金利は3.00%台を割り込んで来ました。

米10年債利回りが高値圏のもみ合いにはいってきたため、米ドル/円も当面128~132円のレンジで推移しそうです。

米ドル/円 週足
米ドル/円 週足

(出所:TradingView

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豪ドル/米ドル重要な節目を下抜けて下値拡大。0.6759ドルがターゲットに

 一方、株安はリスクアセットである豪ドルの下落要因となります。

 注目は豪ドル。以下は、豪ドル/米ドルの週足チャートです。

豪ドル/米ドル 週足
豪ドル/米ドル 週足

(出所:TradingView

 豪ドル/米ドルは、2020年3月19日のコロナショックで急落した0.5510ドルという安値から反発開始。翌年(2021年)の2月25日には0.8007ドルという高値まで大きな押し目もなく急騰しました。

 その後、調整を繰り返すも、0.7000ドルという節目の水準でロング(買い)にしておけば、100%収益が上がるという相場が続いていました。

 ところが、今回の米国株の急落と中国経済の低迷による下落で、0.69台ミドル~0.7000の重要なポイントを下抜いてきました。

 前述の豪ドル/米ドルの高値と安値をフィボナッチリトレースメントで分析すると、以下のようになります。

豪ドル/米ドル 週足
豪ドル/米ドル 週足

(出所:TradingView

 つまり、過去1年に渡って38.2%レベル(0.7000±50pips)で必ず反発していた豪ドル/米ドルが今回は、そのレベルを明確に下抜けてきたことになります。次は、50%戻しの0.6759ドルがターゲットです。

 米金利の続騰により、米国株の下落幅がさらに拡大すれば、重要な節目を割り込んだ豪ドル/米ドルの下落余地はさらに拡大することになります。

 今年(2022年)は、米金利の上昇からセル・イン・メイの展開が予想される中、下落幅が拡大している米国株と、豪ドル/米ドルの行方に注目です。


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